「ジンバブエに大量飢餓の脅威」という報道

 


ジンバブエに大量飢餓の脅威

nyadagbladet.se 2024/04/8

Massvält hotar Zimbabwe

すでに機能不全に陥っているジンバブエの農業生産は、極度の干ばつによってさらに悪化している。現在、ジンバブエ政府は、今年はほぼ 300万人が飢えを強いられるだろうと述べている。

ロイターの記者たちは、家族の生存を確保するために穀物、エンドウ豆、食用油を手に入れるために、村人たちがグループで立って名前を呼ばれるのを待っている様子が目撃されたと報告している。

「ありがたいですが、食料は1か月しかありません。作物が枯れてしまった」と 71歳の女性が言います。

2000年代に入って以来、この国は食糧生産に関して大きな問題を抱えてきた。これは当時のロバート・ムガベ大統領がジンバブエ白人が所有する農場を接収する決定を下し、代わりにジンバブエの経験が限られているかまったくない人々に管理を引き渡す決定を下した後のことだ。

ジンバブエの政治指導部は、とりわけ「土地分配の不均衡を是正する」という「正義の理由」により白人農民の農地を没収したと主張したが、批評家らはこの行為が農民の基本的な考え方に部分的に違反していると指摘している。人権だけでなく、農場は与党ザヌ・PF に忠実な縁故主義者に任されることが多かったということもある。

この決定は国の食糧供給の完全な崩壊につながり、ほぼ25年間、多くのジンバブエ人が生きるために援助に依存してきた――かつては「アフリカの穀倉地帯」と呼ばれていたこの国で。

アフリカの多くの国に影響を及ぼした特定の種類の干ばつによって食糧危機はさらに悪化し、現在 270万人以上が飢餓の危険にさらされている。ジンバブエを襲った「エルニーニョ干ばつ」は通常 10年に 1度しか起こらないが、最悪の場合は 1年以上続くこともある。

ロイター通信によると、重要なトウモロコシ生産量が 50%減少したことなどを受け、政府は非常事態の導入も検討しているという。

国連の世界食糧計画(WFP)は、これまで特に干ばつの影響を受けている4つの地区で約27万人を支援しているが、すべての人に食料を提供するのに必要な資源はないと述べている。