カンボジアで需給逼迫によりコメ価格が上昇の予想

 


【カンボジア】数カ月でコメが最大2割上昇、需給逼迫で

NNA 2022/05/26

カンボジアで、コメ価格が上昇しそうだ。肥料などの値上がりを背景にコメの生産と在庫が世界的に減少し、需給が逼迫すると見られていることが背景にある。業界団体によると、足元の価格から向こう数カ月で最大2割上がる見通しだ。クメール・タイムズが25日に伝えた。

カンボジア・コメ連盟(CRF)のルン・イェン事務局長が、1~2割ほどコメが値上がりすると予想した。このところの肥料や燃料価格の高騰でコメの生産が減少しているためだという。足元の価格は1トン840米ドル(約10万7,000円)。

コメの需給バランスについては、世界食糧計画(WFP)のビーズリー事務局長がこのほど、ロシアによるウクライナ侵攻が長期化すれば食糧危機が世界的に悪化するとして警鐘を鳴らしていた。

カンボジアはコメの輸出国で、今年1~4月に累計で22万トン超を海外に出荷。このうち約3割の6万8,555トンを欧州に販売した。農業省によれば、4月時点で乾期に収穫されたコメは290万トン超となっている

[中国 地方銀行で8000億円預金引き出せず 抗議殺到]という報道

 


中国 地方銀行で8000億円預金引き出せず 抗議殺到 40万人に影響か

テレ朝news 2022/05/26

中国で複数の地方銀行から8000億円規模の巨額の預金が引き出せなくなっていて、預金者らから抗議が殺到しています。

返金を求める抗議者:「預金を返せ、預金を返せ」

返金を求める男性:「銀行で、こんなことが起きるなんて考えもしなかった。何の説明もない」

中国の投資会社傘下の複数の地方銀行では、先月から総額で8000億円にも上る預金が引き出せない状態が続いています。

問題の銀行はネット経由でも手軽に預金ができ、影響は40万人に及ぶとみられています。

地元警察は、投資会社が預金を使い込んだ疑いがあるとみて調べています。

ドイツ政府が「サル痘に感染した人との接触者」へのサル痘ワクチンの接種を準備

 


ドイツはサル痘の蔓延に対する予防策として40,000回分のワクチンを注文した

Reuters 2022/05/25

Germany orders 40,000 vaccine doses as precaution against monkeypox spread

ドイツ政府は、ドイツでのサル痘の発生がさらに深刻になった場合、サル痘に感染した人々の接触者にワクチンを接種する準備をするために、バイエルンワクチン 40,000回分を注文した。

ドイツのカール・ローターバッハ保健相は記者会見で、感染者に推奨される少なくとも21日間の隔離期間などの措置で、発生を封じ込めるのに今のところ十分であると述べた。

しかし、「感染がさらに拡大した場合、現時点ではまだ推奨されていないが、必要になる可能性のある可能性のある範囲のワクチン接種に備えたいと思う」と、感染者の接触者にワクチン接種する戦略に言及して保健相は述べた。

保健相は、サル痘の発生を封じ込めることはできており、新たなパンデミックの開始は示されていないと述べ、早期の介入は病原体が地域社会に定着することを防ぐことができると付け加えた。

世界保健機関の関係者は 5月23日に同様のガイダンスを発表し、衛生や安全な性行動などの対策が蔓延を抑えるのに役立つため、このアウトブレイクは集団予防接種を必要としないと述べている。

日本人研究者たちによる「塩水を真水に変える“極細チューブ”」がサイエンス誌に発表される

(※) サイエンスの論文は以下だと思われます。

高密度のフッ素性内面を備えたナノチャネルを介した超高速の水の浸透
Ultrafast water permeation through nanochannels with a densely fluorous interior surface


研究から10年… 塩水を真水に変える“極細チューブ”開発「4500倍の速さで塩分を弾く」

ABEMA TIMES 2022/05/25

「一口で言うと塩水を高速で真水に変える技術。これまでのみんなが目指してきたものに対して、4500倍の速さで水を流して、かつ塩分を弾くことができるというのが今回報告した内容」

東京大学の相田卓三教授らの研究グループが、塩分は通さずに水だけを通す極細のチューブを開発。5月12日付の米科学誌『サイエンス』で発表された。

国連サミットで採択されたSDGsの17の目標でも安全な飲料水の確保について触れられる中、海水を淡水化する画期的な技術として期待が寄せられている。研究グループは、内側がフッ素で覆われた内径0.9nm(ナノメートル)という小さな穴があいた化合物を、1列に重ねることでチューブ化した。

「食塩はナトリウムイオンと塩化物イオンでできている。私たちのチューブは内側をフッ素加工していて、フッ素部分はマイナスを帯電している」

「チューブの入口全体がマイナスになっていて、そこに塩化ナトリウムが入ろうとすると、マイナスとマイナスが反発して入ってこれない。塩化物イオンが中に入らなければ、それと対になっているナトリウムイオンも入ってこれない。つまり、塩化ナトリウムが弾かれる仕組みだ」

海水の淡水化において、これまで注目されていたのが、人間の体内の細胞膜に存在する「アクアポリン」と呼ばれる水分子だけを通し、イオンや他の物質は通さないたんぱく質だった。これまでアクアポリンを模倣した様々なナノチューブが開発されてきたが、その性質を大きく超えるモノは報告されていないという。

そこで、今回の研究グループは「従来とは異なる”戦略”をとった」と伊藤喜光准教授は語る。

「水を通して塩をギリギリ通さないスレスレのサイズを狙おうというのが、これまでの戦略だった。我々のチューブというのは、単純な大きさからいえばイオンより大きい。他の競争相手から比べるとかなり大きい穴を使っている。穴が大きければ水が通るのが早いのが当たり前で、大きくても塩が通らないということがすごいこと」

塩化物イオンを通すほどの大きな穴だからこそ、従来の4500倍という速度で水を通すことができるフッ素ナノチューブ。このアイディアを思いついたのが、当時、東京大学で博士課程の学生だった佐藤浩平さんだった。

「アクアポリンの内側も実は水をちょっと弾くようなものになっていて、それが理由で体の中ですごく水が早く通るという仕組みがあった。もっと弾いたら、もっと早くなるんじゃないかなと。身の回りにあったフライパンが『これならいけるんじゃないか』と思い、輪の中にテフロンのフライパンの表面コーティングのような構造を導入した分子を設計した」

この発想から研究がスタートし、今回の発表までにかかった時間は実に10年。相田教授は、今回インタビューに答えたメンバーのほか、「学生など大勢の研究者によって成し遂げられた成果だ」と胸を張る。

「色々考えさせられることがあって、1つは日本『科学技術立国の立場はどうなるんだ』とか言われている。『日本人として今のままではすまんぞ』という気持はあるので、そういう意味で非常によかった」

「失敗100、成功1というのはまだ良い方で、失敗500、成功1くらい。その小さな穴をみんなで勇気を出して越えていっているというのが研究の大変さであり、越えた後また同じマラソンを走りたくなる。そこを理解していただいて、これから『科学者になりたい』というお子さんがいたときに、その夢を私たちが壊さないように、『将来明るいよ』というものを見せたい」

アメリカ政府が「石油輸出制限」の可能性に言及

 

(参考記事) アメリカの戦略石油備蓄が過去35年で最低の水準にまで減少 (2022/05/17)


米、石油輸出制限も排除せず 燃料価格抑制で=エネルギー長官

ロイター 2022/05/25

グランホルム米エネルギー長官は24日、バイデン大統領は国内燃料価格の高騰を和らげるため、輸出制限を導入する可能性を排除していないと述べた。

戦略石油備蓄システム視察のため訪問したルイジアナ州で、輸出制限を検討しているかと問われ「大統領がいかなる手段も排除していないことを確認できる」と答えた。

エネルギー省エネルギー情報局によると、米国が2021年に輸出した原油および石油精製品は日量約860万バレルとなり、輸入量を若干上回った。

バイデン政権は、これまでにガソリン高への対策として戦略石油備蓄からの過去最大の放出や、エタノール混合比率が高いガソリンの販売拡大容認などの措置を打ち出してきた。

また、ディーゼル燃料の緊急備蓄放出やガソリンから発生するスモッグに関する規制の撤廃などの選択肢も検討している。当局者らは一方で、輸出制限には消極的な姿勢を示してきた。

国内の石油生産者は輸出制限について、ロシア産原油への依存度低下を目指す欧州諸国を支援する米国の取り組みに逆行する可能性があるとして、反対している。