カナダでも「ウイルスの重複感染」による子どもで病院があふれている模様

カナダでは「医師の心臓突然死」が続いていまして、いろいろと問題は複雑かもしれません(カナダには医療従事者のブースター接種義務がかつてありました)。突然死したカナダの医師の数は、4月までで 150人に達していましたが、その後はわかりません。この数に看護師は含まれていません。

(参考記事)カナダで「突然死」した医師の数が150人に達する
地球の記録 2023年4月24日


マクマスター小児病院の救急治療室にウイルス性疾患の患者があふれ、子どもたちは廊下でケアを受けている

The Spec 2023/11/26

Kids cared for in hallways as viral illness overflows ER at McMaster Children’s Hospital

病気の子どもの急増と深刻な人員不足によるプレッシャーは非常に大きいと病院は述べた。

ハミルトン(カナダ・オンタリオ州)で、ウイルス性呼吸器疾患が急速に増加しているため、マクマスター小児病院では、廊下で子どもたちのケアをしなければならなくなっている。

「インフルエンザ、RSウイルス、新型コロナウイルスで入院する子どもの数は先週から大幅に増加しており、今後も増加し続けると予想されています」と救急治療室の医師エイプリル・カム医師は語った。

「残念なことに、病室は満員で、廊下に置いたベッドに子どもや十代の若者たちが座っているのを見かけるところまで事態は来ています」

子どもたちの中には同時に複数のウイルスに感染している人たちもおり、 11月20日の時点で 27人が入院するほどの重症となり、そのうち 17人がRSウイルスに感染していた。

「私たちのスタッフは間違いなく最善を尽くしていますが、プレッシャーは非常に大きく、懸念されているのは、今後もこの傾向が続く可能性があることです。これは始まりにすぎないかもしれません」

患者数の急増に伴い、ハミルトンの病院は大幅な人員不足に悩まされており、9月25日時点でマクマスター病院だけで 365名の欠員があり、そのうち 94名が看護師となっている。

マクマスター病院は人員が非常に不足しており、最近 160人の従業員を雇用したにもかかわらず、仕事は追いついていない。

さらに、ハミルトン公衆衛生サービスは、医療従事者たちの間で自身が体調を崩して仕事を休む職員が増えていると述べた。

「例年になく人員不足が深刻で、病院や救急部門はそれを痛感しています」とカム氏は語った。

「出勤している看護師や医師にとっては本当に大変です、待合室は常に満員で、そして…ケアが必要な病気の子どもたちが、本当に、本当にたくさんいます」