「ワクチンニュース」カテゴリーアーカイブ

アメリカでは「ワクチン3回接種が標準に」とファウチ所長は語りき

 

「ワクチン3回接種が標準に」米コロナ対策トップ

テレ朝news 2021/09/04

アメリカの新型コロナ対策の責任者が、感染を防ぐには「3回のワクチン接種が標準となる可能性が高い」という新たな見解を明らかにしました。

米国立アレルギー感染症研究所・ファウチ所長:「3回の接種でワクチン接種が完了となっても驚くことではない」

新型コロナ対策の指揮を執るファウチ氏は2日、「3回目のワクチン接種を始めたイスラエルで感染者が減少した」と指摘し、十分に感染を防ぐには「3回目の追加接種が必要になる」と強調しました。

そのうえで、ファイザーとモデルナのワクチンを念頭に、2回の接種で完了ではなく「3回の接種が標準となる可能性が高い」との認識を明らかにしました。

アメリカでは20日以降、接種完了から8カ月経過した人に追加の接種を始める予定です。

(※) この記事で、

> 「3回目のワクチン接種を始めたイスラエルで感染者が減少した」と指摘し

とありますが、イスラエルの3回目の接種が始まってからの感染数の推移は以下のようになっています。


ourworldindata.org

日本でも事実上のワクチンパスポートが

 

ワクチン・検査活用で制限緩和 旅行、大規模イベント容認 – 分科会提言・新型コロナ

時事通信 2012/09/03

政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会(尾身茂会長)は、今秋を念頭にワクチン接種が進んだ段階で、日常生活における行動制限の緩和に関する提言をまとめた。

接種の完了やPCR検査の陰性証明を条件に、県境を越える旅行や全国的な大規模イベントなどを容認することが柱。政府はこの提言を踏まえ、来週にも制限緩和の行程表を取りまとめる方針だ。

提言は、他人に新型コロナを感染させるリスクが低いことを示す仕組みとして「ワクチン・検査パッケージ」導入を発案。マスク着用など基本的な感染対策を前提に、同パッケージ活用の具体例として▽医療機関、高齢者施設での入院患者・入所者との面会▽大学の対面授業▽部活動▽大人数の会食・宴会―などを挙げた。

一方、大規模商業施設や飲食店での活用については、適用の是非を「検討すべき」とするにとどめた。

これに関し、分科会メンバーは「日常生活により近い場面で接種・陰性証明を求めるのは厳しすぎる」と説明。提言では、修学旅行や入試、選挙の投票、小中学校の対面授業などには「適用すべきではない」と明記した。緊急事態宣言が発令された場合は、再び行動制限を強める可能性があるとした。

尾身会長は3日の記者会見で、提言について「現在の緊急事態宣言の解除とは全く別の話だ」と述べた。

提言ではまた、ワクチンの効果をめぐり、感染力の強いデルタ株の拡大に伴い、接種後も感染する「ブレークスルー感染」が一定程度生じると指摘。希望者全ての接種が終わっても「集団免疫の獲得は困難」と記した。

変異株ミューでベルギーの老人ホームで死亡した7人は全員ワクチン接種完了者

 

「ミュー株」ベルギーの老人ホームで7人死亡、全員ワクチン接種完了者

中央日報 2021/09/03

新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)ワクチンの効果を下げる可能性がある新たなコロナウイルス変異株が出現し、懸念を生んでいる。世界保健機関(WHO)は、今年1月に南米コロンビアで初めて報告された変異ウイルス「B.1.621」を「ミュー株(Mu)」と命名し、「注目すべき変異株」に指定すると、31日(現地時間)、発表した。

この日、WHOによると、ミュー株は南米を超え、欧州や米国・香港でも感染例が確認されるなど、少なくとも39カ国で報告された。隣国の日本でも「ミュー株」感染者が初めて確認されたと、NHKが1日、報じた。

WHOはコロナ変異株のうち、透過率と症状、ワクチンの効果などを考慮し、特に注視する必要がある変異を「懸念される変異株」、それより一段階低い「注目すべき変異株」に指定・分類している。「懸念される変異株」はアルファ・ベータ・ガンマ・デルタの4種類で、「注目すべき変異株」はイータ・イオタ・カッパ・ラムダに次いでミューが追加され、5種類になった。

今回、新たに注目すべき変異株に指定されたミュー株は、世界占有率が0.1%以下だが、コロンビアでは39%、エクアドルでは13%を占めるとWHOが発表した。

問題は、「ミュー株」もこれまでの変異株のように既存の新型コロナワクチンの効果を落とす可能性があるという点だ。WHOの週間報告書はミュー株について「ベータ株と同様の方法で免疫防御力を回避する潜在力」があると説明する。

英紙ガーディアンによると、英国ではこれまで30件のミュー株感染例が報告されたが、このうち一部は、新型コロナワクチンを1次または2次まで打ったが、感染した。

また、ABC4などによると、先月、ベルギーの特別養護老人ホームでは、ミュー株に感染した7人が死亡したが、いずれもワクチン接種を完了していたにもかかわらず、感染して死亡した。

WHOはミュー株の免疫回避の程度や感染力などについてはさらなる研究が必要だという立場だ。より詳細な調査がなければ、いくつかの事例をもとに一般化することはできないという意味だ。

一方、日本の今回のミュー株感染例は、6~7月に空港検疫所の新型コロナ検査で陽性判定を受けた2人がミュー株に感染していたことが後から確認されたものだと、日本防疫当局が発表した。NHKによると、ミュー株感染者の2人は、6月末にアラブ国連邦(UAE)から成田空港を通じて入国した40代女性と、7月初めに英国から羽田空港に到着した50代女性だという。

脇田隆字・日本国立感染症研究所長は「さまざまな変異ウイルスが出てくる」とし「従来のウイルスを押しのけて拡大する状況があれば注意が必要で、情報を集めていく必要がある」と指摘した。

アメリカ企業の半数が2021年の年末までにワクチン接種を義務化

 

米企業の52%、年末までにワクチン接種を義務化

読売新聞 2021/09/02

外資系コンサルティング会社ウィリス・タワーズ・ワトソンが発表した調査で、米企業の52%が年末までに新型コロナウイルスのワクチン接種を従業員に義務付ける方針を示していることが分かった。

調査はウィリス社が8月18~25日、961社(従業員数計970万人)に対して実施した。全従業員を接種義務の対象とする方針の企業は21%で、ほかは共有スペースの使用者限定などを検討している。これまでに何らかの形で義務付けを導入した企業は21%だった。

米企業による従業員へのワクチン接種義務化は今夏以降、グーグルやフェイスブックなどIT大手を中心に表明が相次いだ。今回の調査から、こうした動きの広がりが明確になった。

一方、米求人情報サイト「インディード」の調べによると、「ワクチン接種(新型コロナウイルスワクチンと明記されていないケースも含む)」を採用条件とした求人件数は8月7日時点で、100万件あたり1164件(7日移動平均)と、1か月前から90%増加した。全体に占める件数は小さいが、ワクチンが普及していなかった2月初めは、約50件しかなかった。

「誰よりも健康だった22歳の息子、ファイザー社製ワクチン接種後に意識不明」=韓国

 

「誰よりも健康だった22歳の息子、ファイザー社製ワクチン接種後に意識不明」=韓国

wowkorea.jp 2021/09/01

最近ファイザー社製ワクチン接種後の副作用が疑われる事例が相次ぐ中、「20代の息子がファイザー社製ワクチン1次接種後に意識不明に陥った」という内容の請願文が上げられた。

8月31日、韓国大統領府の国民請願掲示板には「(満22歳)ファイザー社製1次接種後に意識不明」というタイトルの請願が掲載された。

請願によると、息子のA氏は8月17日、ファイザー社製のワクチン1次接種を受けた後、特に何の症状も無かったが、5日が過ぎた後、友達と遊んでいて突然頭痛を訴えて倒れた。

当時、一緒にいた友人はすぐに119に申告したが、近くに救急車が無かったため、他の地域から救急車を送るまで待たなければならなかった。

請願人は「(息子の友人からの連絡を受けて)私たち家族が先に近くの病院に到着していた」とし「ところが、救急車が余りに遅くに到着した。1秒が急がれるときに、病院では手術室が無いとして、他の病院を当たった」と説明した。

続けて、「多くの時間が経過して息子は大学病院に運ばれて手術を受けたが、まだ意識が無い」とし「ゴールデンタイムが重要なのに、あちこち当たってる間に適切なタイミングに治療を受けることができなかった」と主張した。

また、「空軍を除隊して大学に復学した息子は誰よりも健康だった」とし、「手術した医師も脳出血の原因が分からないと述べた。保健所に申告したところ、医師が認めなければならないと述べた」と吐露した。

シンガポールでは、新たな感染者の7割以上がワクチン接種者で占められている

 

(※)このAERAの記事では、「新規感染者の半数はワクチン完了者」とありますが、一回接種の人を含めますと、新たな感染者のおよそ 75%(接種者 1575人 / 未接種者 552人)がワクチン接種者です。


新規感染者の半数はワクチン完了者 シンガポールの調査が示す“デルタ株ブレークスルー”の可能性

AERA 2021/09/02

新型コロナウイルスを収束させる要として、世界各国でワクチン接種が進められている。だが、デルタ株の登場で先行きは不透明になっている。ワクチン接種後に感染する例も報告されている。

日本政府は今、全ての対象者への接種を10~11月には終えることを目指している。

しかし、米国やイスラエル、英国などの欧州諸国が今、検討したり、すでに実施したりしているのは、すでにワクチン接種が完了した人へのブースター、追加接種だ。

一因は、接種から時間が経つにつれ、ワクチンによって体内にできた、新型コロナウイルスを攻撃する中和抗体が減ってくるからだ。もう一つの理由は、従来のウイルスよりも感染しやすいデルタ株のまん延だ。

「中和抗体が時間とともに下がるのは自然な現象です。『はしかのワクチンは一生もつのはなぜ』とよく聞かれますが、それは、周りに感染している人がいて、ウイルスに暴露されることでブースター効果が出る、つまり免疫が強化されていたからです。しかし、はしかのウイルスがほとんどいなくなった今、ワクチンが一生もつかどうかは不明です」

東京大学医科学研究所の河岡義裕特任教授(ウイルス学)はこう説明する。

新型コロナウイルスの場合、ワクチンによる中和抗体がどの程度下がると、どれだけワクチンの効果が下がるのかはまだ不明だ。また、ウイルスに暴露されると、はしかワクチンのようにブースター効果が期待できるのかどうかも不明だ。このため、イスラエルは重症化リスクの高い高齢者らに対し、すでに3回目のブースター接種を始めた。

ただし、世界には、まだ1度も接種を受けていない人が途上国を中心に大勢いる中、WHOはブースター接種を始めないよう要請している。

デルタ株は、ワクチン接種後に感染する「ブレークスルー」が起きやすい可能性がある。

国内ウイルスのほぼすべてがデルタ株のシンガポールでは、8月24日現在、過去28日間の新規感染者2127人のうち1039人(48.8%)がワクチン接種を完全に終えた人、536人(25.2%)はワクチンの接種を部分的に終えた人だった。保健省によると、ワクチン接種を終えていない感染者の中では、過去28日間で重症化したり死亡したりした比率が8.7%だったのに対し、接種した人では1.6%だった。

シンガポールはブルートゥースを使った接触確認アプリが住民の9割以上に普及しており、接触者を徹底的に探し出して検査する。このため、過去28日間の感染者数は、無症状の人も含め、現実に起きている感染をかなり網羅的に把握した数字だと考えられる。

「ワクチンを打った人もデルタ株には感染します。重症化はしにくいですが、感染源となって他の人にうつす可能性もあります。社会には医学的な理由でワクチンが打てない人もいますし、まだ承認されていない子どもたちも打てません。だから、打てる人はなるべく早く打ち、重症化しないようにして、医療体制を守っていくしかありません」

河岡特任教授はこう強調する。

モデルナ製ワクチンの容器内の異物はステンレス(入るか普通?)

 

モデルナ製ワクチン 容器内の異物はステンレス 厚労省

毎日新聞 2021/09/01

厚生労働省は1日夜、米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの未使用の容器内で見つかった異物について、製造機器の破片のステンレスだったと発表した。国内の流通を担う武田薬品工業が調べていた。機器の摩耗で混入したとみられる。仮に筋肉内に入ったとしても、医療上のリスクが増大する可能性は低いとしている。

混入していたロット番号「3004667」(出荷量約57万回分)と、製造時期が近接する「3004734」(同約52万回分)、「3004956」(同約54万回分)の計3ロット計約163万回分については使用を中止していたが、2日から回収を始める。

武田薬品工業も1日、分析結果を公表するとともに、全ての製造ラインでの目視確認の徹底や業務手順書の改善などの再発防止策も発表した。

巧妙にワクチンを避け続ける北朝鮮。コロナワクチン約300万回分を他国に移譲

 

北朝鮮 コロナワクチン297万回分を他国に譲る意向=ユニセフ

朝鮮日報 2021/09/01

国連児童基金(ユニセフ)の報道官は北朝鮮への新型コロナウイルスワクチンの支援状況に関し、北朝鮮がワクチンの公平な分配を目指す国際的な枠組み「COVAX(コバックス)」から割り当てられたワクチンを他国に譲る意向を示したと明らかにした。米政府系放送ボイス・オブ・アメリカが1日、報じた。

ユニセフによると、北朝鮮保健省は北朝鮮に配分されたワクチン297万回分を新型コロナの深刻な影響を受けている国に再配分しても構わないとの意向を伝えてきたという。このワクチンは中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製と推定される。

世界保健機関(WHO)などは先月、COVAXが北朝鮮にシノバック製ワクチン約297万回分を割り当て、北朝鮮からの回答を待っていると発表したが、他国に譲るというのが北朝鮮の答えとみられる。

COVAXは3月、北朝鮮に英アストラゼネカ製ワクチン190万2000回分を配分したが、準備手続きなどの不備でまだ北朝鮮に供給されていない。

ただ、北朝鮮はワクチンを必要としていないわけではないようだ。ユニセフの報道官によると、北朝鮮保健省は数カ月以内にコロナワクチンを受け取れるようCOVAXと協議を続ける姿勢をみせたという。

韓国情報機関・国家情報院(国情院)のシンクタンク、国家安保戦略研究院は7月の記者会見で、北朝鮮はアストラゼネカ製品以外のワクチンの支援が可能かどうかをCOVAX側に打診し、中国製ワクチンに対しては不信感から導入をためらっているとの見解を示していた。

韓国で12 – 17歳の児童・生徒たちに対してもコロナワクチンを接種

韓国で12-17歳の新型コロナ感染者急増

朝鮮日報 2021/09/01

8月3100人…累積感染者数は1万1601人に達する

韓国国内では最近、12-17歳の年齢層で新型コロナウイルス感染者が大幅に増えていることが分かった。

政府は9-12月期から12-17歳の児童・生徒たちに対しても新型コロナワクチンを接種する方針を明らかにした。

防疫当局が先月31日に明らかにしたところによると、新型コロナウイルス感染症発生以降、国内の12-17歳の累積感染者数は1万1601人に達し、このうち3人が重症で状態が悪化したことが分かった。

月別感染者数を見ると、新型コロナ流行初期の昨年2月は30人程度だったが、流行第3波がピークだった昨年12月に971人に増えた。そして、第4波開始と相まって7月に2211人に急増、8月には3100人に達した。流行の規模に応じて12-17歳の感染者も急増しているということだ。

一部の保護者たちの間で子どものワクチン接種の安全性に対し懸念の声が出ると、防疫当局は「米国・カナダ・日本・シンガポールなど海外における12歳以上の接種事例と研究を通じ、安全性と有効性が検証された」と述べた。

新型コロナ予防接種対応推進団のキム・ギナム接種企画班長は「米国で実際に接種した事例を分析すると一般的な副反応がほとんどで、死亡事例の中に心筋炎やワクチンとの因果関係が示唆される事例はなかった」と語った。

韓国で数多くの女性たちがワクチン接種済みの不正出血と月経異常を訴えている

 

「シーツがぬれるほど不正出血」…韓国でワクチン接種済みの一部女性たちが月経異常訴え

朝鮮日報 2021/09/01

韓国で新型コロナワクチンを接種した女性の一部が月経不順や不正出血などの異常反応を訴えていることが分かった。疾病管理庁は月経異常の反応について特に知らせておらず、女性たちの間で不安が高まっている。

青瓦台国民請願ホームページには31日、「女性不正出血を新型コロナワクチン副反応として申告できるようにしてください」というタイトルの請願文が投稿された。

請願人は「複数の女性たちにワクチン接種後、月経周期でないのに不正出血が発生する事例が頻繁に発生している」「しかし、ワクチンの副反応としての申告すら受け付けてくれないというもどかしい現実がある」と訴えた。

そして、「女性にとって不正出血は最も恐ろしいことなのに、病院に行くと避妊薬を処方したり、タイレノール(解熱鎮痛剤・生理痛薬)を服用するように言ったりするだけだ」「事例研究のためにもワクチン接種後に異常症状として申告だけでもできるようにしてほしい」と請願した。

新型コロナワクチン接種後、月経不順を訴える事例は実際に多い。

会社員のユンさん(31)は先月中旬、残余ワクチン(予約キャンセルなどで余ったワクチン)でファイザー1回目の接種をした後、月経不順になったという。ユンさんは「周期は正確な方なのに、ちょうどワクチンを接種した後から来るべき時期に生理が来なかった」「『ひょっとしたら』と思って検索してみたら、月経不順を訴える人が多く、ワクチンの副反応のようだと思った」と話す。

会社員のイさん(30)は先月、残余ワクチンでファイザーを接種した後、経血量が目に見えて増えているという。イさんは「いつもより量がものすごく増えてつらかった」「生理が終わっても不安で、ずっと生理用ナプキンを持ち歩いていた」と言った。

インターネット上にも関連経験談が相次いでいる。先月ファイザーの1回目接種を受けたと話すあるネットユーザーは、生理が終わる日にワクチンを接種したが、不正出血があったという。このネットユーザーは「翌日、目が覚めたらシーツがぬれるほど出血があった」「産婦人科に行ったら不正出血で、『ワクチンを打った人がよく来る』と言われた。なぜこのようなことは教えてくれないのかと腹が立った」と語った。

先月18日にファイザー1回目接種を受けた別のネットユーザーは、月経周期が早まったと主張している。

このネットユーザーは「(接種当日に)月経周期よりも5日早く生理が始まった」「(接種2日目には)経血量がいつもよりも多くなり、生理痛もいつもよりも強かった」と言った。このほかにも「アストラゼネカ製ワクチンを接種した後、50日以上生理がなかった」「70代の女性がワクチン接種後不正出血した」などの証言もある。

月経異常反応を経験した女性は共通して、「こうしたことに対する事前告知を受けられず不安を感じた」と訴えている。特に、妊娠に備えている女性の間ではワクチン接種後に妊娠計画に支障が出ることを懸念し、「ワクチン接種を迷っている」という声も出ている。こうした中、疾病管理庁は予防接種後の異常反応による、・接種部位の痛み、腫れ ・発熱、吐き気、筋肉痛 ・倦怠感 ・頭痛など などについては知らせているが、月経不順や不正出血に付いては別途知らせていない。

韓国でこうした声が出るよりも前に、海外でもワクチン接種初期から月経周期が変わったり、経血量が目に見えて増えたりするなどの異常反応があったという女性たちの証言が相次いでいた。このため、米イリノイ大学の研究チームではワクチン接種後に月経異常の症状があった女性約14万人の事例を集めて報告書を作成した。事例の中には、「数年間生理がなかったが、ワクチン接種後に出血があった」という女性もいた。

その後、米疾病対策センター(CDC)は女性の生理反応に関して独自調査に乗り出し、このほど女性の月経不順などを潜在的な副反応として確認した。ただし、現地の医師たちは「月経不順などの副反応は心配するほどではなく、ワクチンを接種しない理由にはならない」と説明している。