韓国で12 – 17歳の児童・生徒たちに対してもコロナワクチンを接種

韓国で12-17歳の新型コロナ感染者急増

朝鮮日報 2021/09/01

8月3100人…累積感染者数は1万1601人に達する

韓国国内では最近、12-17歳の年齢層で新型コロナウイルス感染者が大幅に増えていることが分かった。

政府は9-12月期から12-17歳の児童・生徒たちに対しても新型コロナワクチンを接種する方針を明らかにした。

防疫当局が先月31日に明らかにしたところによると、新型コロナウイルス感染症発生以降、国内の12-17歳の累積感染者数は1万1601人に達し、このうち3人が重症で状態が悪化したことが分かった。

月別感染者数を見ると、新型コロナ流行初期の昨年2月は30人程度だったが、流行第3波がピークだった昨年12月に971人に増えた。そして、第4波開始と相まって7月に2211人に急増、8月には3100人に達した。流行の規模に応じて12-17歳の感染者も急増しているということだ。

一部の保護者たちの間で子どものワクチン接種の安全性に対し懸念の声が出ると、防疫当局は「米国・カナダ・日本・シンガポールなど海外における12歳以上の接種事例と研究を通じ、安全性と有効性が検証された」と述べた。

新型コロナ予防接種対応推進団のキム・ギナム接種企画班長は「米国で実際に接種した事例を分析すると一般的な副反応がほとんどで、死亡事例の中に心筋炎やワクチンとの因果関係が示唆される事例はなかった」と語った。

韓国で数多くの女性たちがワクチン接種済みの不正出血と月経異常を訴えている

 

「シーツがぬれるほど不正出血」…韓国でワクチン接種済みの一部女性たちが月経異常訴え

朝鮮日報 2021/09/01

韓国で新型コロナワクチンを接種した女性の一部が月経不順や不正出血などの異常反応を訴えていることが分かった。疾病管理庁は月経異常の反応について特に知らせておらず、女性たちの間で不安が高まっている。

青瓦台国民請願ホームページには31日、「女性不正出血を新型コロナワクチン副反応として申告できるようにしてください」というタイトルの請願文が投稿された。

請願人は「複数の女性たちにワクチン接種後、月経周期でないのに不正出血が発生する事例が頻繁に発生している」「しかし、ワクチンの副反応としての申告すら受け付けてくれないというもどかしい現実がある」と訴えた。

そして、「女性にとって不正出血は最も恐ろしいことなのに、病院に行くと避妊薬を処方したり、タイレノール(解熱鎮痛剤・生理痛薬)を服用するように言ったりするだけだ」「事例研究のためにもワクチン接種後に異常症状として申告だけでもできるようにしてほしい」と請願した。

新型コロナワクチン接種後、月経不順を訴える事例は実際に多い。

会社員のユンさん(31)は先月中旬、残余ワクチン(予約キャンセルなどで余ったワクチン)でファイザー1回目の接種をした後、月経不順になったという。ユンさんは「周期は正確な方なのに、ちょうどワクチンを接種した後から来るべき時期に生理が来なかった」「『ひょっとしたら』と思って検索してみたら、月経不順を訴える人が多く、ワクチンの副反応のようだと思った」と話す。

会社員のイさん(30)は先月、残余ワクチンでファイザーを接種した後、経血量が目に見えて増えているという。イさんは「いつもより量がものすごく増えてつらかった」「生理が終わっても不安で、ずっと生理用ナプキンを持ち歩いていた」と言った。

インターネット上にも関連経験談が相次いでいる。先月ファイザーの1回目接種を受けたと話すあるネットユーザーは、生理が終わる日にワクチンを接種したが、不正出血があったという。このネットユーザーは「翌日、目が覚めたらシーツがぬれるほど出血があった」「産婦人科に行ったら不正出血で、『ワクチンを打った人がよく来る』と言われた。なぜこのようなことは教えてくれないのかと腹が立った」と語った。

先月18日にファイザー1回目接種を受けた別のネットユーザーは、月経周期が早まったと主張している。

このネットユーザーは「(接種当日に)月経周期よりも5日早く生理が始まった」「(接種2日目には)経血量がいつもよりも多くなり、生理痛もいつもよりも強かった」と言った。このほかにも「アストラゼネカ製ワクチンを接種した後、50日以上生理がなかった」「70代の女性がワクチン接種後不正出血した」などの証言もある。

月経異常反応を経験した女性は共通して、「こうしたことに対する事前告知を受けられず不安を感じた」と訴えている。特に、妊娠に備えている女性の間ではワクチン接種後に妊娠計画に支障が出ることを懸念し、「ワクチン接種を迷っている」という声も出ている。こうした中、疾病管理庁は予防接種後の異常反応による、・接種部位の痛み、腫れ ・発熱、吐き気、筋肉痛 ・倦怠感 ・頭痛など などについては知らせているが、月経不順や不正出血に付いては別途知らせていない。

韓国でこうした声が出るよりも前に、海外でもワクチン接種初期から月経周期が変わったり、経血量が目に見えて増えたりするなどの異常反応があったという女性たちの証言が相次いでいた。このため、米イリノイ大学の研究チームではワクチン接種後に月経異常の症状があった女性約14万人の事例を集めて報告書を作成した。事例の中には、「数年間生理がなかったが、ワクチン接種後に出血があった」という女性もいた。

その後、米疾病対策センター(CDC)は女性の生理反応に関して独自調査に乗り出し、このほど女性の月経不順などを潜在的な副反応として確認した。ただし、現地の医師たちは「月経不順などの副反応は心配するほどではなく、ワクチンを接種しない理由にはならない」と説明している。