「ニュース」カテゴリーアーカイブ

韓国の配送センターで、産業用ロボットが「男性とピーマンの箱の区別がつかず」圧死させる

 


韓国の配送センターで産業用ロボットが男性を圧死させる

AFP 2023/11/18

Industrial robot crushes man to death in South Korean distribution centre

韓国でロボットが男性を圧死させた事件が発生したが、ロボットが扱っていた農産物の箱と男性を区別できなかったようだと聯合ニュースが報じた。

この男性はロボット関連会社に勤める 40代で、慶尚南道の農産物流通センターでロボットのセンサーの動作を検査していた。

聯合ニュースは警察の話として、ピーマンが入った箱を持ち上げてパレットに置いていた産業用ロボットが故障したとみられ、男性を箱だと認識したと報じた。

聯合ニュースによると、ロボットアームが男性の上半身をベルトコンベアに押し付け、顔と胸を圧迫した

報道によると、男性は病院に搬送されたが、その後死亡したという。

3月には自動車部品製造工場で作業中に 50代の韓国人男性がロボットに閉じ込められ重傷を負った。



太陽のサイズが「縮小」した

 

論文の概要は以下にあります。

The acoustic size of the Sun


太陽の驚くべきサイズ縮小が新たな発見で明らかに

Sputnik 2023/11/14

Shrinking Star: New Findings Reveal Sun’s Surprising Size Reduction

太陽を理解することは、太陽が地球で最もアクセスしやすい星であるという理由だけでなく、地球への影響という点からも極めて重要だ。太陽から発生する磁気嵐は、地球の通信に影響を与える可能性がある。

新しい発見により、太陽は科学者たちによって広く受け入れられている半径よりわずかに小さく、天体は約 432,337.6マイル(695,780キロメートル)まで縮小していることが明らかになった。

更新された数値は、1970年代から支持されてきた許容測定値 432,468 マイル (695,990 km) よりもわずかに小さい。

太陽を研究する研究者たちは、皆既日食を利用して太陽のコロナ、つまり外部大気を観察し、標準的な半径測定の基礎を提供することがよくある。

しかし、太陽の物理学と大気をより深く調べるには、より正確な測定が不可欠だ。太陽は絶え間なく動き、波が表面と内部を横切るため、正確な測定には課題が生じる。

(論文より)1990年代、fモードなどの波によって引き起こされる振動に焦点を当てた研究により、太陽はわずかに小さく、従来の測定値と 0.03%から 0.07%の差があることが示唆された。

最新の研究では、pモードとして知られる別のタイプの太陽波振動が導入されており、1990年代の発見を裏付けた。

この新しい研究によると、太陽の半径は、以前の fモード データと一致して、約 432,337.6 マイル (695,780 キロメートル) であると提案されている。

この不一致はほんの数パーセントだが、太陽の核反応、化学組成、基本構造を解読する上で重要な意味を持っている。

ケンブリッジ大学の研究論文の共著者である天体物理学者のダグラス・ゴフ氏は、太陽の内部構造について誤解を招く可能性のある結論を回避する上で、これらの測定の重要性を強調した。



群発地震が発生中のアイスランドの町に「巨大な亀裂」が発生

以下は、アイスランド南西部のグリンダビークの動画です。避難命令が出ているはずですが、結構、人がいます。

ただ、アイスランド気象局のデータでは、群発地震の規模と回数は収まってきています。

(参考記事)アイスランドで激しい群発地震発生に対して非常事態宣言が発令。地震回数は過去2週間で2万4000回を超え、火山の大噴火の可能性が高まる
地球の記録 2023年11月11日




ドイツの病院受診者が2020年以来、劇的に減少し、病院の倒産が続いているという謎の事象

&nbsp

ドイツの入院患者数の推移

Stefan Homburg

ハノーファー大学の教授が理由を推測しています。


病院倒産の謎

2020年から患者数は14%急激に減少し、それ以来低い水準が続いている。その結果、収入の減少や病院の破綻が発生している。それはなぜなのか。

1. 前回の患者数の増加は、社会の高齢化に対応していた。 2020年に(コロナ対応医療の)営業を禁止し、コロナ患者がいなくなったとき、稼働率は急激に低下した。これまでのところ、このデータはわかりやすい。

2. しかし、それ以来クリニックの稼働率が増加しないのはなぜなのだろうか。移民の影響でドイツの人口は大幅に増加しており、高齢化も進み、死亡者も増加している。

3. コロナシンポジウムで同様の図を示したトム・ローセン氏は、その原因として「医療への信頼の喪失」の可能性があると述べている。ロックダウンやワクチン接種に関連して、多くの医師、商工会議所、団体が貪欲で腐敗し、反科学的であることが判明した。それ以来、人々は病院を避けるようになったのだろうか。

4. しかし、おそらく他の説明もある。数学的に言えば、2020年に連続性の崩壊が見られ、そこで何かが突然起こったに違いない。

Stefan Homburg




味の素が、アメリカ遺伝子治療薬製造会社を買収

 

味の素、何になろうとしている?


味の素、米遺伝子治療薬製造会社を約840億円で買収-自己株買いも

bloomberg.co.jp 2023/11/13

味の素は13日、同社の米子会社を通じて遺伝子治療薬の製造受託などを手掛ける米フォージ・バイオティックス・ホールディングスの全株式を約5億5400万ドル(約840億円)で買収すると発表した。同領域への本格参入により、ヘルスケア領域での飛躍的成長を図るという。

発表資料によると、フォージは遺伝子治療薬製造の過程で重要とされるアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターとプラスミドDNAの生産技術を保有する

バイオテック企業の初期臨床向けに製造実績を積み上げ、ここ数年で急成長。希少疾患の中でも患者数の多い疾患に対応して商業生産が可能な世界最大規模の製造技術・設備を持っており、今後も継続的に成長できる見込みとしている。

買収は米国の規制法令上の許可を経て、12月に実施を予定している。味の素の広報担当者によると、買収資金は銀行借り入れとコマーシャルペーパー(CP)の発行により調達する予定だ。連結業績への影響は軽微という。

調味料などを手掛ける味の素は、遺伝子治療薬の製造受託を次世代の戦略事業として位置付けている。自社が保有する遺伝子改変やアミノサイエンス関連の技術を生かし、今回の買収を通じて再生医療の領域への本格進出の足がかりとしたい考えだ。

同社の発表資料によると、米国を中心にAAVを用いた治療方法は7つの新規医療品が承認されているほか、100以上の臨床試験が行われており、今後製造市場の拡大が見込まれる。

味の素の藤江太郎社長は、約2年前から買収を検討していたことを明らかにした上で、遺伝子治療薬の受託製造で「圧倒的な地位を築くことに自信を持っている」と買収発表後のオンライン会見で述べた。

また、同社は三菱UFJ銀行などが政策株として保有していた同社株を1244万1000株売り出すことも発表。詳細は以下の通り。

・三菱UFJ銀が425万6400株、三菱UFJ信託銀行が339万6700株、みずほ銀行が255万600株など

・オーバーアロットメントとして186万5900株

・一部株主から株式を売却したいとの意向を確認したため実施

・13日の終値を基にしたブルームバーグの試算によると、売り出しは約714億円規模(オーバーアロットメント分は含まず)

・また市場への需給影響を勘案し、上限400億円、発行済み株式の1.92%相当の自己株式を取得し、一部を除いて全て消却することも明らかにした