「ワクチンニュース」カテゴリーアーカイブ

現在、ヨーロッパで流行しているのは、2009年にパンデミックとされた「インフルエンザA(H1N1)pdm09 そのもの」の模様

以下は、厚生労働省のページからです。

新型インフルエンザA(H1N1)pdm09対策関連情報

このサイトは、2009年に発生した新型インフルエンザA(H1N1)pdm09に関する情報提供のために厚生労働省が制作し、新型インフルエンザ発生時の参考資料として当面掲載しているものです。 厚生労働省

この「インフルエンザA(H1N1)pdm09」というのが、豚インフルエンザの新型として、当時、パンデミック宣言されたのでした。

そして以下が、現在のオーストリアのインフルエンザ流行の状況です。

2023年第52週までのインフルエンザの流行状況

virologie.meduniwien.ac.at

以下が、この株の「現在の」占有率。

こちらの投稿によると、現在のインフルエンザワクチンには、このインフルエンザA(H1N1)pdm09 株が「含まれている」のだそうです。

なんとなくイヤな気配が漂います。

なお、上のオーストリアの保健当局のページによれば、第51週(2023年の年末)のヨーロッパ全体の状況について以下のように書かれていました。

> ヨーロッパではインフルエンザウイルスの活動が増加し続けています。ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、エストニア、ベルギー、オランダ、スペインでは、すでにインフルエンザウイルスの広範な活動が報告されています。他の多くのヨーロッパ諸国(オーストリアを含む)では、インフルエンザウイルスの検出数と地域的な発生が増加しています。 virologie.meduniwien.ac.at

 




カリフォルニア州で「コロナとインフルエンザや他のウイルスの同時感染」が蔓延し、医療が逼迫

この「同時感染」というのは、もはや常態となってしまいました。ウイルス干渉の法則が完全に人類社会から駆逐されたようです。そうなってから、そろそろ2年です。

(参考記事)ヒトの免疫が壊れ始めた:米国で「複数のウイルスに同時感染して入院する子どもたちが激増」しているという報告に見る「ウイルスの干渉」法則さえ崩壊した現在
In Deep 2022年6月22日

(記事より)後天性免疫不全は、時間の経過と共に増えていくと思われますので、今後の秋から冬は非常に厳しい局面をむかえる可能性が高いように感じます。


新型コロナとインフルエンザに同時罹患:二重の感染症がカリフォルニアに大打撃を与えている

LA Times 2024/01/02

Sick with COVID and the flu: Double infections hit California hard

カリフォルニアの病院は COVID とインフルエンザの患者が増えて混雑しており、中には両方のウイルスに同時に罹患している人たちもいる

すでに多忙な呼吸器ウイルスの季節において、同時に発生する病気はさらなる重荷となっている。病院はパンデミックの緊急段階ほど混雑していないものの、ますます混雑しており、ロサンゼルス郡は最近、アメリカ疾病管理予防センターが概説した COVID による入院の「中等度」カテゴリーに入った。

「これらの患者の中には複数のウイルスの検査で陽性反応が出ている人もいます。インフルエンザと新型コロナウイルス。そして、RSウイルスの流行が見られています」と南カリフォルニア・カイザー・パーマネンテの感染症専門家デイジー・ドッド博士は語った。

ウイルスの同時感染には、コロナウイルスや、RSウイルスを伴うインフルエンザも同時に含まれる可能性がある。ライノウイルスなどの風邪ウイルスが混じることもある。

病気の二重苦に見舞われているのは、小さな子どもたちと高齢者だけではなく、若い人たちや、中年の成人たちも苦しんでいる。ドッド氏は、発熱が 1週間以上続いたと報告する患者も何人か見たと述べた。

「今では誰もが、治らない激しい咳に悩まされているようです」とドッド氏は言う。医療が必要な患者の多くは「間違いなく悲惨です」と氏は述べた。

専門家たちによると、この冬に多数のウイルスの同時感染を見ている理由を説明するのは難しいという



イタリアの緊急治療室が呼吸器感染症の急増でパンク状態。数千人が入室待ち

 


緊急治療室に人々が殺到し、「数千人が入院を待っている」

ansa.it 2024/01/02

Pronto soccorso sotto assedio, ‘in migliaia attendono il ricovero’

イタリアの救急外来の状況が悪化している。クリスマス休暇の最後の数日間、救急外来は「包囲下にあり」、入院が必要な患者の待ち時間が憂慮すべきほど増加している。

イタリア救急医学会のファビオ・デ・イアコ会長は状況の概要を説明し、「ラツィオ州だけでも、現在救急外来への入院を待っている患者が 1100人を超えており、ピエモンテ州では 500人を超えているのです」としている。一方、「ロンバルディア州では過密状態のため通常の入院は中止されました」と述べた。

「国家レベルで、すべての救急治療室に非常に強い圧力がかかっていることが記録されており、さまざまな地域で、病院や医療会社による過密に対する計画が発動されています」

「この計画は、追加のベッドを見つけることを目的としていますが、病院が設立されて以来、 ベッドは慢性的に不足しており、実際に私たちにできることは、外科など他の専門分野からベッドを移動することだけです。明らかに、この問題はこの方法では解決できません」

特にこのクリスマス休暇中、イアコ会長は「我々はサービスを保証しようと努めているが、極めて困難な状況に陥っています」と警告する。「クリスマスも新年も休めなかった医師がたくさんいるのです」

12月には前月と比較して、「新型コロナウイルスによる救急要請は少なくとも 50%増加し 118件となったが、何よりも呼吸器合併症を伴うインフルエンザの要請が多かった」とイタリアシステム118協会のマリオ・バルザネッリ氏は報告した。

「専門家は、強い呼吸需要を伴うインフルエンザの症例が増加していると説明しています。つまり、合併症を伴うインフルエンザの型が増加しているのです」

救助要請の増加は、「この地域の救急医療拠点の多くがスタッフ不足で閉鎖していることも原因です。人々は118番に助けを求めていますが、人材が足りません。これが憂慮すべき混雑状況を引き起こしています」と同氏は指摘する。

このため、救急車が病院に到着しても、スペースがないため、患者は何時間も病院外の緊急車両の担架に乗せられたままとなり、これが事実上医療の停止につながっている。



「 I am so fucking pissed off …」で始まる娘さんが突然死したと思しき女性の投稿

私はワクチンを義務付けた邪悪な野郎どもにとても腹が立っています。

私の美しく健康な娘だった、クリステン・マリー…。

仕事を辞める準備をしている間に彼女は突然亡くなりました。手遅れでした。

彼女の誕生日である 1月21日が近づいていますが、私はもう死にそうです。 😭😭😭😭

このホリデーは過酷なものでしたが、もうすぐ彼女の誕生日です👼

神よ私を救い給え。 🙏🏻🙏🏻

 

救いはきっと来ますよ。

 




イギリスの超過死亡率が「第二次世界大戦以降最大」に

 

1940年から2023年までの英国の死亡率の推移

telegraph.co.uk

記事では、医師たちのストライキのために超過死亡率が上昇した、とありますが、ストライキが起きたのは昨年 2023年だけです。しかし、グラフでは、2021年も 2022年も超過死亡数は上昇していますので、ストライキだけが理由にはなり得ません。


NHS(国民保健サービス)のストライキで英国の超過死亡者数が記録的に

telegraph.co.uk 2024/01/02

Record number of excess deaths amid NHS strikes

英国では昨年、度重なる NHS ストライキと Covid-19 のパンデミックによる継続的なコストの影響で、記録的な超過死亡者数が発生している。

テレグラフの分析によると、2023年の死者数は通常より 5万3000人近く多く、パンデミックが発生していない年としては第二次世界大戦後最高の数字を記録した。

英国の医師たちは昨年、38日間のストライキを行ったが、専門家たちはこの混乱が超過死亡数の多さにつながったと懸念している。

今年も 1月3日から、若手医師たちが医療サービス史上最長のストライキを開始するが、当局者は、今回のストライキは「 NHS がこれまで直面した中で最も困難な年の始まり」を意味すると述べている。

レグラフ紙がイングランド、ウェールズ、スコットランドの国家統計局(ONS)の統計を分析したところ、 Covid-19 以前の5 年間の平均死亡者数に基づくと、昨年12月8日までに予想よりも 5万2698人多く死亡したことが示された。

5年間の平均を計算するための公式 ONS 分析には 2020 年は含まれていないが、依然として新型コロナウイルスの影響を大きく受けていた 2021年は含まれている。昨年の死者総数は 59万 5789人だった。

これは、毎週 1,000人以上の追加死者があったことを意味し、昨年の合計 50,200人や、1951年のインフルエンザ流行時のピークだった 51,200人を上回っている。これは、NHSが存在する前の 1940年(約9万6,000人の追加死亡者があった)以来、最高の数字だ。

比較可能な国際データが入手可能な2023年10月中旬時点で、英国の超過死亡率は他の先進国よりも悪かった。

2023年10月15日までの超過死亡率の各国の比較

死亡率は今年の予想を 8.6%上回り、次に最悪の国であるイスラエルの 5.5%を大幅に上回った。

英国の超過死亡率はドイツの約4倍だった。世界死亡率データセットの別のテレグラフ分析で、ニュージーランドの死亡者数は通常より 1.4パーセント多く、フランスでは予想より 1.7パーセント少なかったことが明らかになった。

データによると、超過死亡は 50歳から 64歳の中年層に不均衡な影響を及ぼしており、予想より 13.5%高く、25歳未満の層も 11.8%高い。

このデータはまた、心臓および心臓関連の問題、呼吸器感染症、糖尿病などの病気によって、 人々が本来よりも頻繁に死亡していることも示している。

心不全による超過死亡は昨年 16%増加した。心臓および呼吸器ケアは、 NHSの遅延により最も大きな打撃を受けた専門分野の一つだ。

超過死亡率の高い疾患

若手医師たちは 1月3日の午前 7時からストライキを始める予定で、1月 9日の午前 7時まで仕事に戻ることはない。

今年の1月は、NHSがこれまで直面した中で最も困難な年の始まりとなる可能性がある。

(※)なお、「医師がストライキを起こすと、死亡率が下がる」という調査があります。以下に論文があります。

(記事)面白い論文! 医師がストライキを起こすと「死亡率が下がる」
BDW 2023年9月8日




パンデミック前との比較で、アメリカの5〜17歳の「病気による死亡数」は、2023年に 32%上昇

ソースは、CDC 国立保健統計センターの「暫定的な複数死因データ」からのもののようです。こちらにあります (データを見るのは、やや面倒です)。

2023年までの米国の5〜17歳の病気による死亡数の増減率

Julia Marie, CDC