[韓国、感染者の64%「ブレイクスルー感染」]という報道

 


韓国、感染者の64%「ブレイクスルー感染」…「高齢者は速やかに追加接種を」

読売新聞 2021/11/26

韓国の クォン・ドクチョル保健福祉相は26日、最近の韓国の新型コロナウイルス感染者のうち、64%がワクチン接種者が感染した「ブレイクスルー感染」だったと明らかにした。60歳以上の感染者では、比率が85%に上るという。

この日行われた政府の新型コロナ対策会議で、今月7~13日に確認された感染者を分析した結果を明らかにしたものだ。権氏は「重症化リスクが高い高齢者は速やかに追加接種を受けてほしい」と呼びかけた。

保健当局によると、ワクチンの予防効果は接種から4~5か月で低下する。重症者の約84%を60歳以上が占めているという。韓国政府は追加接種時期について、60歳以上は2回目接種の4か月後、50歳代は5か月後に前倒しした。韓国のワクチン接種率は26日の発表で79・4%に達するが、副反応などを恐れ、追加接種に消極的な人もいるという。

[南アフリカで新たな変異ウイルス確認 感染力高い可能性]という報道

 

(※) この変異株は、報道では「B.1.1529」とされていますけれど、スパイクタンパクに以下の 32の変異が見つかっています。このすべてに現行ワクチンは無効と見られます。

これまで見つかったB.1.1529変異株でのスパイク変異
A67V, Δ69-70, T95I, G142D/Δ143-145, Δ211/L212I, ins214EPE, G339D, S371L, S373P, S375F, K417N, N440K, G446S, S477N, T478K, E484A, Q493K, G496S, Q498R, N501Y, Y505H, T547K, D614G, H655Y, N679K, P681H, N764K, D796Y, N856K, Q954H, N969K, L981F, NSP3 – K38R, V1069I, Δ1265/L1266I, A1892T; NSP4 – T492I; NSP5 – P132H; NSP6 – Δ105-107, A189V; NSP12 – P323L; NSP14 – I42V; E – T9I; M – D3G, Q19E, A63T; N – P13L, Delta;31-33, R203K,G204R (thailandmedical.news


南アフリカで新たな変異ウイルス確認 感染力高い可能性

日本経済新聞 2021/11/26

南アフリカの国立伝染病研究所などは25日、同国で新型コロナウイルスの新たな変異ウイルスが確認されたと発表した。従来の変異ウイルスに比べて複数の変異が生じており、免疫反応をくぐり抜けて高い感染力を持つ恐れがあるという。英国は発表を受け、南アへの渡航を制限する考えを明らかにした。

南アでは首都プレトリアや最大都市ヨハネスブルクなどで、若者を中心に22人の感染が確認されるなど感染例が増えている。隣国のボツワナや香港でも見つかっており、このうち香港のケースは南アからの渡航者だった。

ウイルスの表面にある突起状の物質「スパイクたんぱく質」に30カ所以上の変異が入っているという。人間の免疫は同部位を狙ってウイルスの排除を試みるため、変異によっては免疫反応が起こりにくくなる恐れがある。これまでの変異ウイルスよりも、さらに脅威が高まっているとの見方が出ている。

英政府は25日、南アとの間に渡航制限を設ける考えを明らかにした。南アと周辺の計6カ国から直行便を禁止するほか、英国への渡航者については、近く10日間の隔離期間も行う見通し。イスラエルも南アや周辺国からの渡航を原則禁止したと現地メディアが報じた。

世界保健機関(WHO)は26日にも緊急会合を開き、新たな変異ウイルスの危険性について議論する。

循環器系で世界トップの医学誌に「mRNAワクチン接種後は、死産の割合が29倍に」という論文が掲載

 

(※) そのうち翻訳したいとも思っています。


論文(英語)は以下にあります。

Abstract 10712: Mrna COVID Vaccines Dramatically Increase Endothelial Inflammatory Markers and ACS Risk as Measured by the PULS Cardiac Test: a Warning

紹介していた記事は以下です。

Latest devastating news on the vaccine

死産の増加について医学論文で明確にされたのは、これが初めてのような気がします。

[鯨肉初の機能性表示食品 共同船舶]という報道

(※) いやまあ別にあれなんですが、小学、中学と給食での一番人気が「クジラの竜田揚げ」だったもので、思い出しました。40年くらい前までは、クジラはポピュラーな食材でした。


鯨肉初の機能性表示食品 共同船舶

健康産業新聞 2021/11/25

共同船舶(東京都中央区)は今年10月、『凍温熟成鯨赤肉』『鯨本皮』の2商品が、鯨肉商品初の機能性表示食品として受理された。関与成分は、それぞれイミダゾールジペプチド(バレニン・アンセリン・カルノシン)とDHA。「疲労感・ストレスの軽減」「記憶力の維持」を訴求する。同社は国内最大の捕鯨業者であり、鯨肉に豊富なバレニンの研究、『クジラエキスB8』の原料供給に注力してきた。同社営業課課長代理の三平梢氏に話を聞いた。

── 届出の経緯は

当社では創業以来、民間の捕鯨会社として、調査捕鯨に注力し、美味しい鯨肉の普及に取り組んできました。ただ国内の鯨肉市場は、縮小傾向にあり、19年に日本近海での商業捕鯨再開後は、捕鯨枠が減らされたことで鯨肉の供給量、価格ともに減少しています。

このままでは、日本の鯨肉市場は失われてしまう。当社では鯨の機能性研究、新生産技術の開発を進めることで、鯨肉の評価を高めようと考えました。鯨肉には赤肉にイミダゾールジペプチド(特にバレニン)、本皮にはオメガ3系脂肪酸が豊富に含まれています。これらの成分を活用した機能性表示食品が実現できないか。約5年間をかけて、研究を進めました。

── 製品の特徴は

これまでに大学との共同研究で、バレニンの抗疲労・自律神経の調整作用をはじめ、認知機能・作業効率・集中力の向上、抗うつ、免疫賦活――などの有効性が明らかとなりました。

また鯨油に含まれるDHAには記憶を維持する効果が確認されています。私たちは、独自に鯨油の摂取により脂質合成酵素FAS遺伝子の発現抑制、血中の脂質を減少させる可能性を明らかとしました。

こうした研究成果を基に、昨春から機能性表示食品の届出準備を開始。本年10月に『凍温熟成鯨赤肉』『鯨本皮』の2商品が無事に受理されました。

── 今後の展開は

当面は、自社のオンラインサイトで販売していきます。私たちの仕事は、事業者向けの卸業がメインとなりますので、2商品の売上・出荷目標などはありません。今回の届出をモデルとして、お客様の届出をサポートすること、鯨のブランディングにより販促支援につながればと、考えております。

現在、バレニンの筋力向上効果、鯨油の脂質代謝改善について臨床を進めており、来年1月には研究報告する予定です。今回受理された疲労感軽減、記憶力維持以外の研究データの活用、缶詰やプロテインなど加工食品分野での届出についても今後、検討していきます。

慶応大の研究で海藻のフコイダンのコロナへの高い阻害活性を確認

(※) 参考記事 1918年のスペインかぜで日本の致死率が著しく低かった理由を探っているうちに突き当たった「抗ウイルス策あるいはサイトカインストーム防御策」。それは海藻とフコイダンに (In Deep)


海藻のぬめり成分が新型コロナに高い阻害活性。「フコイダン」が抗ウイルス薬候補に

ニュースイッチ 2021/11/25

抗ウイルス薬候補・吸着マスク開発期待

慶応義塾大学の高橋大介准教授、戸嶋一敦教授らは海藻のぬめり成分である硫酸化多糖「フコイダン」の新型コロナウイルスへの高い阻害活性を確認した。大阪大学との共同研究。フコイダンの基本となる硫酸化四糖を系統的に有機合成し、新型コロナのスパイクたんぱく質との結合性を評価。同たんぱく質に結合しやすい硫酸化パターンが判明した。抗ウイルス薬の候補物質やウイルス吸着マスクの開発につながる。

天然のフコイダンは新型コロナの阻害活性が報告されているが、さまざまな構造の混合物であるため多糖のどの構造が効いているか分からなかった。そこで硫酸化の部位を精密に制御した四糖を12種類合成してスパイクたんぱく質の阻害活性を評価した。

その結果、九つの水酸基が硫酸化された構造で高い阻害活性が得られた。阻害定数は3マイクロモル濃度(マイクロは100万分の1)。たんぱく質の変異体へは6マイクロ―10マイクロモル濃度。血液凝固因子「FXa」への阻害作用がないことも確認した。

フコイダンには抗がん作用や抗菌作用などが報告されており、これらは副作用になり得る。天然のフコイダンをそのまま薬にすることは難しい。精密合成して分子構造が明らかな硫酸化四糖で抗ウイルス作用の部位を特定できると医薬品の候補物質になり得る。

また、ウイルス吸着マスクなど体内に摂取しない形態の予防策では、結合性や吸着性能を評価する基準が必要だった。硫酸化四糖と比べることでフコイダン材料の活性を定量的に示せる。

詳細は慶大が12月10日にオンラインで開く「第22回慶応科学技術展」(慶応テクノモール2021、日刊工業新聞社後援)で発表する。

フランスでワクチンパスポートにブースター接種必須に

 


仏で規制強化 ワクチンパスにブースター接種必須に

テレ朝news 2021/11/26

新型コロナウイルスの感染が再拡大するフランスで、ブースター接種を受けなければワクチンパスポートが無効になると発表されました。

フランスのベラン保健相は25日、来年1月15日以降はブースター接種を受けていなければ飲食店に入る際などに必要なワクチンパスポートが無効になると発表しました。

接種完了から7カ月以上経つすべての成人が対象です。

また、ブースター接種の対象者も接種完了から5カ月以上経つすべての成人に広げました。

一方、イタリアでは来月から未接種者は陰性証明を持っていてもレストランや映画館などの利用が禁止されるなどヨーロッパで規制強化の動きが加速しています。

大阪府の60代以上感染者、54%が「ブレイクスルー感染」

 


大阪府の60代以上感染者、54%が「ブレイクスルー感染」…ワクチン効果薄まる

読売新聞 2021/11/25

大阪府は25日、今月感染が判明した60歳代以上の98人のうち、ワクチンを2回接種し、14日以上経過した後の「ブレイクスルー感染」が54・1%(53人)を占めたことを明らかにした。接種から時間が経過し、ワクチンの効果が薄まっていることが原因とみられる。

40~50歳代は29・5%、20~30歳代は19%で、接種が早く始まった高齢者の割合が高かった。

府は今後、高齢者の間で感染が広がり、軽症、中等症の入院患者が増加する可能性があるとして、政府が原則「8か月以上」としている3回目のワクチン接種までの間隔を、高齢者施設などに対しては「6か月以上」に短縮するよう政府に要請することを決めた。