(※) 非常に巨大な太陽フレアだったようですが、今後、数日で、その太陽黒点が地球に向いてきます。
非常にまれな CME
DR.TONY PHILLIPS 2023/03/15
Extremely Rare CME
太陽の裏側で何か大きなことが起きた。
3月13日の早い時間帯に、NASA の太陽観測衛星 SOHO のコロナグラフは、太陽を 3000 km/s よりも速く離れる遠方の CME (コロナ質量放出)を記録した。
その極端な速度のため、この CME は「非常にまれ」に分類される。このイベントの NASA モデルは、 CME が、ほぼ真っ直ぐ地球に向かっていることを示している。
CME は地球に向けられたものではないが、それでも地球に影響を与えている。NOAA の GOES-16 衛星は、すべて CME の裏側から地球に到達する粒子を検出した。
このことから、その太陽裏側での爆発がどのようなものだったか想像できる。地球の磁場は粒子を極に向けて集中させており、極キャップ吸収 ( PCA ) の一種である電波遮断が進行中だ。
広い赤い領域の地域の上空を飛行する飛行機は、落下する陽子の電離効果のために、短波ラジオが機能しないかもしれない。この PCA は 1 日以上持続する可能性がある。