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中東が砂嵐に襲われ続けている。クウェートでは風景が「真っ赤」に

 


激しい砂嵐が終わり、クウェートは航空飛行を再開した

National News 2022/05/23

Kuwait resumes flights after severe dust storm

暴風がイラン、クウェート、サウジアラビア、アラブ首長国連邦を襲った後、クウェートの国の内務省は視界不良について警告した

砂嵐によって引き起こされた悪天候が収まった後、クウェート国際空港で飛行と航空交通が再開したと民間航空局は述べた。クウェートの民間航空当局は、3時間近くフライトを中断した後、現地時間の午後5時50分に航空交通の復帰を発表した。

5月23日の初め、激しい砂嵐がクウェートを覆ったためクウェートの空はオレンジ色に変わり、この気象現象のために空港当局は、今月2度目のすべてのフライト停止を余儀なくされた。

砂嵐はここ数週間、中東を襲っており、気候変動のために以前より頻繁になっており、人の健康を深刻なリスクにさらす可能性があると専門家は述べる。

2週間前にイラクで少なくとも 4,000人が砂嵐により呼吸器系の問題で病院に運ばれた。4月中旬から 9回の砂嵐がイラクを襲っている。

砂嵐はまた、イラン、クウェート、サウジアラビア、およびアラブ首長国連邦の一部を窒息させた。

そして、今後数日でさらに砂嵐が発生する可能性が高い。

国立気象センターは、サウジアラビアの多くの都市が砂嵐につながる可能性のある強風の影響を受けると警告を発している。

[中国 地方銀行で8000億円預金引き出せず 抗議殺到]という報道

 


中国 地方銀行で8000億円預金引き出せず 抗議殺到 40万人に影響か

テレ朝news 2022/05/26

中国で複数の地方銀行から8000億円規模の巨額の預金が引き出せなくなっていて、預金者らから抗議が殺到しています。

返金を求める抗議者:「預金を返せ、預金を返せ」

返金を求める男性:「銀行で、こんなことが起きるなんて考えもしなかった。何の説明もない」

中国の投資会社傘下の複数の地方銀行では、先月から総額で8000億円にも上る預金が引き出せない状態が続いています。

問題の銀行はネット経由でも手軽に預金ができ、影響は40万人に及ぶとみられています。

地元警察は、投資会社が預金を使い込んだ疑いがあるとみて調べています。

日本人研究者たちによる「塩水を真水に変える“極細チューブ”」がサイエンス誌に発表される

(※) サイエンスの論文は以下だと思われます。

高密度のフッ素性内面を備えたナノチャネルを介した超高速の水の浸透
Ultrafast water permeation through nanochannels with a densely fluorous interior surface


研究から10年… 塩水を真水に変える“極細チューブ”開発「4500倍の速さで塩分を弾く」

ABEMA TIMES 2022/05/25

「一口で言うと塩水を高速で真水に変える技術。これまでのみんなが目指してきたものに対して、4500倍の速さで水を流して、かつ塩分を弾くことができるというのが今回報告した内容」

東京大学の相田卓三教授らの研究グループが、塩分は通さずに水だけを通す極細のチューブを開発。5月12日付の米科学誌『サイエンス』で発表された。

国連サミットで採択されたSDGsの17の目標でも安全な飲料水の確保について触れられる中、海水を淡水化する画期的な技術として期待が寄せられている。研究グループは、内側がフッ素で覆われた内径0.9nm(ナノメートル)という小さな穴があいた化合物を、1列に重ねることでチューブ化した。

「食塩はナトリウムイオンと塩化物イオンでできている。私たちのチューブは内側をフッ素加工していて、フッ素部分はマイナスを帯電している」

「チューブの入口全体がマイナスになっていて、そこに塩化ナトリウムが入ろうとすると、マイナスとマイナスが反発して入ってこれない。塩化物イオンが中に入らなければ、それと対になっているナトリウムイオンも入ってこれない。つまり、塩化ナトリウムが弾かれる仕組みだ」

海水の淡水化において、これまで注目されていたのが、人間の体内の細胞膜に存在する「アクアポリン」と呼ばれる水分子だけを通し、イオンや他の物質は通さないたんぱく質だった。これまでアクアポリンを模倣した様々なナノチューブが開発されてきたが、その性質を大きく超えるモノは報告されていないという。

そこで、今回の研究グループは「従来とは異なる”戦略”をとった」と伊藤喜光准教授は語る。

「水を通して塩をギリギリ通さないスレスレのサイズを狙おうというのが、これまでの戦略だった。我々のチューブというのは、単純な大きさからいえばイオンより大きい。他の競争相手から比べるとかなり大きい穴を使っている。穴が大きければ水が通るのが早いのが当たり前で、大きくても塩が通らないということがすごいこと」

塩化物イオンを通すほどの大きな穴だからこそ、従来の4500倍という速度で水を通すことができるフッ素ナノチューブ。このアイディアを思いついたのが、当時、東京大学で博士課程の学生だった佐藤浩平さんだった。

「アクアポリンの内側も実は水をちょっと弾くようなものになっていて、それが理由で体の中ですごく水が早く通るという仕組みがあった。もっと弾いたら、もっと早くなるんじゃないかなと。身の回りにあったフライパンが『これならいけるんじゃないか』と思い、輪の中にテフロンのフライパンの表面コーティングのような構造を導入した分子を設計した」

この発想から研究がスタートし、今回の発表までにかかった時間は実に10年。相田教授は、今回インタビューに答えたメンバーのほか、「学生など大勢の研究者によって成し遂げられた成果だ」と胸を張る。

「色々考えさせられることがあって、1つは日本『科学技術立国の立場はどうなるんだ』とか言われている。『日本人として今のままではすまんぞ』という気持はあるので、そういう意味で非常によかった」

「失敗100、成功1というのはまだ良い方で、失敗500、成功1くらい。その小さな穴をみんなで勇気を出して越えていっているというのが研究の大変さであり、越えた後また同じマラソンを走りたくなる。そこを理解していただいて、これから『科学者になりたい』というお子さんがいたときに、その夢を私たちが壊さないように、『将来明るいよ』というものを見せたい」

アメリカ政府が「石油輸出制限」の可能性に言及

 

(参考記事) アメリカの戦略石油備蓄が過去35年で最低の水準にまで減少 (2022/05/17)


米、石油輸出制限も排除せず 燃料価格抑制で=エネルギー長官

ロイター 2022/05/25

グランホルム米エネルギー長官は24日、バイデン大統領は国内燃料価格の高騰を和らげるため、輸出制限を導入する可能性を排除していないと述べた。

戦略石油備蓄システム視察のため訪問したルイジアナ州で、輸出制限を検討しているかと問われ「大統領がいかなる手段も排除していないことを確認できる」と答えた。

エネルギー省エネルギー情報局によると、米国が2021年に輸出した原油および石油精製品は日量約860万バレルとなり、輸入量を若干上回った。

バイデン政権は、これまでにガソリン高への対策として戦略石油備蓄からの過去最大の放出や、エタノール混合比率が高いガソリンの販売拡大容認などの措置を打ち出してきた。

また、ディーゼル燃料の緊急備蓄放出やガソリンから発生するスモッグに関する規制の撤廃などの選択肢も検討している。当局者らは一方で、輸出制限には消極的な姿勢を示してきた。

国内の石油生産者は輸出制限について、ロシア産原油への依存度低下を目指す欧州諸国を支援する米国の取り組みに逆行する可能性があるとして、反対している。

[サル痘ワクチン、米国家備蓄から放出へ]という報道

(※) 現在のサル痘はオリジナルと異なるものとなっている可能性が高く、このサル痘ワクチンはすでに効かないと思われます。以下の記事等をご参照下さればと思います。

[記事] また武漢から始まるのかよ……。というわけで、武漢ウイルス研究所の石正麗博士が今年2月に発表した「サル痘 DNA の形質転換」の研究論文のご紹介 (In Deep 2022/05/24)


サル痘ワクチン、米国家備蓄から放出へ 高リスクの接触者向け CDC発表

CNN 2022/05/24

欧米を中心に感染報告が相次いでいるウイルス性疾患「サル痘」について、米疾病対策センター(CDC)は23日、戦略国家備蓄からのワクチン放出の要請に応える方針を示した。

米国では23日までにサル痘の症例1例が確認されているほか、疑いのある症例が4例報告されている。

CDCの専門家ジェニファー・マッキストン氏は、初期の患者と接触したリスクの高い人のために、国家備蓄からの「Jynneos」ワクチン放出の要請があり、積極的な対応に当たっていると説明。米国には天然痘予防を目的としたワクチンの十分な蓄えがあると強調した。

Jynneosは2回の接種を行うワクチンで、米国では天然痘とサル痘の予防を目的として承認されている。

マッキストン氏はJynneosについて「現時点で1000回分以上が利用できる。同ワクチンの製造会社から提供を受け、今後数週間で迅速に供給量を増やすことができる見通しだ」とした。

米国で承認されているもう1つの天然痘ワクチン「ACAM2000」もサル痘の予防に利用でき、こちらは1億回分以上の備蓄があるという。ただしACAM2000は古い世代の天然痘ワクチンで、重度の副反応を伴う可能性がある。従ってこれを幅広く利用するためには真剣な論議が必要とされる」(マッキストン氏)

CDCは、サル痘の感染が確認された患者との接触者や、医療従事者、濃厚接触者、重症化リスクが高い人を対象にワクチンを供給する方針。

サル痘のイギリスでの感染確認症例数が57件となり世界トップに。1日で倍増

 

(※) 昨日5月23日のイギリスの感染確認事例は 20件でした。「疑わしい事例」がすべて確認されて、さらに増加したという感じのようです。以下の記事に昨日の状況があります。

[記事] サル痘疑いが欧米を中心とした17カ国の200人超に至り、ベルギー政府は「強制隔離」を開始… (In Deep 2022/05/24)

以下は、5月24日午前(日本時間)の報告状況です。


BNO News