何だか赤いオーロラばかりが出ますね。以下は、ロシア、中国、北海道で最近観測された赤いオーロラの報道です。
・ロシアと中国で「赤いオーロラ」が観測される (BDW 2023年12月2日)
・北海道で赤いオーロラが観測される (BDW 2023年12月2日)
(参考記事)ウクライナの赤いオーロラを見て、第二次世界大戦前夜にヨーロッパ全体の空がオーロラに包まれたときを思い出し、そして、ファティマの聖母の言葉を思い出す
In Deep 2023年11月7日
モンゴルの空が、不思議なことに血のように赤く染まった
indiatoday.in 2023/12/02
Skies in Mongolia mysteriously turn blood-red. Pictures show eerie phenomena
この珍しい天体現象の発生は、科学者たちに低緯度での太陽嵐の影響を研究する、またとない機会を与えた。
12月1日と 2日初めにモンゴルで最も珍しいオーロラ現象が発生し、この異常な天体表示によりモンゴルの上空が血のように真っ赤に染まった。
この強烈な色は、地球に衝突した大規模な太陽嵐の最初の影響によるものと考えられており、見ていた人々に畏怖の念を抱かせるのに十分な光景を生み出した。
オーロラとして知られるこの現象は通常、極の近くで発生し、多くの場合、色は緑だ。
しかし、モンゴルで観測されたオーロラは、印象的な深紅の色合いで、大気がはるかに薄い地表から 241キロメートル以上の高高度での太陽粒子と酸素の相互作用によって引き起こされる珍しいものだった。
この特定の赤の色合いは、オーロラの中で最も珍しい色と考えられており、その出現は激しい太陽活動の期間と密接に関連している。
この現象の原因となった現在進行中の太陽嵐は、 2023年 11月 27日に発生した太陽からの複数のコロナ質量放出 (CME) の結果だった。これらの CME は高エネルギー粒子の集中砲火を地球に向けて飛ばし、その最初の波が到ました。
赤いオーロラは、これらの太陽粒子が高高度で酸素分子と衝突した結果だ。
このような高さでは、酸素の密度が低く、衝突の頻度が低くなり、その結果、より一般的な緑色ではなく赤色の光が放射される。このプロセスはネオンライトの動作に似ており、励起されたガス原子が基底状態に戻るときに光子を放出する。
モンゴルでのこの赤いオーロラの発生は、科学者たちに低緯度での太陽嵐の影響を研究する、またとない機会を与えた。
この光景は魅惑的に見えるかもしれないが、太陽の計り知れない力と、テクノロジーに依存した現代の社会に対する太陽気象の潜在的な影響を思い出させるものでもある。