子ども向けのトランスジェンダー衣料品が批判を受けている米小売り大手ターゲット株価が手に負えない下落

 

4月4日 – 5月30日までのターゲット株の推移


ターゲット株、約5年間で最長の連敗記録

zerohedge.com 2023/05/31

Groom And Doom: Target Shares Mark Longest Losing Streak In Almost 5 Years

小売業者ターゲットの株価は 5月30日に 3.8%下落し、損失は 8セッションまで拡大し、同社の株価は 2020年8月以来の日中最低水準となった。

5月17日の決算を受けて株価は一時小康状態を保っていたが、その後はトランスジェンダーをテーマにした同社の子ども向け衣料品をめぐる論争が高まり続け、取引が進むたびに下落した。

この下落は、同社にとって2018年11月以来最長の連敗記録となった。

明日ターゲット株が再び下落すれば、これはドットコム崩壊以来最長の連敗となる。

一方、ターゲットの時価総額は過去 8日間で 125億ドル (約 1兆7400億円)下落し、2020年第2四半期の新型コロナウイルスによるロックダウン以来最大の下落となった。

反発を受けて、ターゲットは更なる反発を避けるため、6月のプライド月間に先立ってアメリカ南部と地方の一部の店舗で物議を醸している LGBT をテーマにした商品を撤去したと伝えられている。

一部の製品は、トランスジェンダーの人々向けの、性別にとらわれない水着から、ジェンダー自由自在のコーヒーマグまで多岐にわたっている。

このような突然の行動の背後にある理由は、「バド・ライトがここ数週間受けたような反発を避けるため」であると関係者は語った。

最近では、Fox News が、ターゲットのマーケティング担当副社長であるカルロス・サーベドラ氏が、学校でトランスジェンダーの取り組みを推進している組織の会計係であると報じた。

最後に、「マルバニー事件」 (※ ビールのバドライトが、トランジェンダーを缶デザインに起用して、大規模な不買運動に至った出来事)以来、劇的にバドのパフォーマンスが下回ったことを考えると、米国のごく少数の人々に美徳を伝えるよりも利益とその雇用が重要であることを企業が知るのにどれくらいかかるのだろうか。

ある時点で振り子は振り返る。