今日、地元を歩いていましたら、駅の中で、ライダースジャケットを羽織った女性が歩いていました。
お年的には、30代前半くらいの方でしょうかね。いわゆるセレブ的な雰囲気を醸し出したエレガントな方です。
この女性は、中にはパステルカラーっぽい優雅なワンピースのようなものを着ているのですが、その上にライダースジャケットを羽織っているのです。
少し前の時代なら、女性らしいワンピースの上にライダースジャケットを羽織るというような着方はちょっと考えられないものでした。
「へえ、今はあんな着こなしもありなのか」
そう思って、家に戻った後、インターネットでファッションサイトなどを検索してみましたら、「ライダースジャケットを女性がエレガントに羽織る」というコンセプトは、今の時代は十分にありだということがわかりました。
「へえ」
と私は唸りました。
私のライダースジャケットへの概念は、1980年代で止まっていまして、まずは、出演している警察官たちが最初から最後まで全員ライダースジャケットの映画「マッドマックス」。
映画「マッドマックス」 (1979年)
・Mad Max
あるいは、ライダースジャケットの代名詞といえる 1970年代から80年代の時代のパンクスの方々。
バンド「ザ・スターリン」と周囲のパンクスの方々 (1982年)
・爆裂都市
バンド「ガーゼ」 (1983年頃)
・GAUZE
こういう暴力的な示唆が、かつてのライダースジャケットにはありました。
あるいは、ライダースジャケットは、「マッチョ」とか「ヴィレッジピープル」とか、そういうキーワードとも関係しそうなものでもありました。
「しかし、今ではあんな清楚な感じの華奢な女性が羽織っちゃうんだなあ」
と時代の移り変わりに感銘した次第です。
そのうち、セレブの女性たちに、モヒカンとかドレッドヘアとかも流行るかもしれませんね(そりゃないって)。