「全体としては家計と企業は負債の返済能力を維持している」という米FRB副議長の談話

 

(参考報道) 米国の中小企業の40%近くが10月に家賃を支払うことができなかった (2022/11/04)

> 企業の 3分の 1が閉鎖のリスクにさらされている…


米金融システム、急速な世界金融引き締めに適応=FRB副議長

ロイター 2022/11/05

米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード副議長は、今年に入り世界の中央銀行が急速に金融状況を引き締めたものの、米国の家計や銀行、企業はこれまでのところ持ちこたえているという認識を示した。

FRBが4日公表した半期金融安定報告書で、ブレイナード副議長は「これまでのところ、家計や企業の負債はおおむね安定しており、金利の上昇にもかかわらず、全体としては家計と企業は負債の返済能力を維持している」と指摘した。

さらに「急速かつ同時の世界的金融政策引き締め」のほか、インフレ急騰や進行中のウクライナでの戦争などのリスクによって、主要金融市場における流動性の逼迫といった「脆弱性の増幅につながる恐れがある」という懸念を改めて示した。