「どの時期でも安全」…妊婦のワクチン予約初日に994人が予約=韓国
wowkorea.jp 2021/10/09
韓国で妊婦を対象とした新型コロナウイルスのワクチン接種事前予約が開始された初日、900人余りが予約した。16~17歳の小児・青少年の接種率も44%を超えた。
新型コロナウイルス予防接種対応推進団(以下、推進団)によると9日、同日午前0時時点で接種を予約した妊婦は944人となった。
前日の午後8時から予約を開始してから4時間で900人以上が予約した。ただし、全体の妊婦に占める割合については知ることができない。推進団は個人別妊娠状態の流動性に伴い、接種対象者数を特定するのは難しいと説明した。
妊娠した女性は事前予約サイトを通じて、妊娠しているかどうか、出産予定日などを入力した後、希望の接種日、接種機関などを予約することができる。妊婦を対象とした接種は、18日からファイザー社やモデルナ社などのメッセンジャー・リボ核酸(mRNA)系列ワクチンで2度にわたって行われる。
推進団は、妊婦は新型コロナウイルスに感染したとき、重症に悪化する危険性が大きく、これによって早産など否定的な影響を受けることがあるだけに、接種に参加してもらうよう重ねて要請した。
新型コロナウイルスのワクチンは妊娠期間中、どの時期でも安全で効果的というのが防疫当局と医療界の判断だ。ただし、12週未満の初期妊婦は医療スタッフと十分に相談して妊婦と胎児の状態について診察を受けた後、接種するべきであるとされている。1次接種後に妊娠した女性も2次接種を受けることが可能だ。
一方、5日午後8時から開始した16~17歳の小児・青少年を対象とした接種は、予約対象者89万8743人のうち39万6185人が予約した。予約率は44.1%となった。
防疫当局は小児・青少年の場合も基礎疾患があれば接種を勧告し、健康な小児・青少年は接種するかどうかを自律的に選択できるように案内している。