科学者たちが113年前の技術に基づいて「永久に持続する」土燃料の電源を発明

 

これは土中の微生物を使用するもので、以下の記事にある「植物発電」と原理は似ていると思われます。

(参考記事)オランダの女性たちが発見した奇跡のエネルギー生成 : 生きた植物と生きた微生物と水のコラボレーションが生み出した驚異の発電法 – Plant-MFC
In Deep 2015年07月04日


科学者たちが土を燃料とする「永久に持続する」電源を発明

independent.co.uk 2024/01/17

Scientists invent dirt-fuelled power source that ‘lasts forever’

英国の植物学者によって初めて開発された113年前の技術に基づいた土壌微生物燃料電池

科学者たちが、土から集めた電気によって無限の電力を供給できる新しいタイプの燃料電池を開発した。

米国のノースウェスタン大学のチームは、この単行本サイズのユニットは、農業で使用されるセンサーやインターネットのリモートデバイスに電力を供給するために使用できる可能性があると述べている。

この技術は土壌内に自然に存在するバクテリアから電気を生成することで機能し、有毒で可燃性の電池に代わる持続可能で再生可能な代替手段を提供する可能性がある。

ノースウェスタン大学の土木・環境工学准教授、ジョージ・ウェルズ氏は「これらの微生物は遍在しています。どこの土壌にも生息しているものです」と述べた。

「非常に単純な設計システムを使用して、電力を回収することができます。このエネルギーで都市全体に電力を供給するようなシステムではありません。しかし、実用的な低電力アプリケーションの燃料として微量のエネルギーを回収することはできます」

土壌ベースの微生物燃料電池 (MFC)は、微生物からの発電に初めて成功した英国の植物学者マイケル・クレッセ・ポッターによって初めて開発された 113 年前の技術に基づいている。

最初の商業的応用が提案されるまでには 21世紀までかかった。

研究を主導したノースウェスタン大学の卒業生ビル・イェン氏は以下のように語った。

「私たちは、デバイスの分散ネットワークに電力を供給するために、環境に危険なリチウム、重金属、毒素ではない低量のエネルギーを提供できる代替手段を見つける必要があります。微生物が分解できる有機炭素が土壌中に存在する限り、燃料電池は潜在的に永久に使用できる可能性があります」