「ブレインデッドニュース」カテゴリーアーカイブ

イギリスでマスク着用義務が復活

 


「オミクロン株」感染者確認の英国、マスク着用を義務化

読売新聞 2021/11/28

英政府は27日、新型コロナウイルスの新たな変異種「オミクロン株」の感染が国内で2人確認されたと発表した。ジョンソン首相は記者会見で、人口の大部分を占めるイングランドでマスク着用を義務化するなど、法的なコロナ規制を再導入する方針を明らかにした。

新型変異株の感染は、英南東部ブレントウッドと中部ノッティンガムで1人ずつ確認された。アフリカ南部への渡航に関連しているという。2人と家族は自主隔離している。

規制の再導入は新型変異株の検出が国内外で相次いでいることを受けた措置で、店舗内や公共交通機関でのマスク着用を義務づけるほか、英国へのすべての渡航者にPCR検査を義務づけ、陰性が確認できるまで強制的に自主隔離させる。新型変異株の感染者と濃厚接触していれば、ワクチン接種完了の有無にかかわらず自主隔離が必要となる。

ジョンソン氏はオミクロン株について、「感染拡大のスピードが速く、2回ワクチンを接種していても感染することもあり得るようだ」と述べ、「一時的で予防的な措置」として規制の再導入に理解を求めた。一方、規制の導入時期については明らかにせず、近く説明すると述べるにとどめた。

英国は7月に新型コロナの法的規制をすべて解除し、「コロナとの共生」を進めていた。

[子宮頸がんワクチンは男性にも必要、9~14歳での接種が最も有効か]というキチガイ報道

 


子宮頸がんワクチンは男性にも必要、9~14歳での接種が最も有効か

Forbes 2021/11/28

子宮頸がんワクチンの接種を受けた英国の女性を対象とした研究の結果、発症リスクがワクチンにより、一部で87%低下していたことが明らかになった。英国はこの病気の原因となる非常に感染力の強いウイルス、ヒトパピローマウイルス(HPV)との闘いで、大きな成功を収めたといえる。

HPVは性交など皮膚と皮膚の接触によって感染するウイルスで、成人は大半が感染している。主に、多くの女性たちの命を奪っている子宮頸がんの発症の原因として知られるが、実際には男性の陰茎がんや、性別にかかわらず発生する頭頸部がん、肛門がんにも関連していることが分かっている。

■早期の接種が効果的

英国はHPVワクチンが各国で承認されてから2年後の2008年、12~13歳の少女を対象とする接種プログラムを開始。その後、18歳まで対象を拡大した。先ごろ英医学誌ランセットに掲載された研究結果によると、子宮頸がんの発症リスクは、このプログラムが開始される前と比べ、接種を受けた年齢が12~13歳で87%、14~16歳で62%、16~18歳で34%低下していた。

さらに、英国は2019年から、男子を対象とした接種プログラムも開始している。女子と同年齢を対象としており、いずれ同様に、良い結果が示されることになると見込まれている。

ランセットで発表された研究結果は、世界保健機関(WHO)が掲げる「15歳までに接種を受ける女性の割合を90%に引き上げ、2030年までに子宮頸がんになる女性をなくす」との目標の重要性を、さらに高めるものだといえる。

WHOは男子を含め、より多くの子どもたちが接種を受けることを支持しており、その他の国際機関も含め、より多くがHPVワクチンの重要性を認め、対象年齢を9~14歳とすることが期待される。

■HPVに関する誤解

だが、残念ながら、接種はそれほど普及していない。米国では疾病対策センター(CDC)が11~12歳のすべての子どもたちに接種を推奨、9歳から接種が可能だとしているが、実際に接種を受ける子どもは、あまり増えていない。

接種が「性的な乱れにつながる」との誤解も
米国では2020年の13~17歳の接種率は、女子が61%、男子が56%だった。接種率が上がらない背景には、過去の複数の研究で誤解であることが繰り返し示されているにもかかわらず、親たちが「接種が性的な乱れにつながる」と恐れていることもあるとみられる。

また、米国に加えて日本やアイルランド、デンマークといった国々では、ソーシャルメディアなどで反ワクチン運動が展開されており、それもまた、「医師があまり接種を勧めず、親もあまり接種を求めない」という状況につながっている。

さらに、特に男子を持つ親たち、担当する医療関係者の間で、HPVワクチンに関する知識と理解が不足しているという問題もある。リスクがあるのは女性だけだと誤解している人が多いことから、少年と男性の接種率は今後も、少女・女性を大きく下回る状態が続くことになると考えられる。

■価格も問題

こうした社会的な状況に加え、接種が広まらない原因には、価格の問題もある。HPVワクチンは、当初は3回の接種が必要なタイプで、1回あたりの価格が約130ドル(約1万5000円)だった。

途上国でのワクチン接種の普及を目指す国際団体、GAVIアライアンスが交渉を続け、1回あたり約5ドルに引き下げることを実現してから、まだ10年もたっていない。また、医療保険に加入していない人が多い米国でも、このワクチンは依然として高額だ。1回分が数百ドルという場合もある。

その米国では2001年から2017年までに、頭頸部がんを発症した若年男性が5倍に増加した。このうち90%以上は、ワクチン接種によって防ぐことができたはずだと考えられている。

EU保健当局が「欧州の全成人にブースターショット」を促す

 


「全成人に追加接種を」 6カ月経過後を推奨 – EU保健当局

時事 2021/11/25

欧州連合(EU)の欧州疾病予防管理センター(ECDC)は24日、新型コロナウイルス感染再拡大を受けて声明を出し、ワクチンを接種完了者に追加投与する「ブースター接種」を全ての成人を対象に実施するよう各国に促した。

EUでは全人口の65%超への接種を完了している。ただ、未接種者だけでなく、時間経過で免疫が低下した接種完了者にも感染が広がる現状を考慮。

特に40歳以上を優先し、接種完了から少なくとも6カ月経過後に追加接種することを推奨した。

韓国が2年間も学校を閉鎖し続けていたことを知る

 

(※)韓国が世界最長レベルのコロナ休校を行っていたとは知らなかったです…。


2年ぶりに開かれた学校の門…全国の学校で22日から全面登校=韓国

wowkorea.jp 2021/11/22

季節は冬を迎えるが学校にはやっと春が来た。全国の幼稚園と小中高等学校がきょうから全面登校を始めた。新型コロナウイルス事態が発生してから約2年ぶりのことだ。長期間の非対面授業による学習欠損問題が深刻になり、学校の「日常回復」をこれ以上遅らせることはできないという判断からだ。

兪銀恵教育部(部は省に相当)長官は21日、文在寅大統領の「国民との対話」に出席し、「学校に行かなければ学習や心理、情緒、社会性の発達などをきちんと享受することができない」とし、全面登校の必要性を重ねて強調した。

最近、新型コロナウイルス感染者が3000人台を記録していることに加え、学生の感染者が1日平均約300人に達するなど、学校が新型コロナウイルスの再拡散の拠点になるのではないかという懸念が大きい。特に、12~17歳のワクチン接種完了率は12.8%に過ぎず、ワクチン接種を急ぐべきだとの指摘も出ている。

教育部は万一の事態に備え、日常回復がしばらく中断される非常計画が発動されれば、再び遠隔授業に転換する可能性があり、首都圏の学校では感染状況により時差登校や部分登校も可能なようにした。

首都圏の学校に防疫人員約1300人を追加で配置し、自治体・教育庁の合同点検班も年末まで運営する方針だ。

[「飲む中絶薬」来月申請へ、承認なら国内初…]という報道

 

(※)ここに出てくる「ミフェプリストン」という薬は、以下の記事の後半でふれています。

ワクチンが不妊と流産をもたらすもうひとつの要素「ヒト絨毛性ゴナドトロピンへの影響」… (In Deep)

これらの薬によって、この読売新聞の記事にある

> 同社による国内の治験では、妊娠9週までの妊婦120人の93%が、24時間以内に中絶できた。

という状態が出現します。


「飲む中絶薬」来月申請へ、承認なら国内初…日本は「時代遅れ」の掻爬法も

読売新聞 2021/11/21

英製薬会社ラインファーマは、人工妊娠中絶ができる経口薬について、12月下旬に厚生労働省に製造販売の承認申請をする方針を固めた。関係者が20日、明らかにした。順調に審査が進めば1年以内に承認される見通しで、国内初の「飲む中絶薬」となり、女性の心身への負担が少ない方法として期待される。

申請するのは、妊娠を維持する黄体ホルモンの働きを抑える薬「ミフェプリストン」と、子宮を収縮させる薬「ミソプロストール」。二つを組み合わせて飲み、子宮の内容物を排出する。

中絶薬は、フランスで1988年に承認され、すでに世界70か国以上で使われている。日本では中絶に対する否定的な考えもあり、導入の議論が深まらず、認められてこなかった。

同社による国内の治験では、妊娠9週までの妊婦120人の93%が、24時間以内に中絶できた。6割に腹痛や 嘔吐おうと などの症状がみられたが、ほとんどが軽度か中程度だったとしている。薬との因果関係があるとされた副作用は4割弱だった。

日本の中絶件数は、2020年に約14万件だった。国内の中絶はこれまで手術に限られ、金属製の器具で子宮の内容物をかき出す「 掻爬そうは 法」、管で吸い取る「吸引法」が用いられている。保険診療ではないため、費用は10万~20万円かかる。一方、世界保健機関(WHO)の資料によると、中絶薬の海外での平均価格は約740円と安価だ。

WHOは、体への負担が少ないとして中絶薬と吸引法を推奨。子宮を傷つけるリスクがある掻爬法については、「時代遅れで行うべきではない」と指摘している。

フランスで、ペット店での犬猫販売が禁止。イルカのショーも禁止、サーカスでの野生動物の利用も順次禁止に

 


仏、ペット店で犬猫販売禁止へ 動物愛護で24年から

CNN 2021/11/19

フランス上院は18日、動物愛護に関する法改正案を賛成多数で可決した。動物の福祉や衝動買い防止の観点から、犬と猫はペットショップでの販売を2024年から禁止する。マクロン大統領が近く署名し、施行される。

犬や猫を飼う場合、保護団体や個人からの譲渡、ブリーダーからの直接購入となる。また、法改正によって施設でのイルカやシャチのショーを26年から、移動型サーカスでの野生動物の利用を28年から、それぞれ禁止する。

ウサギや魚などは引き続き販売できるが、衝動買いを招かないようショーウインドーに陳列することは禁止する。

[【正体は?】”ナゾの動物”住宅街で目撃相次ぐ 専門家も「わからない」]という報道

 


【正体は?】”ナゾの動物”住宅街で目撃相次ぐ 専門家も「わからない」

日テレNEWS 2021/11/02

茶色い毛皮に、鋭い目…。愛知県名古屋市の住宅街で“謎の動物”の目撃が相次いでいます。ネコでもなく、イヌでもないというこの動物。目撃した人たちは不安を感じています。

「人口減れば気候と福祉にはむしろ良いこと」…英国で予想外の報告書]という報道

 


「人口減れば気候と福祉にはむしろ良いこと」…英国で予想外の報告書

中央日報 2021/10/24

国の成長に否定的要素とされる少子化と高齢化は悪い話だけではないという報告書が出された。英金融当局の金融サービス機構(FSA)元所長のアデア・ターナー氏がまとめた「小規模家族と高齢化人口報告書」だ。

ターナー氏は現在、国際機関であるエネルギー移行委員会の議長として気候変動問題と経済成長をともに解決するための現実的な案を模索している。

18日の英紙インディペンデントによると、ターナー氏はこの報告書で「出生率の低下が英国の気候目標を達成するのに助けになり、国民福祉に相当な恩恵を与えるだろう」と主張した。彼はまた、しっかりとした政府政策があるならば人口高齢化は経済の脅威にならないと主張した。

ターナー氏は英国と日本を比較して2035年の状況を予想した。英国は2035年に人口が5.2%増加した7110万人に達すると予想される。同じ期間に日本は1億2500万人から1億1319万人に人口が9.6%減少する。

彼は英国の人口が日本と同じ割合で減少すれば2035年まで3800万トンの二酸化炭素排出量を減らせると明らかにした。

また、人口減少により住宅問題も相当部分解消されると予想した。英国全域で400万軒の住宅が追加で必要がなくなるためだ。43万5000エーカーの土地で進められている住宅開発計画を止め土地を保存できる。

ターナー氏は「終わりのない人口増加を止めれば未来の自然環境に対する人類の圧迫が減り、住宅供給問題が解消され、開発途上国の繁栄と成長を支援しながらも温室効果ガス排出量目標を達成することがより容易になるだろう」と主張した。

彼は人口減少が経済成長には不利になることを認めた。ただ労働力の自動化と移住政策が労働人口減少効果を相殺するカギだと主張した。

高齢化社会に入るだけに退職時期を遅らせて人々が働き続けられるよう誘導するインセンティブ政策も必要だと力説した。

ターナー氏は報告書の序文で、「こうした人口統計学的変化を歓迎すべき最も大きな理由は(人口増減に)権限のある人たち、特に女性の自由な選択から始まるため」と話したりもした。これと関連して慈善団体「人口問題」のロビン・メイナード理事は「女性の体は安い労働力と消費者を生産する経済的道具ではない」として彼の主張を擁護した。

ターナー氏は2008年から2013年まで韓国の金融監督院に相当する金融サービス機構の所長を務めた。その前には英年金委員会委員長として英国政府の依頼を受け3年間の研究の末に年金改革案を発表している。

委員会は当時高齢化時代を迎え年金貯蓄制度を労働者、企業、政府がそれぞれ負担して年金受領年齢を65歳から最小67歳に引き上げなければならないと提言している。

現在彼が率いるエネルギー移行委員会は主要電力と産業会社、投資家、環境NGOと専門家で構成された国際的機関だ。経済と社会発展を促進して地球温暖化を2040年まで2度未満に制限するための方法を模索している。

末井昭「老化研究の最前線。誰も死なない世界は穏やかな地獄か」

 


末井昭「老化研究の最前線。誰も死なない世界は穏やかな地獄か」

婦人公論 2021/09/30

◆「亡くなった」と言っていいのかどうか

前にも書いたように、ぼくが聖書に興味を持つようになったのは、聖書研究会「イエスの方舟」のリーダー千石剛賢さんの聖書解釈に惹き込まれたからです。

その千石さんは2001年に亡くなったのですが、果たして「亡くなった」と言っていいのかどうか迷うところです。というのは、千石さんは亡くなる1年ほど前から、集会の時に「人間は死なない」とよく話していたからです。人間の体は病気したり老化したりすることが当たり前のように思われていますが、次々と肉体の上に不都合なことが起きるのは、人間が「原罪」のために死ぬことの表れだと言うのです。

〈もしイエスを死者の中からよみがえらせた方の御霊が、あなたがたのうちに住んでおられるなら、キリスト・イエスを死者の中からよみがえらせた方は、あなたがたのうちに住んでおられる御霊によって、あなたがたの死ぬべきからだをも生かしてくださるのです〉

(ローマ 8-11)

この聖句の「あなたがたの死ぬべきからだをも生かしてくださる」というところは、病気や老化といった肉体的に不都合な状態が消えるということです。ただし、「イエスを死者の中からよみがえらせた方の御霊が、あなたがたのうちに住んでおられるなら」という条件つきです。それはつまり、罪がない人ということです。

罪がない人の代表はイエス・キリストです。「イエスの方舟」では、イエスを生活すること(キリストの考えを自分の存在において、また生活の場で行為していくこと)によって、罪から解放されることを目指していました。

実際、「イエスの方舟」の人たちは、あまり年を取りませんでした。もう20年以上も行っていないので確認はしていませんが、ぼくが集会に参加していた頃、4年ほど「イエスの方舟」に行くことを中断したことがありましたが、それこそ時間が止まっているかのように、みなさん4年前と全く変わらない感じだったのです。千石さんは、10歳年を取っても、見た目は3歳ぐらいしか年を取ってないように見えると言っています。

◆死ぬことは隣の部屋に行くようなもの?

しかし、このような現象的なことはたいしたことではなく、もっと大変なことが起こると千石さんは言うのです。罪のために生命が有限化されてしまった人間のあり方から解放されて、無限生命の状態に移されるのだと。人間はある時がきたら死ぬものだと誰もが思い込んでいるのだけど、それは思い込んでいるだけで、人間の本当のあり方とは違う。「いのち」は本来無限のものなのに、罪のために有限化されてしまった。その状態から、元の無限状態に変わると言うのです。死なないことが本当なのだと。

イエスを生活していると、肉体を持っている間に無限生命を自分の実感として受け取らされる、自分は死なないんだと本当に得心できるようになるということですが、そんなことを言いふらしていたら、「ほんまに頭ヘンなのとちゃうか」と人から言われると千石さんは言います。確かに常識から考えたらあり得ないことですからヘンに思われて当然です。

千石さんの聖書解釈は常識とは真逆です(真逆にならざるを得ないといったほうがいいのかもしれません)。ぼくは常識人だけど、その常識から解放されたいという気持ちがあるから、千石さんに惹かれたのかもしれません。

こんなことを書いているぼくも、人間はある時がきたら死ぬものだと思っていたので、千石さんの話を聞いてびっくりしたのでした。どんな人にも寿命があって、寿命がきたら死んでしまうというのはごくごく普通の考えで、どんなに成功した人でも、成功できなかった人でも、同じように死ぬ時はやってくるのです。「人間、どうせいつかは死んでしまう」ということが、生きて行く上での憂うつの根源ではないかと思っていたのでした。

しかし、イエスを生活するということはなかなか難しいことです。当然、ぼくは罪の中にいるわけですから、人間は死なないということを実感として感じられません。だから理屈として考えることしかできないのです。

千石さんは、「死ぬことは隣の部屋に行くようなものです」と話したことがあります。その言葉を聞いたのは1回だけでしたが、その意味も聞いておけばよかったと後悔しています。

ヒントはその言葉だけなのですが、その言葉から想像すると、まず霊のようなものがあり、その霊が肉体に宿り、肉体が消滅しても肉体から離れた霊は存在しているということではないかと思うのです。あのイエスがそうであったように。

もしそうだとすれば、肉体という厄介なものから抜け出て、自由に何処へでも飛んで行けて、受信できる感性を持っている人とコンタクトもできると考えれば、死んでも悪くないなと思えるのです。それが実感でなくて、想像でしかないのが残念ですけど。

◆ハラリ氏の著書『ホモ・デウス』と不老不死

ユヴァル・ノア・ハラリ氏の著書『ホモ・デウス』(柴田裕之・訳 河出書房新社)を読んでいたら、気になる箇所がありました。不老不死に関係する箇所です。

驚きました。不老不死が実際にビジネスとして動き出しているのです。どのくらい先にそれが実現するのかというと、カーツワイルとデグレイは、2050年には、死を10年単位で先延ばしして行くことで不死に成功する可能性があると主張しているそうです。10年ごとに医療機関に行き、修復治療を受け、疾患を治してもらうだけでなく、劣化した組織を再生し、手や目や脳をアップグレードしてもらうことができるようになるというのです。

ぼくは2050年まで生きることはまずないと思いますが、あと30年後といえば、現在50~60歳の人ならば可能かもしれません。健康な体と豊富な資金力があればの話ですが。

◆老化の「典型的特徴」が組み合わさった結果?

『ホモ・デウス』から2年後に出版された、不老不死について書かれているデビッド・A・シンクレア氏の著書『LIFESPAN 老いなき世界』(梶山あゆみ・訳 東洋経済新報社)を読んでみました。シンクレア氏は、ハーバード大学医学大学院の遺伝学の教授で、老化を遅らせる遺伝子や低分子の研究で世界的に注目されています。本の中に多くの科学者の名前が出てくるところを見ると、ハラリ氏が「まだ少数派」と書いた頃より、この分野で活躍する研究者はかなり増えているのではないかと思います。

シンクレア氏は、〈100歳まで生きることを考えるとき、今なお「滅相もない」と思わざるを得ない。人生最後の数十年間がどういうものかを目の当たりにしてきたからであり、それがお世辞にも心惹かれるとはいえないケースが大半だからだ。人工呼吸器と種々雑多な薬。股関節骨折とおむつ。化学療法に放射線。手術に次ぐ手術に次ぐ手術。そして医療費。そう、忌忌しい医療費だ〉と、まさに忌忌しく書いて、〈私が思うに、健康な状態なしに生だけを引き延ばそうとするのは、断じて許しがたい罪である。この点は重要だ。寿命を延ばせても、同じくらい健康寿命を長くできないのなら意味がない。前者を目指すのなら、後者も実現するのが私たちの道義的な責務である〉と、おそらく延命治療を想定して「罪である」とまで書いています。

これまで、老化の研究をする大勢の聡明な研究者がいくら頑張っても、老化の原因を突き止められなかったのは、もともとそんなものは存在しなかったからで、老化も、老化に伴う病気も、老化の「典型的特徴」が組み合わさった結果だという結論に今は達しているようです。老化の特徴は以下の通りです。

DNAの損傷によってゲノムが不安定になる。
染色体の末端を保護するテロメア(特徴的な反復配列をもつDNAとタンパク質からなる複合体)が短くなる。
遺伝子スイッチのオンオフを調節するエピゲノムが変化する。
タンパク質の正常な働き(これを恒常性という)が失われる。
代謝の変化によって、栄養状態の感知メカニズムがうまく調節できなくなる。
ミトコンドリアの機能が衰える。
ゾンビのような老化細胞が蓄積して健康な細胞に炎症を起こす。
幹細胞が使い尽くされる。
細胞間情報伝達が異常をきたして炎症性分子がつくられる。

 

◆一切お金がかからない老化防止の方法

これらの問題を対処すれば、老化を遅らせることができ、病気も未然に防ぐことができるのです。それぞれの項目については、本の中で詳しく説明されています。

今はまだ「老化の生物学的仕組み」を解明するための研究には、アメリカの医学研究予算全体の1%も振り向けられていないそうです。シンクレア氏はこう言っています。〈健康寿命を延ばす研究分野の革新を加速し、薬品やテクノロジーの発見につなげるには、いくつか方策がある。しかし、一番手間がなくて簡単なのは、老化を病気と位置づけることだ。それ以外は何も変えなくていい。そうすれば老化の研究者も、ほかの個別の病気に取り組む世界中の研究者と対等に競えるようになる。どの研究活動に助成金を出すかが決まる際にも、提案書の内容が科学的に見て価値あるものかどうかが基準にされるようになる〉

すでに老化防止の薬品やサプリメントが発売されていますが、かなり高価なものが多いようです。そこで、一切お金がかからない老化防止の方法も、シンクレア氏は教えてくれます。

・野菜や豆類や全粒の穀物を多く摂理し、肉や乳製品や砂糖を控える。
・動物性タンパク質より植物性タンパク質を摂る。
・食事の量、回数を減らす。
・間欠的断食(食事を抜く期間を周期的に差し込む)。
・医師が一般に推奨するカロリーの75%程度に抑える。
・頻繁に運動をする。
・寒さに身をさらす。頻繁にサウナに入る。
・タバコはやめる。

どれもこれも健康本に出てくるような方法ですが、老化のメカニズムを知り尽くした科学者が細胞レベルでこの方法がいいと提唱すると、健康寿命維持のためにやってみようかなという気になります。

◆不死を達成した人は「史上最も不安な人々」

それにしても、自分の体が死なないことになったら、それもまた悲惨なことになり得るのかもしれません。ハラリ氏は『ホモ・デウス』で、不死を達成した人は「史上最も不安な人々となる」と書いています。なぜなら、永久に生きられるとしても、肝心の命がなくなったらそれまでなので、海で泳いだり、車が通る道を渡ったり、登山をしたり、多少とも命の危険があることはできなくなるのです。〈無限の人生をそんなことに賭けるのは馬鹿げている〉ということです。

いつか自分がこの世からいなくなってしまうと思うから、人生が充実することがあると思います。生きてるうちに何かを世に残そうと頑張っている人もいます。たとえが悪いかもしれませんが、(ぼくの場合でいうと)締め切りがあるからこそ原稿が書けるということです。生きている時間が極端に短い宿命にある人もいます。それでも必死に頑張っている人を見ると、感動と勇気をもらうことがあります。「ボーッと生きてんじゃねえよ!」と言われているような気持ちになることもあります。

もし、それほどお金がかからなくて不死を得ることができ、多くの人たちが死ななくなったとしたら、その人たちは何を考えて生きて行くのでしょうか。そういう人たちが集まっている公園があるとしたら、そこは穏やかな地獄のような気がします。

神はあえて人間に「死」を与えたのかもしれません。肉体が滅んだあと、霊として残るのかどうかはわかりませんけど。

「マスクなしに立腹 喫茶店男性殴る」という報道

 

マスクなしに立腹 喫茶店男性殴る 岡山中央署、容疑で組員逮捕

山陽新聞 2021/09/20

岡山中央署は18日、傷害と器物損壊の疑いで、自称福岡県広川町、特定抗争指定暴力団神戸山口組系の組員(63)を逮捕した。

逮捕容疑は同日午後8時半ごろ、岡山市北区田町の閉店後の喫茶店で、応対した経営者の男性(58)が新型コロナウイルスの流行が続いているのにマスクを着けていないことに腹を立て、顔を殴って口の中を切るけがを負わせた上、カウンターに椅子を投げ付け置いてあったコーヒードリッパーを破損させた疑い。容疑を認めている。

「胸触り、立ち止まって「ありがとう」」という報道

 

胸触り、立ち止まって「ありがとう」 自転車の男、歩く女性にすれ違いざま

神戸新聞NEXT 2021/09/19

18日午後9時50分ごろ、神戸市兵庫区上沢通の路上で、歩いて帰宅中の女性(20)が、前から来た自転車の男にすれ違いざまに胸を触られた。男は立ち止まり、「ありがとう」と言ってそのまま逃走した。女性にけがなどはなかった。

兵庫県警兵庫署が強制わいせつ容疑で捜査している。

君津市の52歳の男性の場合

 


「刃物持つ男が暴れている」と通報、署員駆けつけたら…自分の首に包丁あてて電話中

読売新聞 2021/09/18

17日午前10時過ぎ、千葉県君津市久保の君津市役所で、「刃物を持った男が暴れている」との通報が職員からあった。君津署員10人以上が駆けつけると、1階の納税課で男が刃渡り約15センチの包丁を自分の首にあて、携帯電話で話をしていた。

署員が隙を見て男を取り押さえ、同市の自称会社員の男(52)を銃刀法違反(刃物携帯)容疑で現行犯逮捕した。けが人はいなかった。同署で包丁を持って市役所を訪れた理由などを調べている。

「解放感を味わいたかった」と話していたが、その後の調べでは黙秘している

 

昼間に全裸でビーチ近くを歩いていた男を逮捕

沖縄タイムズ 2021/09/03

那覇署は3日、那覇市の波の上ビーチ近くの歩道で全裸になってうろついたとして、住所不定・自称無職の男(42)を公然わいせつの疑いで現行犯逮捕した。署によると、当初は「解放感を味わいたかった」と話していたが、その後の調べでは黙秘している。

逮捕容疑は3日午後2時50分ごろ、那覇市若狭の遊歩道で全裸になり、下半身を露出した疑い。目撃者からの110番通報で発覚した。

オーストラリアのニューサウスウェールズ州、過去最大の感染数を維持したままロックダウンを一部解除

(※) 最初に、オーストラリアの過去1年の感染確認数の推移を示しておきます。


ourworldindata.org


豪NSW州、シドニー近郊の外出禁止措置を終了へ

ロイター 2021/09/15

オーストラリアのニューサウスウェールズ(NSW)州当局者はシドニー近郊の12地区で実施している外出禁止措置を15日夜で終了すると発表した。

当局者によると、同州で1回目の新型コロナワクチン接種を終えた人は全体の80%となった。2回の接種を完了した人は48%と全国平均の43%を上回っているが、他の行動制限解除の基準となる70%にはまだ遠い。

接種率が70%に達するのは来月半ばごろとみており、80%まで上昇すればさらに制限を解除する方針を示している。

NSW州のベレジクリアン首相は記者会見で「懸念されていた一部地域で(感染が)安定、減少したのは喜ばしい。だが現時点でこれ以上の措置に踏み切るのは早すぎるし危険すぎる」と指摘した。

ワクチンの接種を受けていなければレストランやカフェに行くことはできないと述べ、市民に接種を促した。

NSW州で15日に新たに報告された感染者は1259人と前日の1127人からわずかに増加した。多くがシドニーで確認された。死者は12人。

ビクトリア州では新規の感染者が2日連続で減少し423人となった。1回目のワクチン接種を終えた人が70%近くに達し、想定よりも約1週間早いペースとなっている。

83歳の男性が突然、仲良い知人を金づちで何度も殴打

 

金づちで何度も…知人を殴打「仲良かった」

日テレNEWS 2021/09/14

規制線が張られ警察官などが集まる秋田市の住宅街。ここで13日、小野博容疑者(83)が殺人未遂の疑いで逮捕される事件が起きました。被害にあったのはこの家に住む80代の男性。

近所に住む人「仲も良いし、付き合いも大変よかったと思います」

事件があったのは13日午後2時40分頃。警察によりますと、男性の家にいた小野容疑者が男性の頭を数回金づちで殴ったといいます。殴られた男性は頭を十数針縫う大けがをしましたが、命に別条はないといいます。

小野容疑者は調べに対し、男性を殴ったことを認めているということで、警察はトラブルがなかったかなど詳しい経緯を調べています。

33キロの冷蔵庫をマンション5階から投げ捨てた女性が逮捕される

 

「お金がない」女がマンション5階から冷蔵庫投げ捨てる 重さ33キロ、リサイクル料払わず

神戸新聞NEXT 2021/09/14

マンション5階の自宅から冷蔵庫を投げ落としたとして、兵庫県警兵庫署は14日、建造物損壊と廃棄物処理法違反の疑いで、神戸市長田区の無職の女(42)を逮捕した。

逮捕容疑は8月24日午後4時ごろ、当時住んでいた兵庫区のマンション5階の部屋の窓から、高さ118センチ、重さ約33キロの冷蔵庫1台を投げ捨て、部屋の真下にある1~3階の外側の壁に取り付けられた換気扇カバー計3個を壊した疑い。

同署によると、冷蔵庫は隣の建物との隙間にある幅約70センチの通路に落下したという。けが人はなかった。

女は引っ越しの際にリサイクル料がかかる冷蔵庫の処理に困っていたとみられ、同署の調べに「お金に余裕があればこんなことをせずに済んだ」と話しているという。

「殺せる人を探していた」

 

(※)以下の記事の続報です。探していたようです。

「ハンマーで頭部を殴れば殺してしまうかもしれないと思っていた」


「殺せる人探していた」と逮捕の大学生 

岩手日報 2021/09/14

佐賀県鳥栖市で高齢女性が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された大学生(25)は女性と面識がなく「殺せる人を探していた」という趣旨の供述をしていることが14日、捜査関係者への取材で分かった。

「ハンマーで頭部を殴れば殺してしまうかもしれないと思っていた」

 

(※) 佐賀の事件ですが「長崎の大学生」とありますので、容疑者の方は地元の方ではないようですね。他の記事にも、

> ある住民は「みんな顔見知りで、見知らぬ人が来たら目に付く。なぜ大学生がこんなところに」と不審がった。

とありました。


ハンマーで鳥栖の70代女性を殴り殺害 佐賀県警、容疑で長崎の大学生の男逮捕

佐賀新聞 2021/09/14

70代の女性をハンマーで殴って殺害したとして、佐賀県警捜査一課と鳥栖署は14日、殺人の疑いで、長崎県長崎市中園町、大学生の山口鴻志容疑者(25)を逮捕した。「ハンマーで頭部を殴れば殺してしまうかもしれないと思っていたが、確定的な殺意まではなかった」と容疑を一部否認している。

逮捕容疑は、10日午後1時5分ごろ、鳥栖市酒井東町の民家敷地内で、近くに住む女性(79)の頭部をハンマーで複数回殴打し、殺害した疑い。

県警捜査一課によると、女性は夫と2人暮らしで、事件当時は自宅西側の親族方の庭で除草作業中だったという。10日午後1時10分ごろ、男女不明の叫び声を聞いた近くの住民が「頭から血を流して女性が倒れている」と119番。消防から鳥栖署に連絡が入った。

女性の頭頂部に近い後頭部や前額部には複数の骨折などが認められ、死因は、外傷性くも膜下出血による脳機能障害。

山口容疑者は長崎県内の大学生。13日午後0時半ごろ、大分県警大分中央署に「鳥栖市内の一軒家の民家の庭で高齢女性の頭部をハンマーで複数回殴った。殴った高齢女性は死んだかもしれないので、とんでもないことをしてしまった」と1人で自首してきた。

山口容疑者が自首した際、所持品の中に金属製のハンマーがあり、柄が37~38センチ、ハンマー部分の幅約12センチ。犯行に使用されたかどうかは、現時点では分かっていない。

彼氏が横になっていると、彼女が包丁で腹を狙う

 

彼女が刺してきた…深夜彼氏が横になっていると、女子大生が包丁で腹を狙う…逮捕 急いで避けて腕に刺さる

埼玉新聞 2021/09/10

埼玉県の朝霞署は9日、殺人未遂の容疑で、志木市居住、大学2年の女子学生(19)を現行犯逮捕した。

逮捕容疑は、9日午前0時50分ごろ、自宅アパートで、会社員男性(23)を刃物で左腕を刺して殺害しようとした疑い。

同署によると、女子学生は男性の腹を刺そうとしたが、男性が避けたため、左腕に全治不明のけがを負わせた。男性は命に別条はない。

事件直後、男性が「横になっていた時に彼女が包丁で刺してきた」と110番。駆け付けた同署員が現場に居た女子学生に事情を聴いたところ、刺したことを認めたため、逮捕した。2人は交際中で、女子学生は「殺すつもりはなく、けがをさせようと思った」などと供述しているという。同署で詳しい動機などを調べている。

「話がしたかったが会ってくれなかったから」交際男性の玄関ドアのガラス”金づち”で割る

「話がしたかったが会ってくれなかったから」交際男性の玄関ドアのガラス”金づち”で割る 22歳女逮捕

北海道ニュースUHB 2021/09/04

交際相手の自宅玄関ドアに設置されているガラスを壊したとして、22歳の女が逮捕されました。

建造物損壊の現行犯で逮捕されたのは、いずれも自称・北海道北見市に住む大学生の22歳の女です。

女は9月4日、交際している20代の男子大学生の自宅を訪れ、玄関ドアに設置されている窓ガラスを外から金づちで壊し、通報で駆け付けた警察官に逮捕されました。

当時自宅には男子大学生がいて「家のガラスが壊された」などと警察に通報し、事件が発覚しました。

警察によりますと女は男子大学生ともめていて、自宅から金づちを持って男性の自宅を訪れたということです。

調べに女は「会って話がしたかったが、会ってくれなかったので壊した」などと話していて、警察が詳しく調べています。