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メモと雑記

バプシーが死なない世界を見たくて

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先日、1981年のドイツ映画「クリスチーネF」に絡んだ話を少し書きました。

どこにでもいるクリスチーネF

本当につらい映画なんですが、最もつらいシーンは、主人公のクリスチーネと最期まで友人だった「バプシー」という女の子がいるのですけれど、その女の子が過剰摂取で亡くなってしまうときでした。

路上に積まれていた新聞でバプシーの死を知ったクリスチーネのあまりにも絶望的な表情が、この映画で個人的に最もつらいシーンで、実質的に映画はそこで終わります。

映画自体が実話に基づいているものですので、バプシーも実在しました。

亡くなった時には、14歳だったと思われます。

しかし、このラストシーンがつらいのは、若くして亡くなるとか、そういうほうの話ではなく、この「クリスチーネF」という、ひたすら絶望的な映画の中で、唯一「美しくて、純粋な部分」が、このふたりの女の子の友情だったからです。

13歳でクリスチーネと知りあい、14歳で亡くなるまで、バプシーとクリスチーネのふたりは、まったく無垢な友情を保ち続けました。

ふたりともオピオイドの常習者になってさえいなければ、こんな悲劇はなかったのにな、と。

この映画で、バプシーについて想いを馳せる人は多いらしく、映画公開から40年近くたった今でも、ネット上には、バプシーの実物の写真が多く載せられています。

ちなみに、実物のクリスチーネも実物のバプシーもどちらもとても美しい女性でした。

1974年頃の実物のバプシー

Google

クリスチーネはさらに美しい方で、下の写真は、更正した後の 18歳ころのものらしいです。

1978年頃の実物のクリスチーネF

gazetadopovo.com.br

クリスチーネFは今も健在です。1962年生まれということですから、五十代中盤ですね。

 
私はいつも、彼女たちのことを思い出して、こう思います。

「バプシーが死なない別の世界を見てみたい」

 




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