国の長期債務が初の1000兆円超え
共同 2022/05/10
財務省は10日、税収で将来返済する必要がある国の借金「長期債務残高」が2021年度末で1017兆1千億円になったと発表した。18年連続で過去最高を更新し、初めて1千兆円の大台を超えた。
第二次大戦後の米国の消費者信用使用額の推移 (2022年3月に過去最大)
zerohedge.com
1980年からの米国のクレジットカード使用額の推移 (2022年3月に過去最大)
zerohedge.com
zerohedge.com 2022/05/07
Shocking Consumer Credit Numbers: Everyone Is Maxing Out Their Credit Card Ahead Of The Recession
連邦準備制度理事会からの米国の 3月の消費者信用報告書に私たちは絶対的なショックを受けた。
アメリカ人はクレジットカードを燃料とする支出を解き放っている。
衝撃的な数字は次のとおりだ。3月に発表された消費者信用は、事前には、180億ドル (約 2兆3000億円)になると予測されていたが、発表された 3月の消費者信用は、爆発的ともいえる 524.35億ドル(約 6兆8000億円)に上昇していたのだ。
本当の驚異は、クレジットカードによる負債の増加だ。これは 2月の発表で、すでに上昇して 142億ドル(約 1兆8000億円)を示していたが、3月には、過去最高の 314億ドル(約 4兆円)へと、2倍以上になった…。
クレジットですべてを購入するというこの前例のないラッシュ自体はそれほど驚くべきことではないだろうが、結局のところ、中産階級に「貯蓄」が今や、なくなってきていることが長い間示され続けている。
(※) 以下の記事などにありますように、北米の気候が農作に対しては大変に厳しいものとなっていまして、今後も小麦価格の推移は、安定しないものとなりそうです。
[記事] 5月の北米で異常な寒さが続き、カナダとアメリカの一部では作付けが5月になっても始められず、アメリカでは穀物備蓄が大幅に低下する予測も (2022年5月7日)
[記事] カナダの広範囲での史上最低レベルの季節外れの気温は今後も続く見込み。いまだに氷点下が記録される地域も (2022年5月9日)
zerohedge.com 2022/05/09
Spring Wheat Hits 14-Year High On World War 3 & Weather Woes
米国北部の平原とカナダでの雨の多い天候、西ヨーロッパで続く乾燥、ウクライナの混乱、インドの荒天による植栽の遅れの組み合わせにより、 世界の小麦市場が混乱し、ミネアポリスの春小麦価格は 2008年以来の最高水準に達した。
春小麦は、ベーグル、ピザ生地、ロールパン、クロワッサンなどの特産品の製造に使用される。
さまざまな理由で米国平原北部とカナダでの植栽が遅れているため、5月9日に14年ぶりの高値であるブッシェル12.31ドルに達した。
大西洋を越えると、3週間の干ばつが西ヨーロッパを悩ませており、小麦の不確実性をさらに高めている。ブルームバーグによると、フランス気象局は、フランスが「今週、夏のような暑さ」に見舞われると予想している。
パリを拠点とするアドバイザーのアグリテルは、フランスの小麦収穫量は非常に多と示唆したが、最新のヨーロッパの乾燥と、今後数週間の天気の見通しによる干ばつの進行を考えると、収獲の評価を低く修正する可能性がある。
「フランスでの水不足の拡大は、すでに緊張している市場の中で懸念を引き起こしている」とアグリテルは商品ノートで述べた。
インドは、深刻な熱波による被害を受けた作物小麦の輸出を停止することを検討している。
「ロシアでは、非常に有望な小麦の収穫が期待されているが、国際問題の状況によりロシアの小麦の利用の可能性の点に問題がある」とアグリテルは付け加えた。
天候と地政学的な問題は、世界中の備蓄が減少するにつれて、世界の小麦作物の供給が圧迫される可能性があることを示唆している。
tradingeconomics.com 2022/05/09
ビットコイン/米ドルは5月9日に 30,130ドルで取引され、前回の取引セッションから 4,081または 11.93パーセント減少した。
振り返ってみると、過去4週間で、ビットコインは 30パーセントを失った。
過去12か月で、その価格は 46パーセント下落した。 Trading Economics のグローバルマクロモデルの予測とアナリストたちの予想によると、将来的に、ビットコインの米ドルは今四半期末までに 34,156ドル、1年間で 29,276ドルになると予測している。
(※) 私は知らなかったのですが、この報道の以下の部分に、ややショックを受けました。
> 日本の塩自給率11%程度という低さは看過できない状況だ。
日本は塩もほぼ自給できていないのですね。
食品新聞 2022/05/09
物流費上昇で事業環境悪化
輸入塩は一般用塩として食用、非食用で国民生活に欠かせない存在だ。船便の契約更新が行われる来年1月には値上げが確実視されているが、今年度中にも価格改定は避けられない公算が大きくなっている。
原料塩を輸入する商社はいずれも、世界的な物流費や燃料価格の高騰に加え、急激な円安の為替変動による三重苦が収益に直撃し、悲鳴を上げている。
国内の食用ニーズは新型コロナウイルス禍や減塩志向の浸透により漸減傾向が続いているものの、ソーダ工業用など工業用途では需要増が顕著になっている。またアジア圏でも新興国を中心に、工業用需要の伸長が継続中。国内への原料塩輸入を安定的に供給するためには価格改定に踏み切らざるを得ない事態が迫っている。
輸入塩を取り巻く事業環境を悪化させている主因は、物流費の上昇だ。コロナ禍に端を発した国際的な船便の争奪戦にとどまらず、塩の製造や運搬に必要な燃料となる原油価格が高止まりしている。
今年に入ると、ロシアのウクライナ侵攻がさらなるエネルギー価格の上昇に拍車を掛けた。
商社筋によると、海外で製造された塩を輸入する船便の運賃は、コロナ前の3年前と比べて2倍以上に膨らみ、利益を大幅に圧迫しているという。
コスト増加要因はこれにとどまらない。国によってはコロナ禍に伴う厳しい人流抑制策などが行われた結果、現地の労働力が不足し、塩の製造や輸送に携わる労働者の人件費も高騰している。
輸入各社はこれまで自助努力によるコスト吸収で対応してきたが、130円台に突入した円安進行の逆風にもさらされ「コスト的には切羽詰まっている状況」「本音を言えば、一刻も早い値上げをお願いしたい」といい、既に限界点を超えているとの声で一致している。
長年にわたり、塩は「価格の優等生」と位置付けられ、中でも輸入塩は安定的に数量が確保され、国内経済が急速に発展する中で需要をカバーしてきた。だが、最大の生産地であるメキシコ塩も設備の老朽化対策に向けた修繕費などが必要になってきている。
現況のトリプルパンチに加え、長期的な視座における設備投資費を確保する必要も生じているようだ。そのためにも現況のコストアップにふさわしい適正な価格転嫁が必要不可欠。将来を見据えたサステナブルな輸入塩の供給体制を構築する契機という点でも、国内塩の価格是正と足並みをそろえる形での値上げの流れは必至といえる。
長引くコロナ禍やウクライナ情勢、急激な円安と先行き不透明な材料が山積している中、その決定時期と改定率に注目が集まりそうだ。
他方、国内では現在、主に食用は国内塩、生活インフラを支えるソーダ工業用が輸入塩として使用されている。
有事に備えた食料安全保障の観点から、日本の塩自給率11%程度という低さは看過できない状況だ。日本の食の根幹を支える国内塩と、汎用性の高い輸入塩がともに共存していく視点も忘れてはならない。
(※) 一般的には、空が赤くなる現象は「砂嵐」、「山火事」などがほとんどですが、地域的に中国東部ではそれはなさそうです。しかも「赤い夜空」は珍しい。オーロラが観測される地域でもないですし、珍しいですね。
以下は、砂嵐や山火事などによって空が赤く染まった事例です。
[記参考事] リビア内戦で血の海となったアジュダビヤの大気が砂嵐で真っ赤に染まる (地球の記録 2017年3月19日)
[記参考事] ギリシャ・クレタ島が赤く染まった日 (地球の記録 2018年3月24日)
[記参考事] 米カリフォルニア州が過去最悪の山火事に見舞われる中、サンフランシスコの空が赤く染まった(地球の記録 2020年9月10日)
ABEMA TIMES 2022/05/09
中国東部で夜空が真っ赤に染まり、街が騒然となった。中国東部浙江の沖合に浮かぶ島で7日午後8時ごろに撮影された映像では、空を見上げると夕焼けの赤とはまったく異なる赤色に染まっている。
多くの市民がこの現象を目撃し、SNS上では「何か災害の前兆だろうか」「戦争が始まったのか」といった書き込みが相次いだ。中国メディアは専門家の話として、「この日は大気中の水分量が多く、サンマ漁で使用される赤色のライトが拡散して空が赤く見えた可能性がある」と伝えている。
(※) 太字はこちらで施しています。
news.yahoo.co.jp 2022/05/09
レバノン、パレスチナ、シリア、ヨルダン、イラクにかけてのマシュリクと呼ばれる地域では、例年11月~5月初頭までが降水期でそれ以後は厳しい暑さに見舞われる。降水期の終わりと真夏の間の短い期間が、小麦の収穫の時期にあたり、この期間の農村は収穫機器が徹夜で操業する忙しさになる、はずだ。
しかしながら、この地域は昨年に勝るとも劣らない干ばつに見舞われ、降水量と河川の流量は相当に少なかった。
シリアの地中海沿岸部は平年並みの降水量を記録した地点もあったが、内陸の農業地帯の降水量は絶望的と言っていいほどの状態だった。
この状況は、トルコやイラクも含むチグリス、ユーフラテス川の流域全般で同様だったようで、今期のイラクの小麦の収穫高は昨期同様の不振となりそうだ。降水量の減少は気候変動とも関連すると考えられており、イラクでは砂嵐の頻発という新たな問題も発生している。
バグダード南方のディーワーニーヤ県では、同県を流れるユーフラテス川の水量が1秒当たり180の平年値に対し、今期は80に過ぎない。このため、イラク政府、そして生産者たちは小麦の作付け面積の削減を余儀なくされた。しかも、降水量の不足により面積当たりの収穫量は例年の半分程度にとどまる見通しである。
この不振に追い打ちをかけたのが、ウクライナでの戦争に伴う燃料と肥料の価格高騰である。エンジンオイル類や種苗も値上がりしており、これらは生産者にとって更なる重荷となる。
肥料についても、価格高騰のため国が生産者に供給する量が過去数年に比べて8分の1にまで減少する見通しだそうだ。
元々、チグリス、ユーフラテス川の流域で天水に頼る農業は不確実性が非常に高い営みではある。そこに、燃料や肥料が世界的な広範囲で取引されるようになったことにより、この不確実性に影響を与える要素はイラク政府や地元の生産者の努力ではどうにもならない範囲にまで拡大している。
今期のイラクの小麦の収穫量の見通しは250万~300万トン程度であるが、これは昨期と同程度の水準であり、イラク国内で必要とする量には及ばない。
別稿で指摘した通り、この地域での農業の不振は離農→都市への人口移動→都市近郊の生活環境悪化→社会不安という負の連鎖へとつながりやすいものである。
中東では、経験的に10年に1度ほどの頻度で世界を揺るがす大事件(大抵は紛争や政治危機)が発生するのだが、折悪しく現在は前回の大災難である「アラブの春」とその後の混乱から10年ほど経過している。
世界の耳目と様々な資源がウクライナでの戦争に集中する中、中東諸国はそのあおりを受けて人民の生活水準が低下することがほぼ確実である。そのため、「10年に1度」という経験則がとても嫌な予感として感じられてならない。
(※) 以下は、国立感染症研究所の「サル痘とは」の冒頭です。
> ヒトのサル痘は、サル痘ウイルス感染による急性発疹性疾患である。2003年11月の感染症法の改正に伴い、新規に四類感染症に規定された。自然宿主は アフリカのリスで、サルに感染するとヒトの天然痘様の症状を呈する。ヒトに感染すると、重症例では臨床的に天然痘と区別できない。ヒトのサル痘 での致死率は1〜10%程度である。
以下は、イギリスで昨年10月に業務を開始した「英国保健安全保障庁 (UKHSA)」のプレスリリースからです。
UK Health Security Agency(UKHSA) 2022/05/07
Monkeypox case confirmed in England
英国保健安全保障庁 (UKHSA)は、個人が英国でサル痘と診断されたことを確認しました。
患者は、英国に旅行する前に、感染症にかかったと考えられているナイジェリアからの最近の渡航歴があります。
サル痘はまれなウイルス感染症であり、人の間で簡単に広がることはありません。これは通常、軽度の自己制限的な病気であり、ほとんどの人は数週間以内に回復します。ただし、一部の人に重篤な症状が発生する可能性があります。
誰かが感染者と密接に接触している場合、感染が広がる可能性があります。ただし、一般の人々に感染するリスクは非常に低いです。
患者は、ロンドンのガイズ・アンド・セントトーマスNHSファウンデーショントラストにある専門の感染症ユニットで治療を受けています。
予防措置として、UKHSAの専門家はNHS (英国民保健サービス)の同僚と緊密に協力しており、個人と密接に接触していた可能性のある人々に連絡を取り、情報と健康に関するアドバイスを提供します。
これには、英国への同じフライトで患者のすぐ近くに座っていた多くの乗客に連絡することが含まれます。
症状のない人は感染者とは見なされませんが、予防措置として、近くにいた人には、体調が悪くなった場合に迅速に治療できるように連絡があります。
サル痘の初期症状には、発熱、頭痛、筋肉痛、腰痛、リンパ節の腫れ、悪寒、倦怠感などがあります。発疹が発生することがあり、多くの場合、顔から始まり、体の他の部分に広がります。発疹は変化し、さまざまな段階を経て、最終的にかさぶたを形成します。かさぶたは後で落ちます。
(※) ハイダーフレアというのは、太陽黒点からではない太陽表面爆発現象のことです。以下は 12年前の記事ですが、ハイダーフレアに関しての記事の翻訳です。
[記事] 太陽のフィラメントが起こす壮大な「ハイダーフレア」 (In Deep 2010/02/23)
そのフィラメントが現在の太陽表面上に多数あることをスペースウェザーが報じています。
spaceweather.com 2022/05/09
MAGNETIC FILAMENTS ON THE SUN
太陽フレアについて考えるとき、一般的に黒点との関連について考える。しかし、太陽の黒点だけが太陽の爆発の原因ではない。磁性フィラメントもその役目を果たすが、現在そのフィラメントが多数観測されている。
黒いヘビのように見える部分すべてが磁気フィラメントで、それぞれが磁場によって空中に保持された高密度プラズマの巨大なチューブだ。最長のものは端から端まで40万キロ以上伸びている。これは、地球から月までの距離とほぼ同じとなる。
磁気フィラメントはその構造が不安定であることで知られている。それらが爆発すると、破片が太陽の表面に落下し、「ハイダーフレア」として知られる一種の太陽フレアを引き起こす可能性がある。磁気フィラメント爆発は、コロナ質量放出を宇宙に投げ込むことが多い。
米ドル/インドルピーの推移 (1973年〜現在)
tradingeconomics.com
みんかぶFX 2022/05/09
インドルピーが対ドルで0.4%下落、1ドル=77.30ルピーと過去最安値を更新している。インドでもインフレが加速しており、インド中銀は先週、臨時の金融会合を開き、政策金利を4.0%から4.4%に引き上げた。利上げ実施は3年9カ月ぶりになる。
ただ、ドル高に押され、インドルピーは対ドルで下落している。米長期金利上昇に伴うドル買いに加え、中国景気減速やロシア-ウクライナを巡りリスク回避でもドルが買われている。
medicalxpress.com 2022/05/06
Lloviu virus – a possible new pandemic threat – isolated for the first time
Medway School of Pharmacy(英国ケント大学とグリニッジ大学のパートナーシップ)の研究者たちは、エボラウイルスの近縁種であるLloviuウイルス(LLOV)の分離を初めて支援し、パンデミックへの備えを確実にするための将来の研究の必要性を強調した。
LLOVは、エボラウイルスを含むフィロウイルスファミリーの一部だ。エボラ出血熱(同様に病原性のあるマールブルグウイルスを含む他のフィロウイルス)はアフリカでのみ自然に発生したが、Lloviuはヨーロッパで発見された。
フィロウイルスLLOVは、2002年にスペインのシュライバーのコウモリでそのRNAを介して同定され、その後ハンガリーのコウモリで検出された。
人獣共通感染症のウイルス(動物と人間の間を通過するウイルス)として、LLOVは、農業、自然環境における動物との密接な関係により、世界中の公衆衛生が関心を持っている。
これは、多くの野生生物の自然生息地の継続的な破壊と侵入により、近年さらに当てはまる。世界保健機関は、「人獣共通感染症は、新たに特定されたすべての感染症、および多くの既存の感染症の大部分を占める」と述べている。
thestar.com 2022/05/09
3 US tourists die at Bahamas hotel after falling ill
バハマのリゾートで、3人のアメリカ人観光客が病気になった後、死亡したことを当局が確認し、もう1人が治療のために病院に空輸された。
バハマの首相代理は5月6日に声明を発表し、警察は捜査中であり、死因は不明であると述べたが、犯罪とは関係していないと述べた。
死亡した人たちの身元は公表されていない。
保健大臣のマイケル・ダービル博士は、地元ニュースに、ホテルの宿泊客の何人かが5月5日に吐き気と嘔吐で診療所に行き、治療を受けて戻ったと語った。
その3人は後に死亡しているのが発見された。
ダービル博士は、環境衛生の科学者たち、医師たち、その他が公衆衛生上の危険がないことを確認するために調査していると述べた。
「私たちが見ているのは、特定の領域に関連する孤立した症例であると感じています」と博士は言い、研究者たちは病気の原因を特定するために毒物学と血液検査を行っていると付け加えた。
首相官邸の通信責任者であるラトラエ・バーミング氏は、死者はエグズーマ地区のサンダルズ・エメラルド・ベイで発生したとツイートした。
世界経済フォーラムのボノさんのページ
weforum.org
共同 2022/05/09
人気ロックバンド「U2」のボーカルのボノさんらが8日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)の地下鉄駅で電撃ライブを開催した。ボノさんは「ウクライナ国民は自身のためだけでなく、自由を愛する全ての人々のために戦っている」とたたえ、ロシア軍の侵攻に抵抗を続ける国民を激励した。地元メディアが報じた。
社会活動家としても知られるボノさんはメンバーのジ・エッジさんらと共に、避難用シェルターとしても利用される地下鉄駅で代表作の「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」などを熱唱。
集まった市民らから拍手と歓声が上がった。
(※)某県某市の5月中旬までの天気予想。
weather.yahoo.co.jp
新暦の 4月後半から 5月の、梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから、梅雨の晴れ間の意味で、梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれたが、近年は、一般に新暦 5月の晴天をいう。
zerohedge.com 2022/05/08
Taliban Orders All Afghan Women To Cover Faces In Public, Taking Country Back To Pre-2001
米国がアフガニスタンに侵入してタリバンを転覆させてから20年以上が経つ。
そんな中、AP通信は、「アフガニスタンのタリバン指導部は、すべてのアフガニスタン女性に、公の場で顔すべてを覆うブルカを着用するように命じた」と、5月7日に報告した。
これは、女性が文字通り公の場で顔を見せることが許可されなくなることを意味する。
現在必要とされているブルカは、顔を含む皮膚がまったく見えないようにしなければならない。これはしばしば強硬なイスラムのコミュニティで実施されている。
米国がタリバンを倒し、アフガニスタン独自の全国連合(そしてより「民主的な」世俗的)指導者を設置する前の2001年以前の厳格なイスラム公法への復帰であるこの命令は、アフガニスタンを中世のイスラム教のスタイルに戻すことになる。
現地のニュースは、女性が着用する必要のあるカバーやヒジャーブの種類に関しては、「アフガニスタンの文化の一部であり、長年使用されてきたため」、ブルカが最高の種類のヒジャーブ/カバーであると述べた。
(※) 「理由」 → コロナワクチン。……というか、ここで対談している人たちもそろそろ。
スポニチ 2022/05/08
【芸能 覆面座談会】
リポーター 広瀬アリスの体調不良発表は驚いた。今やドラマや映画、CMにひっぱりだこで元気な顔を常に見ているからね。
ワイドデスク 体調不良で降板するのが9月スタートの舞台。活動休止ではないとしていたけど「ちょっとお休みが必要なようです」と“休養宣言”していた。
本紙デスク 仕事をセーブしながら体調回復に努めるみたいだね。稽古も含めると半年ぐらいかかる長丁場の舞台だから大事を取って断ったようだよ。降板発表後の4月29日には、映画の初日舞台あいさつに登壇していた。今後もPR活動とかCM撮影とかの仕事は続けていくんじゃないかな。
週刊誌記者 あの後、関ジャニ∞の大倉(忠義)も難聴で芸能活動を一定期間休養するって発表したね。その後には松井珠理奈が静養、「3時のヒロイン」ゆめっちが当面休養すると発表があった。最近は第一線で活躍するタレントの体調不良による休養が多い。去年5月には深田恭子が連ドラを降板したり、11月には山本彩が活動休止を発表している。
本紙デスク 体調が理由ではないけれど、松本まりかが「休暇を取る」って宣言したし、菅田将暉も「俳優業を休業中」って番組で言っていた。菅田はだいぶ早い時期にドラマを撮影していたから、俳優業での休業に入ることをあらかじめ決めて仕事をしていたと思うけど。
ワイドデスク 人気タレントの休養や休業の発表ってこんなに続くことあったかな?
リポーター コロナの時代っていうのが影響していると思う。誰もが知らず知らずにストレスを抱えてしまう環境だし、そんな中で常に気が張っている仕事。体に変調を起こしやすいよね。
週刊誌記者 実際に人と会う機会が減ったりして気持ちが沈みがちになったり、生活のリズムが崩れて体調を崩したタレントも多かったと聞いている。
本紙デスク 対策として芸能事務所では、所属タレントと電話など話す機会を増やしているところが多い。メンタルのケアを図ると同時に、体調に変化が生じる兆しが見えたらすぐに手を差し伸べられるようにしている。コロナ前よりも、事務所とタレント本人が体調について話し合っているから休養、休業が増えているようだね。
ワイドデスク みんな体をいたわりながら力を発揮してほしいよね。
Mirro 2022/05/06
Explosion obliterates hotel in Cuban capital Havana blasting floors and killing nine
キューバのハバナにあるホテルサラトガで爆発が発生し、地元の人々は「爆弾のような音」を聞いたと述べる。これまでに9人が死亡したと報告された。
ハバナの人気ホテルで大爆発が発生し、少なくとも9人が死亡し、約30人が負傷した。
爆風がホテルの建物の大部分を破壊した後、最上階に閉じ込められた宿泊客たちからの恐怖の報告があった。
これまでのところ、この有名なホテルでの爆発の原因の詳細は公式にはわかっていない。
キューバのテレビで災害現場から話したディアス・カネル大統領は、この爆発は爆弾によって引き起こされたのではないことを確認し、ガス漏れが最も可能性の高い原因であるように思われたと付け加えた。
国営テレビも、この爆発は「テロ攻撃ではない」と述べた。
ホテルは閉鎖されているが、ホテルの経営主は、インタビューで、ホテルは数日中に再開する予定であり、現場のスタッフたちは最終的な準備をしていると述べた。また、ホテル側も爆発の原因としてガス漏れを指摘した。
NNA 2022/05/06
上海日本商工クラブは5日、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)で、上海市に工場を持つ日系企業の63%が「(工場は)全く稼働していない」と回答したとのアンケート結果を発表した。稼働が3割以下の企業(28%)も合わせると、9割の企業が通常稼働ができていない現状が明らかになった。
アンケートは4月27~30日に行い、会員の製造業63社、非製造業37社の計100社から回答を得た。このうち製造業で上海に工場がある企業は54社。
上海に工場を持つ54社のうち、封鎖中に操業を継続していた企業は2割にとどまった。操業許可を取得済みの企業は37%で、申請中は33%、未申請は30%だった。
操業率回復の課題(複数回答)では、89%が「物流の回復」と回答。「従業員の確保」(81%)や「従業員の宿泊設備確保」(81%)、「当局の操業許可」(61%)、「サプライヤーの操業回復」(59%)などを課題に挙げる企業も多かった。
回答者からは、「工場内の寮などの設備がないと、本格的な稼働再開は現実的に不可能」や「遅延賠償などの客先との調整が必要」といった声もあった。
物流手配に苦慮
上海市から市外への国内物流に関する質問(回答社数83社)には、35%が「全く手配できない」と答えた。「必要量の3割以下」も42%だった。上海市内の物流では56%が「全く手配できない」と回答した。
国際物流も43%が全く手配できない状況で、代替利用している港・空港は浙江省寧波や広東省広州、天津、山東省青島、遼寧省大連など広範囲にわたった。
1割が「臨時帰国」検討
アンケートでは、全体の11%が駐在員の臨時帰国や避難を検討・予定していると答えた。帯同家族の臨時帰国や避難を検討予定している企業は17%だった。
フィスコ 2022/05/06
米国労働省が発表した1−3月期非農業部門労働生産性は前期比‐7.5%と、10−12月期+6.3%から再びマイナスに落ち込み、1947年以降75年ぶり最大の下落率を記録した。人件費の高騰など、コストの上昇が影響した。
同指標は、連邦準備制度理事会(FRB)のグリーンスパン元議長が経済の動向を判断する上で、最も重要視していた。
同期単位人件費は前期比+11.6%と、伸びは予想を上回り20年10−12月期以降で最大となった。過去4四半期では+7.2%と、40年ぶり最大の伸び。加えて、企業は燃料や原材料価格の高騰にも悩まされることになる。
特に中小企業は、景気後退入りを警戒している。ビジネス専門局CNBCの世論調査によると、中小企業の回答者の81%が年内に景気後退に陥ると懸念していることが明らかになった。
最新4月のADP雇用統計では、従業員が50人以下の中小企業の雇用が唯一減少した。従業員に対し、大企業と競合できるような賃金を支払えず人手不足に悩まされている。
英国中央銀行は4会合連続で利上げを実施すると同時に、景気後退入りを警告しており、スタグフレーション懸念が強まりつつある。
zerohedge.com 2022/05/05
World’s Largest Fertilizer Company Warns Crop Nutrient Disruptions Through 2023
世界最大の肥料会社が、供給の混乱が2023年まで続く可能性があると警告した。ロシアによるウクライナの侵略により、世界の供給の大部分がオフラインになった。これは、世界の農生産地域での価格の高騰と作物栄養素の不足を引き起こしている。
世界的な食糧危機の初期の兆候は、まだ最初のイニングにある可能性がある。
ブルームバーグは、カナダに本拠を置く NutrienLtd 社のCEOであるケン・セイツ氏が電話会議で投資家に語ったところによると、ロシアとウクライナ(両国とも主要な肥料供給業者)での供給途絶にについて、混乱は「2022年をはるかに超えて続く可能性がある」と予想した。
セイツ氏は、紛争とロシアとベラルーシに対する西側の制裁により、世界市場の肥料供給が減少し、作物の栄養素取引が再形成され、供給の不確実性がさらに高まる可能性があると述べた。
「その結果、世界の貿易パターンに変化が生じる可能性があり得ると思う」と彼は述べた。
肥料の混乱は、今年に留まらない複数年にわたる出来事である可能性がある。
すでに、世界中の農家が肥料を減らしているため、収穫時期に収穫量が減少する恐れがあり、この影響は甚大である可能性もある。
世界中の商業農家が、肥料価格の上昇や不足のために肥料の使用量を減らしている最新の兆候がすでに伝えられている。
先週明らかにされた、ブラジル最大の農業事業の1つであるSLC Agricola SAは、デラウェア州よりも広い地域で大豆、トウモロコシ、綿花畑を管理しているが、今季、肥料の使用量を20%から25%削減する。
最大のコーヒー生産国であるブラジル、ニカラグア、グアテマラ、およびコスタリカのコーヒー農家は、 高コストと不足のために、肥料の使用を減少させることが拡大すると見られている。コスタリカの1,200人の生産者を代表するコーヒー協同組合は、肥料コストの高騰により、来年のコーヒー生産量は15%減少すると予測している。
国際肥料開発センター(IFDC)は、肥料の使用量を減らすと、コメとトウモロコシの収穫時期が短くなると警告している。最大のコメ生産国である中国、インド、バングラデシュ、インドネシア、ベトナムの農家は、肥料の散布量が少なく、生産量が10% 減少する可能性がある。これは、約3,600万トンのコメ、つまり5億人分の十分な食料に相当する。
北米の肥料価格は、2020年の夏以来数百パーセント急騰している。
米国でトップの肥料企業であるモザイク社の最高経営責任者(CEO)であるジョク・オルーク氏は、「おそらくこれは2年続く問題であり、そこに赤字が追いつくまでに2年から4年かかるだろう」と語った。
Bloomberg 2022/05/05
トルコのインフレは4月に加速した。世界的なエネルギー価格高騰と国内の食料品値上がりで20年ぶりの高水準を更新した。
4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比70%上昇。前月の61.1%から加速し、ブルームバーグがまとめた予想中央値の67.8%も上回った。前月比では7.25%上昇。予想は5.75%上昇だった。
エネルギー価格は前年同月比118.2%上昇(前月は102.9%上昇)。食品は89%上昇(同70.3%上昇)。
変動の大きい食品やエネルギーを除くコア指数は52.4%上昇(同48.4%上昇)だった。
リラは指数発表後に下落し、イスタンブール時間午前10時6分時点で0.7%安の1ドル=14.8385リラ。
シカゴ小麦先物価格の推移
tradingeconomics.com
tradingeconomics.com 2022/05/05
シカゴの小麦先物価格はブッシェルあたり10.8ドルを上回り、北米の乾燥した天候と地政学的緊張が供給懸念を高めたため、5月2日に触れた3週間の安値10.3ドルから反発した。
気象データによると、カンザス州の農場の68%とオクラホマ州の農場の65%が、過去30日間に干ばつに苦しんでいる。北米平野の劣悪な状況により、アメリカ農務省は冬小麦作物の27%を良好な状態と評価し、同時期の昨年の評価を2パーセントポイント下回った。
一方、ロシアのプーチン大統領は、世界最大の小麦の輸出国であるロシアが、制裁措置への報復として、非友好国との輸出取引を終了する可能性があると発表した。黒海からの輸出が中断されているため、世界の小麦の供給は大幅に減少しており、在庫予測の見通しが立たないため、小麦の価格はウクライナ侵攻前よりも26%高くなっている。
(※) 中国の狙いがわかりやすい感じです。iPhoneの生産拠点である上海市や昆山市もロックダウン中で、アップルは生産の場をなくしました。一方、香港では規制緩和が拡大しています。「香港政府、一部前倒しで防疫対策をさらに緩和 ビーチ・プール・バーなども再開へ」 (香港経済新聞 2022/05/05)
getnavi.jp 2022/05/05
世界最大のiPhone工場がある中国・鄭州市が事実上ロックダウン(都市封鎖)され、iPhone 13の生産ばかりか、今年秋に発売が予想されるiPhone 14(仮)シリーズの生産準備に影響が出るとの懸念が生じています。
これまで中国・上海市や昆山市といったアップル製品の生産拠点がロックダウンされたことはありましたが、台湾Foxconnが最大のiPhone組み立て工場があり、「iPhone City」の異名を取る鄭州市はそれを免れてきました。
やはりFoxconnのiPhone工場が2つある深セン市もロックダウンされたものの「クローズドループ」、つまり従業員が敷地内の社宅から職場の移動だけが許されるバブル方式により稼働が続けられ、大きな影響はなかった経緯もあります。
しかし香港メディアSouth China Morining Postによると、鄭州市では4人の新型コロナ感染者と10人の無症状陽性者が見つかったため、1週間のロックダウン状態となっているとのことです。この間は市内の主要地区にある政府機関や企業の従業員は自宅待機とされ、鄭州への出入りは「必要な」状況でのみ許可されるそう。
要はiPhone組み立て工場の従業員は作業できず、部品の搬入や製品の搬出もできそうにないわけです。
ちょうど直前に、Foxconは鄭州のiPhone工場でiPhone 14生産のための従業員を募集し始めた(しかもボーナス30%増)と報じられたばかりでした。中国でロックダウンが何度も起こる不確実性のなか、アップルがiPhone 14の発売が遅れるのを避けようと例年より早めに製造を始める狙いが推測されていたわけです。
その矢先での「iPhone City」のロックダウン。しかも、生産拠点である上海市や昆山市も緩和されたとはいえロックダウンが続いており、合計3つの拠点がフル稼働できない状況にあるといえます。
鄭州市のロックダウンはたった1週間ではありますが、それでも一度は感染が定着すると、さらなる感染の恐れもあり、再ロックダウンにも繋がりかねません。
中国の「ゼロコロナ」政策は全世界の工業生産にも悪影響を及ぼしており、いずれ遠からず、中国政府も方針を見直す必要に迫られるかもしれません。