「食糧」カテゴリーアーカイブ

米国のエネルギーと穀物など多数のセクターを所有する企業の工場で原因不明の大爆発

(参考記事) 食料施設への不可解な攻撃が「世界中で起きている」ことが各国報道で判明。アメリカでは畜産管理アプリ経由での大規模なサイバー攻撃が発生… (In Deep 2022/05/01)


Bio Urja社のエタノール工場の爆発による損害

world-grain.com 2022/05/12

Explosion damages BioUrja ethanol plant

ピオリア消防署によると、米国イリノイ州ピオリアの BioUrja社のエタノール工場での爆発により、200万ドル以上の被害が発生した。原因は調査中だ。

2つの150フィートの穀物サイロが崩壊し、工場の3番目のサイロで小さな火災が発生した。ABC によると、2人の従業員が煙吸入の治療を受けた。

「この事故の深刻さのために、消防員は完全に消火するために立ち入ることができませんでした」と、ペオリア消防署の大隊長であるスティーブ・ラダ氏は述べる。「消防隊は現在、構造上の問題と大気中の高レベルのCO2のために、遠くから状況を監視しています」

BioUrjaグループは、ヒューストンに本拠を置くエネルギーおよび農産物セクターの複数の事業の所有者および運営者だ。この工場は1億3500万ガロンのエタノール生産能力があり、約150人を雇用している。 この工場では、医療グレード(手指消毒剤および医療用途)、飲料グレード、および燃料グレードの3つのグレードのエタノールを生産している。

ブラジルで異例の寒波。農業被害の懸念

 


《ブラジル》寒波到来! 南部に降霜で農業被害懸念=寒波とサイクロンの二重攻撃

ブラジル日報 2022/05/18

16~22日は寒冷前線とサイクロンが重なり、南部や南東部を中心に寒波が訪れ、暴風雨が起こり得るとの予報が出ており、特に南部では17日に降雪や降霜も見たと17日現地サイトが報じた。

南部諸州での天候不順は、南極からの大寒気団到来と海上に生じたサイクロンの影響がより強く出たものだ。 

サイクロンは通常、温かい海上で発生し、湿った大気を送り込んでくるが、今回のサイクロンは寒冷前線が持ち込んだ冷たい空気と海上の温かい空気がぶつかって生じた。現在は亜熱帯低気圧に変化しており、強烈で強い風をもたらす。サイクロンによる風は大寒気団をより広い地域に広げるため、より広い範囲で強風と寒気の影響が出る見込みだ。

サンタカタリーナ州ではウルペマなどで降雪や降霜、氷雨がみられた。また、サンタカタリーナ州南部の海岸部やリオ・グランデ・ド・スル州の極南部と東部では時速100キロ超の風が吹き、3~4メートルの高波も起きている。

また、サイクロンが送り込む湿った空気と寒冷前線は強い雨ももたらし得るため、強風と大雨、洪水などという被害が起きる可能性もある。

寒冷前線とサイクロンの影響は、南部だけに止まらず、リオ州でも16~17日に、3メートル程の高波や集中豪雨、雹などが観測された。

また、南東部や中西部での寒波は18日以降に強まる見込みで、18日の最低気温はカンポ・グランデで7度、サンパウロで6度との予想も出ている。19日にはベロ・オリゾンテで7度、リオで12度、ブラジリアやゴイアニアでも5度と予想されている。

一部の専門家は、寒波や霜による農産物への被害を懸念。降霜が予想されているのは南部諸州とマット・グロッソ・ド・スル州、ミナス州南部、サンパウロ州西部などで、葉野菜類やトマト、ジャガイモ、サトウキビ、バナナなど、寒さに弱い野菜や果物の値上がりも予想されている。

今週に入り、グッと冷え込んでいるサンパウロ市。これは南部からの寒冷前線接近が原因だ。今回の寒気団はかなり強い気温の低下をもたらすようで、17日にはサンタカタリーナ州ウルペマで初雪を記録。氷雨が降った地域も出た。南部やサンパウロ州西部などでは降霜も見られ、17日朝のパラナ州クリチーバの気温は3度まで下がった。

サンパウロ市でも今日18日は最低気温6度、最高気温も14度までしか上がらないと予想されている。サンパウロ市の予想気温は19日も同じで、20日も最高16度、最低7度とか。かなり急な冷え込みで慣れるのに苦労しそうだが、着こむなどの寒さ対策と乾燥対策を忘れずに。

[イラク全土で砂嵐深刻 4000人が呼吸障害]という報道

 

(※) 砂嵐って農作にも良くないんです。1930年代のアメリカで頻繁に砂嵐が発生した「ダストボウル」と呼ばれる時代には、アメリカ中西部で農業の崩壊が起きました。

> 世界恐慌に加えてこの災害の被害を受けたことで、テキサス州、アーカンソー州、オクラホマ州などグレートプレーンズでは多くの土地で農業が崩壊し、農家は離農を余儀なくされた。 ダストボウル – Wikipedia


イラク全土で砂嵐深刻 4000人が呼吸障害

時事通信 2022/05/17

イラク全土が16日、大規模な砂嵐に見舞われ、AFP通信によると少なくとも4000人が呼吸困難を訴え病院に搬送された。首都バグダッドや南部バスラの空港では離着陸を取りやめたほか、政府関連施設や学校なども閉鎖。高温や降雨不足に伴う干ばつなどが主な原因とみられ、気候変動との関連も取り沙汰されている。

イラクでは4月中旬以降、砂嵐が頻発している。

この日はバグダッドに加え、中部のイスラム教シーア派聖地ナジャフや北部クルド人自治区のスレイマニヤなどでも観測。砂ぼこりで町全体がオレンジ色に包まれ、視界は数百メートルに限られたという。隣国クウェートでも国際空港と三つの港で稼働が一時停止した。

[アジアの小麦輸入業者、インド輸出停止で代替品確保に奔走]という報道

 


アジアの小麦輸入業者、インド輸出停止で代替品確保に奔走

ロイター 2022/05/17

インドが国内の価格高騰を抑える狙いで小麦輸出の停止を14日に決定したことを受け、アジアの小麦輸入業者は代替品の確保に奔走していると、貿易筋が明かした。週明け16日の米シカゴ穀物市場は小麦先物が値幅制限いっぱいまで上げた。

ロシアのウクライナ侵攻後に両国からの小麦輸出が急減したことから、輸入業者は世界第2位の小麦生産国であるインドに期待の目を向けていた。

商社で勤務する欧州拠点の小麦貿易業者は「アジアの輸入業者は非常に厳しい状況にあるはずだ。インドは特に飼料用小麦に関してウクライナ・ロシアの代替調達先だった」と述べた。

アジアの輸入業者はロシア産小麦の購入を増やすことも考えているという。ロシアの銀行に対する制裁に絡み決済の問題があり、海上輸送の保険料が高止まりしているにもかかわらずだ。

16日の米シカゴ商品取引所の小麦先物は中心限月が値幅制限いっぱいの6%上昇となった。インド政府が年間1000万トンの小麦を輸出する計画を一転させて輸出を突如として停止したことに相場が反応した。

輸出停止により13日より前に発行された信用状の裏付けがある輸出のみ許可される。業界筋によると、許可対象の小麦は約40万トンにとどまり、180万トンがインド国内の港で停滞している。

[スリランカ、ガソリンが枯渇]という報道

 


スリランカ、ガソリンが枯渇 現金不足で紙幣発行へ

AFP 2022/05/17

深刻な経済危機に陥っているスリランカのラニル・ウィクラマシンハ新首相は16日、国民に向けて演説し、国内のガソリン備蓄が枯渇しており、必需品を輸入する資金も調達できていないと述べた。

ウィクラマシンハ氏は「ガソリンが底をつきた」と述べ、残る備蓄は1日分のみだと説明。政府は輸入した石油の代金を工面できておらず、輸送船3隻が石油を載せたままコロンボ港の外で支払いを待っている状態だとした。

また、「今後数か月は最も困難な月となる」と警告。公務員140万人の5月分の給料を支払う現金が不足しているため、最後の手段として紙幣発行に踏み切ることを決めたとした。

スリランカは史上最悪の経済危機に陥っており、国民が食料や燃料、医薬品を確保できない状況が続いているほか、記録的な物価高騰と大規模な停電にも見舞われている。前首相のマヒンダ・ラジャパクサ氏は、数週間にわたる反政府デモが暴動に発展したことを受け辞任。ウィクラマシンハ氏は12日、新首相に就任していた。

小麦のウイルス「コムギ縞萎縮病」が、兵庫県で確認される

 


小麦のウイルスに注意 病害虫防除所が呼びかけ 「コムギ縞萎縮病」

丹波新聞 2022/05/16

兵庫県内では近年見られなかった「コムギ縞萎縮病」の発生が同県南部で確認され、同県病害虫防除所(加西市)は、今年度第1号となる病害虫発生予察特殊報を発表、生産者に注意を呼び掛けている。多発すれば減収の恐れがあるという。

同防除所が4月28日に丹波市内の3集落で調査したところ、病気の発生は確認できなかった。同防除所は、「病徴は日平均気温が5度前後ではっきりと現れるが、10度を超えると不鮮明になる。暖かくなるこれからの時期は分かりにくくなるが、(秋に種まきが始まる)次期栽培に向けて意識をしてもらえたら」と話している。

丹波農業改良普及センターや丹波篠山市農都政策課によると、コムギの作付面積は、丹波市は48・6ヘクタール(今年度)、丹波篠山市は1・4ヘクタール(昨年度)。

同防除所によると、3月上旬、県南部のコムギほ場の一部で、茎葉が細長いかすり状に黄化する症状が現れた。そこで検査を行ったところ、「コムギ縞萎縮ウイルス(WYMV)」を検出した。

同病は、WYMVがコムギの根に寄生することによって起こる。低温の続く年に発生する可能性が高いとされ、感染は5―15度で起こり、冬季に日平均気温10度以下が30―40日間あると発病すると考えられている。県内では1946年に多発した記録がある。北海道や九州などのコムギの一大産地では、よく知られた病気という。品種によって、同病に対する耐病性が異なる。

同病の特徴は、▽発病のひどい部分を中心に同心円状に広がる▽早春から茎葉が黄化し、黄緑色の細長いかすり状の条斑や、新葉に色が抜けたような斑点が生じる▽分げつが減って草丈が低くなり、根の伸びが悪くなる。下葉は黄変して葉先から淡褐色となり、次第に枯れる。症状のひどい株は、茎立ち後に黄化し、枯死する―。

防除対策は、農機具に付着した汚染土が伝染源となるため、▽発病していないほ場から作業を始める▽他のほ場へ移動する際は、農機具(ロータリーなど)の土を十分に落とす―ほか、感染リスクを下げるため、▽11月以降の適期播種もしくは晩播を行い、早播きを避ける▽多発ほ場では抵抗性のある品種への転換を検討する―などを挙げている。