「病気の時代」カテゴリーアーカイブ

[救急搬送…中学生男女5人、熱中症の疑い]という埼玉県の報道。最高気温は24℃…

 

熱中症が加速してますね。この場所と比較的近い埼玉県のセクシーパトライト市(いい加減にしろ)の今日の気温の推移は以下のようになっていました。半袖だと少し寒いような涼しい一日でした。


救急搬送…中学生男女5人、熱中症の疑い 体育の授業後、体調不良を訴える 男子4人、女子1人に異変

埼玉新聞 2023/06/06

埼玉県は5日、嵐山町立菅谷中学校で熱中症などの疑いによる傷病者が集団発生し、男女の生徒5人(男子4人、女子1人)が救急搬送されたと発表した。

県消防課によると、体育の授業後に複数の生徒が体調不良を訴えた。医療機関に搬送された5人はいずれも軽症という。

[東京、大阪など都心部を中心に溶血性レンサ球菌患者が増加中]という報道

 

(参考記事) 英国で「連鎖球菌」により10歳未満の6人の子供が死亡。乳幼児の症例数はパンデミック前の5倍に (2022/12/03)

(参考記事) デンマークで10歳以下の子どもたちのA群レンサ球菌感染症の増加が異常なことに (2023/01/24)


【人食いバクテリア】溶血性レンサ球菌 致死率30%の恐怖

FRIDAY 2023/05/25

発症すると手足が2倍ほどに膨れ激痛が走る
東京、愛知、大阪など都心部を中心に
患者が増加中、4月下旬までに263例!

意識不明の状態で搬送された60代女性の右脚には、紫色の腫(は)れが確認された。医師が切開すると、筋膜についた無数の菌を発見。短時間のうちに両脚で壊死(えし)が進行し、切断せざるをえなかった――。

手足が2倍ほどに膨れ、激痛に苦しみながら死に至る恐ろしい病気が蔓延している。『劇症型溶血性レンサ球菌感染症』だ。医療ガバナンス研究所理事長の上(かみ)昌広氏が解説する。

「発症すると手足が急速に腫れ上がり1時間に数㎝というスピードで腐っていくため、俗に『人食いバクテリア』と呼ばれています。壊死を食い止めるには、患部を切断するしかありません。数時間という短い期間に重篤化し亡くなるケースもある。致死率は30%にのぼります」

東京、愛知、大阪など都心部を中心に、「人食いバクテリア」による患者が増えている。厚生労働省によると感染例は’21年が622、昨年は732、今年は4月下旬で263と増加傾向にあるのだ。「人食いバクテリア」は、くしゃみなどによる飛沫を通じて体内へ。新型コロナウイルスの影響で多くの人々の免疫力が弱まり、患者数が増えていると思われる。ナビタスクリニック理事長の久住英二氏が話す。

「レンサ球菌は咽頭や皮膚に住む、ごくありふれた菌です。一方で、まれに血液や筋肉などに入り込み劇症化することがあります。初期の症状は、発熱、だるさなど風邪と似ています。しかし容態は一気に悪化し、菌が体内の組織に染み込み身体の深い部分で壊死がどんどん広がっていくんです」

実際に患者を診察した、長野県の岡谷市民病院・清水可方(よしかた)氏が振り返る。

「13例の患者さんを診(み)ていますが、助かったのは4例だけでした。なんの病気かわからないうちに、あっという間にショック状態で亡くなられた。病理解剖で、初めて『劇症型溶血性レンサ球菌感染症』とわかったんです。1年以上生きた患者さんは3例しかありませんでした」

発熱や喉痛などの症状とともに手足の腫れがある場合は、一刻も早く医師に診察してもらうべきだろう。

本来は稀な感染性胃腸炎のアストロウイルスの集団感染が栃木県で発生

アストロウイルスとは以下のようなもので、感染性胃腸炎の一種ですが、通常では検出率が著しく低いもののようです。そもそも流行期は本来は冬季ですし。

国立感染症研究所より)

> アストロウイルスは、主に乳幼児に感染性胃腸炎を引き起こすウイルスとして知られており、感染性胃腸炎を引き起こすウイルスの中でも検出率は低いことも知られている。2010/11シーズン、2011/12シーズンの病原体検出情報においても、感染性胃腸炎の検体から検出されたウイルスの中でも2.5%前後であった。


“アストロウイルス”による感染性胃腸炎で園児・職員合わせて45人感染 栃木県安足地区の認定こども園

とちテレニュース 2023/06/02

安足地区の認定こども園で5月12日から6月1日までに、園児44人と職員1人がアストロウイルスによる感染性胃腸炎を発症したと、栃木県が発表しました。

おう吐、下痢の症状が出ていますが、県感染症対策課によりますと、アストロウイルスの症状はノロウイルスやロタウイルスに比べて一般的に軽いとされていて、今回は重症者はなく全員快方に向かっていて園は通常通り開いているということです。

県感染症対策課は、手洗いなどの感染症予防対策を呼びかけています。

[マスクを長時間着用すると、腸内細菌叢の異常が発生する懸念がある]というメリーランド大学の研究

 


マスクを長時間着用すると、腸内細菌叢の異常が発生する懸念がある

NIH 2022/05

Prolonged facial mask wear is a concern for the development of dysbiotic microbiome

マスクやフェイスシールドの着用が、エアロゾル化した病原体の吸入を減らし、病気の伝染を減らすための主要な障壁となることはよく知られている。

2019年新型コロナウイルス感染症(COVID-19)から発生したSARS-CoV-2デルタ変異体やその他の変異ウイルスの急速な出現により、マスク着用のスケジュールが延長される可能性が高い。

この考えは、医療従事者以外の人々によるマスクの長期使用に対する潜在的な体系的な懸念を引き起こす。

皮膚病理の多様性は、密閉された暖かく湿った環境におけるマスクの密閉性、局所的な微生物叢、およびマスク素材内に含まれる化学刺激物に起因すると考えられている。

マスクを1日あたり少なくとも6時間着用すると、アレルギー性および刺激性の接触皮膚炎、ざ瘡様発疹、アトピーおよび脂漏性湿疹、口囲周囲皮膚炎、蕁麻疹、酒さ (皮膚の慢性炎症性疾患)、毛嚢炎、掻痒症が引き起こされることが報告されている。

さらに、急性心筋梗塞で入院した入院患者は、挿管マスクの使用による自己接種により顔面単純ヘルペス感染症を発症した。

やや似た文脈で、さまざまな医療機器(気管挿管、人工呼吸器、留置カテーテル)の長期使用が、黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌、腸球菌、緑膿菌、肺炎桿菌、およびカンジダ・アルビカンスと関連していることが、数多くの研究で実証されている。

さらに、高齢者が睡眠中に慢性的に義歯を装着していると、その下にある義歯の微小環境によって促進される口腔粘膜カンジダ症の異常増殖が原因で肺炎を引き起こす可能性がある。

しかし、顔面を長時間覆うことが非皮膚疾患において推定上の役割を果たしているかどうかについては、公表された情報が不足している。

医療従事者以外の人々が同じ未消毒のマスクを何時間、あるいは何日着用しているのか、マスクの下側に培養された呼気、鼻、皮膚、口腔、中咽頭、胃腸の微生物が腸内細菌叢の異常や宿主の病気を促進しているかどうかは、あまり明らかになっていない。

マスクの長時間の着用は興味深い疑問を引き起こしている。

マスクの内面とマスクの外面に沿った微生物の亜集団に違いはあるのだろうか? マスクは、特により毒性の強い生物学への移行につながる腸内毒素症のマイクロバイオームのいわゆる培養器として機能するのだろうか?

同様に、車のコンソールの上に置いたり、バックミラーからぶら下げたりするなど、病原菌の増殖を助長する室内の暖かい場所に放置されたマスクを再利用する人たちに健康上の懸念はあるのだろうか?

新潟の小学校で胃腸炎の集団発生により学年閉鎖

 


糸魚川市の小学校で胃腸炎が集団発生 1年生と5年生を学年閉鎖《新潟》

新潟テレビ 2023/06/01

糸魚川市教育委員会の発表によりますと、市内の下早川小学校で、胃腸炎の集団発生がありました。

5月31日に1年生と5年生が4人、6年生が3人、2年生と3年生、それに4年生が各1人の計14人が欠席となり、6月1日になり、胃腸炎の集団発生がわかりました。

小学校は、1日と2日、1年生と5年生を学年閉鎖にしました。

糸魚川市教育委員会は「原因はわからない」としています。

[生徒30人が“熱中症”訴える、1人意識不明]という福岡の高校の出来事

 

6月1日の九州の気温


生徒30人が“熱中症”訴える、1人意識不明 高校で体育祭の練習中 福岡・糸島市

日本海テレビ 2023/06/01

1日午前、福岡県糸島市の高校で、体育祭の練習をしていた生徒30人が熱中症の症状を訴えました。1人が意識不明です。

1日午前11時40分ごろ、糸島市の糸島農業高校から「1人が体調不良を訴えている」と通報がありました。消防や警察によりますと、運動場で体育祭の練習をしていた生徒あわせて30人が熱中症の症状を訴えたということです。3人が重症、10人が中等症と診断されていて、1人が意識不明です。

糸島農業高校によりますと、体育祭の練習は1日午前9時すぎから行われていて、練習には全学年が参加していたということです。

[都内で熱中症増加]という報道……っていうか、昨年の十数倍?

 

以下が昨年との熱中症による救急搬送者の数の比較です。

タウンニュース

該当日の今年の東京都の気温

weather.goo.ne.jp

昨年の同じ日の東京都の気温

weather.goo.ne.jp

これで昨年の十数倍の搬送者とか、どれだけ弱ってるのだか。


都内で熱中症増加 真夏日影響か 「今後も注意」

タウンニュース 町田版 2023/06/01

東京都内の熱中症による救急搬送が増えている。総務省消防庁が先ごろ発表した資料によると、5月15日から21日までの1週間の搬送人員は速報値で161人。昨年同時期の10人から急増し、都道府県別でも最多の数となっている。

発生場所は道路や住居が多く、搬送された人のおよそ半数は高齢者だった。先月の中旬以降、30度以上となる真夏日が続いたことなどが影響したと考えられ、都内を管轄する東京消防庁は暑さに身体が慣れていない時に気温が急増した場合、「熱中症になりやすいので注意してもらいたい」とし、対策としては本格的な夏が到来する前に暑さに慣れておくこと(暑熱順化)が大切とする。

「暑熱順化は『やや暑い環境』で『ややきつい』と感じる強度の30分間ウォーキングなどを2週間ほど継続することで獲得できる」

例年は6月から

今月以降も注意が必要となりそうだ。

東京消防庁管内で昨年、搬送人員の増加がみられるようになったのが6月。救急要請時の気温はおおむね25度から35度。湿度は50%から90%までの範囲だったといい、同消防庁は今年6月から8月までの平均気温の見通しを平年並みか、高い見込みとしている。

同消防庁は熱中症と思われるめまいや吐き気などを感じた場合は涼しい場所へ避難し服を緩めて身体を冷やすなどの応急処置を、と呼びかける。一方で、熱中症とみられる人がいた際は「救急車を呼んでもらいたい。ただ、まずは対策の徹底を」としている。