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シンガポールでは、新たな感染者の7割以上がワクチン接種者で占められている

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(※)このAERAの記事では、「新規感染者の半数はワクチン完了者」とありますが、一回接種の人を含めますと、新たな感染者のおよそ 75%(接種者 1575人 / 未接種者 552人)がワクチン接種者です。


新規感染者の半数はワクチン完了者 シンガポールの調査が示す“デルタ株ブレークスルー”の可能性

AERA 2021/09/02

新型コロナウイルスを収束させる要として、世界各国でワクチン接種が進められている。だが、デルタ株の登場で先行きは不透明になっている。ワクチン接種後に感染する例も報告されている。

日本政府は今、全ての対象者への接種を10~11月には終えることを目指している。

しかし、米国やイスラエル、英国などの欧州諸国が今、検討したり、すでに実施したりしているのは、すでにワクチン接種が完了した人へのブースター、追加接種だ。

一因は、接種から時間が経つにつれ、ワクチンによって体内にできた、新型コロナウイルスを攻撃する中和抗体が減ってくるからだ。もう一つの理由は、従来のウイルスよりも感染しやすいデルタ株のまん延だ。

「中和抗体が時間とともに下がるのは自然な現象です。『はしかのワクチンは一生もつのはなぜ』とよく聞かれますが、それは、周りに感染している人がいて、ウイルスに暴露されることでブースター効果が出る、つまり免疫が強化されていたからです。しかし、はしかのウイルスがほとんどいなくなった今、ワクチンが一生もつかどうかは不明です」

東京大学医科学研究所の河岡義裕特任教授(ウイルス学)はこう説明する。

新型コロナウイルスの場合、ワクチンによる中和抗体がどの程度下がると、どれだけワクチンの効果が下がるのかはまだ不明だ。また、ウイルスに暴露されると、はしかワクチンのようにブースター効果が期待できるのかどうかも不明だ。このため、イスラエルは重症化リスクの高い高齢者らに対し、すでに3回目のブースター接種を始めた。

ただし、世界には、まだ1度も接種を受けていない人が途上国を中心に大勢いる中、WHOはブースター接種を始めないよう要請している。

デルタ株は、ワクチン接種後に感染する「ブレークスルー」が起きやすい可能性がある。

国内ウイルスのほぼすべてがデルタ株のシンガポールでは、8月24日現在、過去28日間の新規感染者2127人のうち1039人(48.8%)がワクチン接種を完全に終えた人、536人(25.2%)はワクチンの接種を部分的に終えた人だった。保健省によると、ワクチン接種を終えていない感染者の中では、過去28日間で重症化したり死亡したりした比率が8.7%だったのに対し、接種した人では1.6%だった。

シンガポールはブルートゥースを使った接触確認アプリが住民の9割以上に普及しており、接触者を徹底的に探し出して検査する。このため、過去28日間の感染者数は、無症状の人も含め、現実に起きている感染をかなり網羅的に把握した数字だと考えられる。

「ワクチンを打った人もデルタ株には感染します。重症化はしにくいですが、感染源となって他の人にうつす可能性もあります。社会には医学的な理由でワクチンが打てない人もいますし、まだ承認されていない子どもたちも打てません。だから、打てる人はなるべく早く打ち、重症化しないようにして、医療体制を守っていくしかありません」

河岡特任教授はこう強調する。

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