ルーマニアでコロナでもインフルエンザでもない肺炎患者が急増

 


ルーマニアで肺炎患者が急増

Romania TV 2024/03/01

Explozie a cazurilor de pneumonie în România

インフルエンザや新型コロナウイルスの感染者数は減少しているにもかかわらず、病院は肺炎の感染者数の増加に直面している。数十人がこの肺疾患でスラティナ郡救急病院に入院しており、他の多くの人が自宅で治療を受けている。ビストリタでは今年初めから現在までに 270人以上の肺炎患者が登録されており、6人の患者が死亡した。

ルーマニアで肺炎患者が急増している。インフルエンザと新型コロナウイルスの感染者数は大幅に減少したが、肺炎の患者数は増加した。

スラティナ郡救急病院には、子供も大人も含めて 40人以上がこの症状で入院している。人々は症状を訴えて医師を受診し、検査の結果、肺炎の診断を受けた。医師たちによると、肺炎の主な症状は咳、発熱、さらには胸痛や腹痛だという。

ウイルスは非常に簡単に伝染すると医療専門家は警告する。そして最も重要なアドバイスは、病気の最初の症状が現れたら医師の診察を受けることだという。

ルーマニア公衆衛生総局が伝えたデータによると、ビストリタ=ナシャウド郡では先週、肺炎による 6人の死亡が記録された。

2月19日から 25日の週に郡内の約 2,700人が呼吸器疾患と診断され、症例数は 2月12日から 18日の週とほぼ同様であった。

上記の期間に、郡内ではインフルエンザの症例が 25件報告された。ほとんどが 65歳以上の年齢層で登録されていた(8件)。6人の患者が入院を必要とした。

上気道の急性感染症に関しては、上記期間中に 2,380人の症例が登録され、そのうち 29 人が入院した。上気道の急性感染症のほとんどの症例は 5~ 14歳のグループ (735 件) で登録され、次いで 15~ 49歳のグループ (702 件) だった。

2月19日から 25日までの間に、医師たちは 274件の肺炎を報告し、62人が入院したと報告した。最も影響を受けた年齢層は 65歳以上(82件)で、次いで 15~49歳(65件)だった。

肺炎と診断された人の死亡も 6人あり、内訳は 65歳以上が 4人、15~49歳が 1人、50歳~64歳が 1人だった。