1863年(文久3年)に、ヨーロッパに派遣された日本の使節がエジプトで撮影した写真。こんなのが残っているんですね。
詳しいことは、アフリカに渡った日本人の中に下のようにありました。
横浜鎖港談判使節団 文久3(1863)年
文久3(1863)年に派遣された遣欧使節団は、団長の外国奉行池田長発ながおきにちなんで池田使節団とも第二回遣欧使節団とも呼ばれています。開港した横浜をもう一度閉めて鎖国したいという朝廷の強い意向もあり、列強との交渉のために幕府が派遣しました。
この使節団がエジプトのスフィンクスの前で撮った集合写真が残されています。
この写真はアントニオ・ベアト(1832-1906)によって撮影されたことが分かっており、写真左下にはアントニオ・ベアトのサインがあります。アントニオはエジプトで活動しており、池田使節団がちょうどエジプトを訪問した際に、写真を撮影しました。