中国有数の鉄鋼生産地の唐山市がロックダウン

 


唐山市がロックダウン、中国有数の鉄鋼生産地でコロナ感染拡大

ロイター 2022/03/23

中国有数の鉄鋼生産都市、河北省唐山市が、新型コロナウイルス感染拡大を受け22日から一時的なロックダウンを実施した。

ロックダウンの期間は現段階で未定。住民は検査や緊急の場合を除いて原則外出が禁止された。公共交通機関は19日から運行停止となっている。

3月19─22日に報告された市中感染者は15人、無症状感染者は79人。河北省全体で22日に報告された感染者は331人、無症状感染者は2454人。

唐山市の粗鋼生産量は昨年1億3111万トンで国内総生産量の13%近くを占めた。

唐山市のロックダウンを受け、中国の鉄鉱石、コークス、石炭価格は22日の夜間取引で軒並み下落した。

ロシアから去った外国企業に対して「ロシアでのビジネスを10年間禁止」する法案が提起される

 


ロシア下院は、5月1日までに帰国しなかった外国企業の仕事を10年間禁止することを提案した

RT 2022/03/18

В ГД предложили запретить на десять лет работу не вернувшихся до 1 мая иностранных компаний

下院議員のエフゲニー・フェドロフ氏は、5月1日までロシア市場に戻らない外国企業の商業活動を10年間禁止することを提案した。

氏は、多くの外国企業がロシアでの仕事、ロシア人へのサービスの提供や投資を停止したことを想起した。

彼ら外国企業は何万人ものロシア市民を彼らの将来の仕事と幸福についての不確実な状態に陥らせたと氏は述べる。

「これらの企業の返還条件を決定する可能性を評価していただきたいと思う。2022年5月1日までの活動を迅速に回復できるようにするか、これらの企業に対して10年間の商業活動を禁止することだ」と訴えの中で述べた。

以前、ウラジーミル・プーチン大統領は、ロシアを離れる企業に外部管理を導入するというアイデアを支持した。

スペインで、食糧とエネルギー価格の高騰に対しての大規模なデモが連続して発生。サプライチェーンが混乱中

 


スペインは価格上昇をめぐるさらに別の大衆抗議に見舞われた

France24 2022/03/20

Spain hit by yet another mass protest over rising prices

15万人もの農家の人たち、牧場主、狩猟者たちが3月20日にマドリッドを行進し、政府がロシアのウクライナ侵攻によって悪化した価格の高騰に立ち向かわなかったことに抗議した。

この前日には、極右のVox党によって呼び出された何千人ものデモ参加者が、食料、エネルギー、燃料の価格の上昇に抗議しており、この大規模なデモはその翌日に行われた。

抗議バナーに刻印されたスローガンには、「コストは上昇し続けている」、「私たちは絶滅の危機に瀕している牧場主だ」、「SOSの田舎の世界」等と書かれている。

政府当局者が15万人を集めたと推定したこの抗議は、スペインで 1,000万人を代表していると言う Rural Alliance によって組織された。

「スペイン政府は破滅しており、燃料はますます高価になっている」とノラ・グズマン氏はマドリッドの西部郊外にあるポズエロ・デ・アラルコンの緑のトラクターの上からAFPに語った。

「今日は解決策を探すための始まりだ」と農業雇用者協会の責任者であるペドロ・バラト氏は述べた。

生産者たちは、利益が少ない時期に燃料と肥料の価格が上昇していると不満を漏らしている。

彼らはまた、犬の繁殖を制限したり、狩猟を制限したりする動物福祉規制を推進したとして、社会主義首相ペドロ・サンチェスの政府を非難した。

「今日のスペインでは、動物が人より保護されている」と、コルドバの南部の都市の農民であるフェルナンド・サエズ氏は、狩猟犬のセラを連れて言った。

昨年、スペインではエネルギー価格が 72%上昇した。これは、欧州連合内で最も高い上昇の1つであり、コロナウイルスの大流行に続いて猛威を振るう危機で2月24日にロシアがウクライナに侵入して以来、コストはさらに上昇している。

先週、スペインのトラック運転手たちは、燃料価格をめぐる無制限のストライキを宣言し、それはすぐに複数の障害と抗議に急増し、サプライチェーンの問題を引き起こした。

またも太陽の「裏側」で大規模なコロナ質量放出の爆発が発生

 

(※) 「またも」というのは、今年 2月に「観測史上最大の爆発」が、太陽の裏側で起きていたことと関係します。以下の記事にあります。

[記事] 巨大なコロナ質量放出を発生させたプロミネンスは「太陽観測史上最大の爆発」だった (地球の記録 2022年2月22日)


裏側での太陽活動

spaceweather.com 2022/03/22

FARSIDE SOLAR ACTIVITY

昨日、太陽の向こう側で何かが爆発した。

太陽観測衛星 SOHO に搭載されたコロナグラフは、太陽の南東の四肢の後ろから出現する大規模なCMEを記録した。

数時間後に爆発は再び起きた。もしこれが地球に向いていたならば、地球での強い地磁気嵐を予想しただろう。

これらの爆発は地球に向いたものではなかったが、それでも NOAA の GOES-17 衛星は、高エネルギー陽子の急増を検出した。

エネルギーの高い陽子は、地球の大気圏の上部をイオン化し、宇宙飛行士に潜在的に有害な放射線を照射する可能性がある。

しかし、この急増はほとんど無害だった。この爆発の場所が地球側で発生していたならば、異なっていただろう。

東京電力管轄地域で3月22日夜に、200万~300万軒規模の停電が発生するおそれ

 

(※) 東京電力の管理地域は、東京、埼玉、神奈川、千葉、群馬、栃木、茨城、山梨、静岡の一部です。


東京電力からのお知らせ

でんき予報 2022/03/22

お知らせ

○ 電力需給が極めて厳しくなっています。このままの状況が続くと、本日の夜20時以降に揚水式水力発電の運転が停止し、約500万kW(200万~300万軒規模)の停電が発生するおそれがあります。そのため、更に毎時200万kW程度の節電が必要であり、もう一段の更なるご協力をお願いいたします。

○ 当社は、電力の安定供給を維持すべく努めておりますが、本日の電力需給は極めて厳しい見通しであり、引き続き精査中ですが、想定される電力需要に対して供給力が十分確保できない見通しとなっております。

○ 本日は、当社サービスエリアで電気をご使用いただく皆さまにおかれましては、ご家庭や職場などにおいて、不要な照明を消し、暖房温度の設定を20度とするなど、節電にご協力いただきますようお願いいたします。

○ でんき予報システム「本日の電力使用見通し」には、供給力よりも大きな予想電力の設定ができないことから、予想電力と同じ値を供給力に入力し使用率を100%として表示しております。

○ 3月22日の使用率ピーク時予備率(インバランス料金算定に用いられるもの)は3%以下の予想です。

○ 「本日の使用状況」において、需要実績値が供給力を超えて表示される可能性があります。実需給断面では揚水発電所の出力を増加し対応しておりますが、その分、揚水発電所発電可能量の消費が進んでいることとなります。