トリニダードの新生児集中治療室で「4日間で7人の乳幼児が細菌感染症で死亡」

 

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トリニダードの病院で7人の子供が細菌感染で死亡

saltwire.com 2024/04/12

Seven children die from bacterial infection at Trinidad hospital

トリニダードのポート・オブ・スペイン総合病院で、4日間で 7人の幼児が細菌感染症により死亡したと島の保健当局が発表した。ポート・オブ・スペイン総合病院は、島の首都の主要な医療施設だ。

病院の管理を担当する同国の北西部地域保健局の発表によると、集団感染は同病院の新生児集中治療室で発生した。

子どもたちは遅発性新生児敗血症で死亡した。新生児敗血症は急速な発症と潜在的に壊滅的な結果をもたらすことで知られる疾患だ。

トリニダード保健当局によると、犠牲者は全員、生後 32週未満であり、早産で集中治療の支援が必要な子どもたちだった。

保健局によると、検査室の調査により、病棟内に少なくとも 3種類の懸念される細菌、セラチア・マルセセンス、ESBL肺炎桿菌、およびクレブシエラ・エアロゲネスが存在することが判明したと述べた。

保健局は昨夜の声明で、「高用量の抗生物質を投与し、高度かつ集中的な心肺サポートを提供したにもかかわらず、この感染症が早産児の一部の命を奪った」と述べた。

保健局によると、病棟には細菌を殺すための化学薬品が散布されており、4月7日以来新たな死者は出ておらず、流行は抑えられているという。

トリニダード政府は汎アメリカ保健機関(PAHO)に対し、乳児の死亡に関する調査への協力を要請したと、同国のテレンス・デヤルシン保健大臣が 4月12日、同島の議会で明らかにした。

同氏は、政府は何が起こったのかを調査したいと考えており、独自の内部調査とは別に、地域団体の協力を求めていると述べた。