英国の2023年の子どもの死亡数がデータ収集開始以来最多に。その多くが「胎児か赤ちゃん」

医学誌 BMJ (ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル)に掲載された記事ですが、会員限定記事ですので、冒頭だけのご紹介となります。

しかし、英国だけではなく、同じようなことが起きていそうな気もします。たとえぱ、以下は EU の「0 – 14歳」の超過死亡数の推移ですが、2022年は、子どもの死亡がとても多かったことがわかります。


euromomo.eu

今後この傾向がおさまるのかどうかは今のところはわかりません


「許されることではない」:子供の死亡の増加に対して行動を促す必要があると保健当局トップが警告

bmj.com 2023/11/10

“Unforgivable” rise in deaths in children must prompt action, health leader warns

英国における子供の死亡数は過去 1年間で 8%増加し、子供 10万人あたりの死亡者数は 29.3人から 31.8人 (3,743 人) となり、2019年にデータ収集が開始されて以来最高となっている。

全国児童死亡率データベースのデータによると、2023年3月31日までの 1年間に、 1歳から 17歳までの子供の死亡は前年比 16%増加し、1歳未満の子供の死亡は 4%増加した。2022年12月の死者数は合計 391人で、2019年以降の単月としては最多となった。

調査された死亡例(3271例)のうち、最も一般的と思われる原因は周産期または新生児期の出来事だった…

(※ 注) 周産期というのは「妊娠22週から出生後7日未満までの期間」の胎児です。