8月の変死遺体、過去最多の250人が新型コロナ感染という報道

 

8月の変死遺体、過去最多の250人が新型コロナ感染

日本経済新聞 2021/09/13

全国の警察が8月に扱った変死などによる遺体のうち、月別で過去最多となる29都道府県の250人が新型コロナウイルスに感染していたことが13日、警察庁への取材で分かった。感染力が強いデルタ型などによる第5波の影響とみられる。昨年3月からの合計は817人となった。

警察庁によると、男性が184人、女性は66人。年代別では10代1人、20代5人、30代23人、40代34人、50代が最多の74人、60代40人、70代41人、80代28人、90代4人だった。

218人が自宅や高齢者施設、宿泊施設などで容体が悪化して死亡し、32人は外出先で発見された。生前に感染が確認されたのは132人で、死後に判明したのは118人だった。158人はコロナが死因と判断された。

都道府県別では東京が最多の112人、埼玉23人、神奈川22人、大阪20人、千葉19人、愛知7人、兵庫6人、沖縄5人、静岡4人、北海道、茨城、京都が3人、宮城、福島、栃木、三重、熊本、大分が2人、青森、富山、石川、山梨、長野、岐阜、滋賀、奈良、岡山、広島、福岡が1人。

シンガポール、ワクチン接種率8割でも感染急増

 

シンガポール、接種率8割でも感染急増 「コロナ共存」へ試練

時事 2021/0913

新型コロナウイルスのワクチン接種完了率が8割を超えたシンガポールが、深刻な市中感染者急増に見舞われている。経済への打撃が大きいコロナ根絶戦略から、「コロナとの共存」に向けて行動制限緩和に切り替えたところ、早くも試練に直面した。

人口約570万人の同国で、新規感染者は12日まで3日連続で500人を超えた。人口比で考えると日本で1万人超に匹敵する。ワクチン接種者を対象に1組5人までの外食を認めるなど、厳格だったコロナ制限を一部緩和したのが響き、感染者が8月下旬から急増し始めた。

ワクチン接種完了率は81%と「世界一の水準」に達し、満を持して緩和に着手したはずだった。しかし、感染力が強いデルタ株が生鮮市場や商業施設を通じて拡散。期待された集団免疫はいまだ獲得されておらず、保健省は「接種率9割を大幅に超えないと獲得は難しい」と悲観的だ。

それでも、ワクチン接種浸透により重症化リスクは着実に低下。政府はコロナ共存をにらみ、感染者が出ても重症者が増えなければ規制を緩めていく出口戦略を描く。シナリオ通り緩和姿勢を維持できるのか、重症者急増で厳格な規制に逆戻りするのか、「今後2、3週間が正念場」(オン氏)になりそうだ。

(※ 参考) 2021年9月12日までの半年間のシンガポールの感染確認数の推移は以下のようになります。

 

日本の大学生の自殺者が増加。海外の論文で発表

 

(※) 記事中にある論文は、以下にあります。

Increase in suicide rates among undergraduate students in Japanese national universities during the COVID-19 pandemic
COVID-19パンデミック時の日本の国立大学の学部生の自殺率の増加


コロナ禍で大学生の自殺者が増加、国立大学保健管理施設協議会が報告

DIAMOND ONLINE 2021/09/11

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック下で、日本国内の大学生の自殺者が増加しているとする、国立大学保健管理施設協議会のデータが報告された。茨城大学保健管理センターの布施泰子氏らが、国内の全国立大学を対象に行った調査の結果であり、「Psychiatry and Clinical Neurosciences」に8月6日、レターとして掲載された。

これまでに、COVID-19パンデミック下で自殺率が増加しているとする報告が、国内外から発表されている。また海外からの報告には、大学生の間で、うつ、不安、希死念慮を抱く学生や、自殺既遂に至る学生が増えたとするものもある。

パンデミックの影響により大学生はさまざまなストレスにさらされている。

例えば、講義は対面ではなく遠隔で行われ、友人とのコミュニケーションの機会が減り、孤立を感じやすい状況にある。また、家族の収入が減少した学生は、授業料と生活費のためにアルバイトを増やさざるを得ないという経済的困難を抱え、さらに4年生の場合は就職活動の支障も生じている。

パンデミックは当初の大方の予想よりもはるかに長く続いており、希望を失い始めている学生が少なくないと考えられる。

ニューヨーク州の病院で、ワクチン義務化で病院職員が相次ぎ辞職、分娩業務を継続できず

 

ワクチン義務化で病院職員が相次ぎ辞職、分娩業務を継続できず NY州

CNN 2021/09/13

米ニューヨーク州北部ロービルの病院が、新型コロナウイルスのワクチン接種義務付けをめぐって産科病棟の職員多数が辞職したため、分娩業務の休止に追い込まれる事態になった。保健当局が明らかにした。

ルイス郡保健システムのジェラルド・ケイヤー最高経営責任者(CEO)は10日の記者会見で、ロービルのルイス郡総合病院で今月24日以降、赤ちゃんの分娩を見合わせると発表。「9月24日以降はサービスを提供するためのスタッフを確実に配置することができない。辞表の提出が相次いだため、ルイス郡総合病院での赤ちゃんの分娩を見合わせるほか選択肢がなくなった」と説明した。

ニューヨーク州のアンドルー・クオモ知事が州内の全病院と長期療養施設の職員に対して遅くとも今月27日までに1回目のワクチン接種を義務付けると発表して以来、ルイス郡では病院の職員30人(うち21人は臨床部門の職員)が辞職しているという。このうち6人は産科病棟に勤務していた。

ケイヤー氏によると、同郡の病院や介護施設職員のワクチン接種率は73%で、464人が接種を受けた。一方、165人はまだ1回目の接種を済ませていない。今後受けるかは不明としている。

「この165人が1回目の接種を受けるまでに残された時間は2週間。同時に我々は、(運営継続の)危険にさらされているとみなしたサービスのための緊急時対策を立案しなければならない。直前まで待つわけにはいかない。もうあまり時間がない。期限が迫っている」とケイヤー氏は強調。産科以外の病棟についても、ワクチン未接種の職員が多いことから危険にさらされているとした。

緊急時対策には、管理業務を担当している看護師を臨床業務に配置することなどが含まれる。

韓国で20代男性、ファイザー社ワクチン1回目の接種5日後に自宅で死亡しているのが見つかる

 

韓国で20代男性、ファイザー製ワクチン1回目の接種5日後に自宅で死亡しているのが見つかる

中央日報 2021/09/13

京畿道金浦市でファイザー製新型コロナウイルスワクチンを接種した20代の男性が死亡しているのが見つかった。

金浦警察署などが13日に明らかにしたところによると、11日午前10時ごろ、金浦市内のマンションの室内で20代の男性が死亡しているのをホームヘルパーが発見し警察に通報した。

男性は6日にファイザー製ワクチンの1回目の接種を受けた後に頭痛などの症状を見せていたという。遺族は男性が幼少時に基礎疾患があり、病院で診療を受けたりもしたが、成人になってからは大きな異常はなかったと主張した。

警察は男性の遺体を国立科学捜査研究院に送って解剖検査を依頼し、ワクチンとの関連性など正確な死亡原因を調べる予定だ。警察関係者は「現在までAさんの死因と関連し確認できた部分はまったくない。ひとまず男性の遺体解剖検査結果を見守らなければならない」と明らかにした。

韓国の20代の男性が、ファイザー社ワクチン接種後、てんかんと肝疾患に

 

「20代息子、ファイザー接種後てんかん・肝疾患になった」母親の訴え=韓国

wowkorea.jp 2021/09/12

20代男性がファイザーのワクチン接種後てんかんと肝疾患になったことを訴える請願が登場した。

9日、韓国大統領府の公式ホームページの国民請願掲示板には「20代の健康な子がファイザーワクチンを接種し、てんかんと肝疾患になった」というタイトルの文が掲載された。

ファイザーを接種したAさんの親だと明らかにしたBさんは、「21歳の大学生である私達の息子は8月27日ファイザー1次接種を終えて数日間に腕に筋肉の痛みだけ感じていた」とし「1週間が経つ9月3日、食事をしようと座っていたイスで突然意識を失った」と述べた。

続いて当時の状況を詳しく説明し、「目は焦点が合っておらず、時々肩だけ軽く動かして意識を失ったが呼吸はしていた。気道が詰まったのかと思い、気道の確保をしようとしたが、170cm体重80kgの息子を動かせなかった。その後腕にしびれが起き、両腕の痙攣が始まった」と述べた。

Bさんは119に電話して消防隊員の指示に従ってAさんの首を横に回し、Aさんは意識を取り戻した。回復まで7分かかった。

その後、緊急治療室に移されたAさんは、肝臓、血糖、アンモニア、尿素などその他の炎症数値が高く、所見書には過呼吸、痙攣が表記されていたと伝えられた。また、MRIと脳波検査の結果、「脳波異常所見」を受け、衝撃をもたらした。

Bさんは、「息子は20年9月の身体検査の結果が良好な子」とし「5か月服用している薬があるが、緊急事態を引き起こす可能性は非常に低いと医師が言っていた。てんかんを起こす脳波がある場合でも、今まで発現しておらず、今後も発言せずに生きていけるかもしれない子だった」と悔しい心境を伝えた。

それとともに「接種の利益だけ考え、事例がないという言葉で異常反応を回避しないでほしい。卑怯なことだ」と訴えた。

東京葛飾区で12歳以上の「小」中学生対象のワクチン優先接種を開始

(※)参考ニュース(英語) 「研究によると、10代の少年はCOVIDで入院するよりもワクチンで心臓の問題を患う可能性が6倍高いことがわかった」。

 

東京 葛飾区 12歳以上の小中学生対象 ワクチン優先接種を開始

NHK 2021/09/12

新型コロナウイルスに感染する子どもが増える中、東京 葛飾区は11日から接種可能な年齢に達している区内の小中学生を対象にしたワクチンの優先接種を始めました。

東京 葛飾区は、11日から区内の集団接種会場などで小中学生を対象にしたワクチンの優先接種を始めました。

対象となるのは、区内に住民票がある満12歳の小学6年生から中学3年生までの接種を希望する小中学生で、同伴する保護者も1名に限って一緒に接種できます。

11日は会場に次々と親子連れが訪れ、予診を受けたあとにワクチンを接種していました。

区では当初、2000人分の優先枠を設けて予約を受け付けていましたが、今後はさらに枠を増やし、今月下旬にかけて小中学生の接種を進める方針です。

中学1年生の男子生徒の母親は「これまで全く予約が取れなかったので接種できてありがたかった。電車で通学しているので心配していたが、安心材料の1つにはなったと思う」と話していました。

葛飾区新型感染症対策担当課の南部剛課長は「来週以降も、継続して予約を受け付けるのでこの機会にぜひ接種してほしい」と話していました。