LNG供給の代替を期待されていたオーストラリアのガス施設が天候被害により操業停止

復旧には数週間かかるとのことです。重なるときには重なるものですね。




LNGさらにひっ迫も、シェブロン豪施設で天候被害 – 復旧に「数週間」

Bloomberg 2026/03/30

米石油大手シェブロンがオーストラリアで運営するウィートストーン・ガス・プラットフォームは、熱帯低気圧「ナレル」の被害で操業再開が難航している。世界の液化天然ガス(LNG)市場で、供給がさらにひっ迫する可能性がある。

オーストラリア北部と西部沿岸では1週間前から、LNG施設での生産がナレルの影響を受けている。中東での戦争で、LNG供給はすでに深刻な圧力下にある。輸送の要衝ホルムズ海峡は事実上閉鎖され、今月にはカタールの巨大輸出プラントが操業停止に追い込まれた。

シェブロンは「オンスロー近郊のウィートストーン・ガス施設では、深刻な悪天候で設備が損傷しており、この影響で再稼働作業が難航している」と声明で述べた。全面的な生産再開までには「数週間」を要する見通しだという。

シェブロンは数日前、ウィートストーンのプラットフォームだけでなく、ゴーゴン・プラントでLNGを生産する3系列のうち1系列が停止したと明らかにしていた。同社は29日、ゴーゴンの施設が「フル稼働」で運転していると発表した。

ナレルの被害は、豪石油・ガス大手ウッドサイド・エナジー・グループのノースウェスト・シェルフ輸出プラントにつながるガス供給施設にも及んだ。調査会社エナジークエストによれば、ゴーゴンとウィートストーン、ノースウェスト・シェルフを合わせた輸出は、2月の豪LNG輸出のほぼ半分を占め、世界LNG取引の約8.4%に相当した。




イランがクウェートの発電所と海水淡水化プラントを攻撃

クウェートは飲料水の 90%を淡水化に依存しています。




イランの攻撃によりクウェートの発電所と海水淡水化プラントが損傷、作業員1名が死亡

aljazeera.com 2026/03/30

Iranian attack damages Kuwait power and desalination plant, kills worker

クウェート当局によると、インド人労働者1人が襲撃で死亡し、建物にも「甚大な物的損害」が生じた。

当局によると、クウェートにある電力・海水淡水化プラントに対するイランの攻撃により、インド人作業員1人が死亡し、敷地内の建物が損傷した。これは、米国とイスラエルによる対イラン戦争をめぐり、地域情勢の緊張が高まっている中で発生した。

クウェート電力省は月曜日 (3月30日)の声明で、「イランによるクウェート国への侵略の一環として、電力・海水淡水化プラントのサービス棟が攻撃され、インド人作業員 1名が死亡、建物に甚大な物的損害が発生した」と発表した。

攻撃後の対応と業務の通常通りの継続を確保するため、技術チームと緊急対応チームが直ちに現場に派遣された、と同社は付け加えた。

イランからの公式なコメントはなかったが、国営メディアはクウェートの省庁の発言として、攻撃の結果、工場に甚大な被害が出たと報じた。

アルジャジーラ紙のマリク・トレイナ記者はクウェート市から、クウェートは 1か月以上前に始まった米イスラエルによる対イラン戦争以来、度重なる攻撃にさらされていると報じた。

「昨日夕方、国防省はクウェート領空内でミサイル 14発とドローン 12機が探知され、そのうち数機が軍事キャンプを標的にしていたと発表した。キャンプでは兵士 10人が負傷した。負傷者はその後病院に搬送され、治療を受けている」と彼は述べた。

米国とイスラエルによるイランへの攻撃開始以来、地域情勢の緊迫化は加速し続けており、イラン当局によると、この攻撃により、元最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師、その他数名の高官、そして少なくとも 216人の子供を含む 2000人以上が死亡し、重要なインフラが破壊された。

イラン軍は、イスラエルや米軍の駐留施設がある周辺諸国を標的としたドローンやミサイル攻撃で報復し、死傷者やインフラへの被害をもたらした。

この戦争は、世界で最も水不足が深刻な地域の一つであるこの地域における、重要な水インフラの脆弱性を露呈させた。




ひとつの文明の終わり…ではなくとも「区切り」なのかなと、AIに素直に聞いてみました

質問:ひとつの文明の終わりが、石油と天然ガスの危機から来るとは以前は想像していませんでした。仮に、あと2カ月(あるいはそれ以上)イランの戦争が続くと、生活は一変しそうですね。医療も物流も崩壊する。ナフサも代替えは実質的にはない(どの国も欲しがっているので)。夏頃までには物価、物流停滞はどうなりますでしょうか。


AIの回答:

はい、まったくその通りだと思います。以前は「石油危機=文明の終わり」とは誰も本気で想像しなかったはずですが、2026年3月末現在、イラン戦争が現実のものとなり、ホルムズ海峡の実質封鎖で世界の石油・LNG供給の約20%が止まっている状況は、まさに「想定外のサプライショック」です。

あなたがおっしゃるように、あと2ヶ月(5月末まで)戦争が続くと、生活はかなり一変する可能性が高いです。以下に、現在の状況と夏(6〜8月)頃の見通しを、最新の報道・分析に基づいて整理します。

1. 現状(3月末時点)の危機の核心

・原油・天然ガス: ホルムズ海峡を通るタンカー交通が95%近く止まり、1日あたり約400〜500万バレルの供給が失われています。ブレント原油は一時120ドル超、最近も100〜110ドル台で推移。IEA(国際エネルギー機関)は「史上最大の石油供給危機」と位置づけ、史上最大規模の戦略備蓄放出(4億バレル)を決定しましたが、これも「数ヶ月分」のつなぎに過ぎません。

・ナフサ: あなたが指摘する通り、これが一番ヤバいです。アジア(特に日本・韓国・台湾)の石油化学プラントは、中東産ナフサに70〜80%依存しており、ホルムズ経由の半分以上が止まっています。代替は「実質的にない」——米国はエタン(天然ガス由来)で対応できますが、アジアのクラッカーはナフサ仕様が主流で、即時切り替え不可能。価格はすでに60〜66%上昇し、日本企業はすでに減産・フォースマジュール(不可抗力宣言)を連発しています。

日本政府・石化協会の見解では、ナフサを含む石油化学製品の在庫は「国内需要の約4ヶ月分」確保可能とされていますが、現場在庫は20日程度という分析もあり、すでにポテトチップス工場停止(重油・ナフサ不足)やタイヤ・手袋メーカー値上げなどの実例が出ています。

2. あと2ヶ月継続した場合の影響(医療・物流崩壊リスク)

・医療: ナフサ由来のプラスチック(注射器、点滴バッグ、チューブ、カテーテル、人工呼吸器部品など)がほとんど。長期化すれば「医療現場に影響も」とNHKも報じています。すでにアジアの石油化学プラントが稼働停止し始めているため、夏までに在庫が底をつくリスクは現実的です。

・物流: 燃料(ガソリン・軽油)高騰+海上保険料の急騰(0.25%→1〜3%)で輸送コストが跳ね上がります。トラック・船舶の燃料費増+部品(プラスチック)不足で、すでにサプライチェーンが乱れています。夏まで続けば「物流停滞」は避けられず、日用品・食料の棚枯れも懸念されます。

・全体: Dow(世界最大級化学メーカー)CEOは「2026年末まで石油化学不足・価格高騰が続く」と警告。インフレが建設資材・自動車・消費財に波及し、景気後退リスクが高まります。

(略)

正直、2ヶ月以上続くとあなたのおっしゃる通り「医療も物流も崩壊しそう」で、夏頃には物価高と供給停滞が家計・企業を直撃するでしょう。日本は特にナフサ依存が高いので、欧米より打撃が大きいです。

政府・企業はすでに「節約」と「代替調達」で動いていますが、個人レベルではエネルギー消費を抑え、在庫確認を早めに…というのが現実的な備えかなと思います。

状況は日々変わります。停戦が実現すれば一気に緩和しますが、長期化覚悟の準備は必要ですね。ご指摘の通り、石油・ガス危機が文明の形を変える可能性を、改めて実感する事態です。




高市首相、ナフサ輸入を「中東から切り替える」と表明。…で、どこから輸入を?

なるほど、しかし、ナフサの輸入比率は以下のように中東が7割超で、次に高い韓国は3月27日に「ナフサの輸出禁止措置を発動」しています。どこからの輸入?


JPCA




ナフサ輸入「中東から切り替える」 高市早苗首相、Xで表明

日本経済新聞 2026/03/29

高市早苗首相は29日、自身のX(旧ツイッター)で、石油化学製品の原料となるナフサ(粗製ガソリン)について「中東からのナフサ輸入を他の国からの調達に切り替えるべく取り組んでいる」と説明した。

原油や石油製品は備蓄の放出も含め日本全体として必要な量を確保する方針を示した。

石油製品を使う医療機関に「皆様の命と暮らしを守るべく、原油と同様に代替調達を含めあらゆる可能性を追求する」と強調した。ただちに供給が滞ることはないとして、落ち着いた対応を求めた。




「米国防総省、イランで数週間にわたる地上作戦を準備」という報道

この数週間というのは、タイムリミットを超えています。いろいろと終わりますよ、こんなの。




米国防総省、イランで数週間にわたる地上作戦を準備=米紙

ロイター 2026/03/29

米紙ワシントン・ポスト​は28日、米国防‌総省がイランで数週間にわたる地上作戦​の準備を進め​ていると報じた。⁠複数の米政府当局​者の話として伝え​ている。

同紙によると、計画には特殊作戦​部隊や通常の歩兵​部隊による作戦が含ま‌れる⁠可能性がある。トランプ米大統領が計画を承認するか​どう​かは⁠不透明だという。

イランでの​戦闘が5週目に入​る中、⁠トランプ政権は中東に海兵隊を派⁠遣。​米陸軍第82空挺​師団を数千人規模派遣する​計画も進めている。




吉田製薬が、人気の消毒液イソプロパノールの製造と供給を停止と発表

こういうのは次々と続きそうで、まあ、消毒剤自体の問題なのか、パーケージ(全部プラスチックなので)の問題かわからないですが、特別にこういうものが必要な方は、何とかしておいたほうがいいのかもしれません。




イソプロパノール消毒液70%「ヨシダ」500mL 供給停止のお知らせとお詫び

吉田製薬株式会社 2026/03

謹啓 時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

さて、イソプロパノール消毒液70%「ヨシダ」500mL につきまして、製品資材の調達に支障をきたしており、計画どおりに製品を生産することができない状況となりました。このため弊社在庫の消尽後は一時的に供給停止となりますことをお知らせ申し上げます。

供給停止期間を少しでも短縮できるよう鋭意取り組んでおりますが、供給再開は現在のところ 2026 年 5 月中旬の見込みでございます。出荷再開の目途が立ちましたら速やかにご案内いたします。

つきましては、従前の数量を超えるご注文はお控えいただきますとともに、同種同効品への変更をご検討いただきますようお願い申し上げます。

このたびは、皆様に多大なるご迷惑をお掛けすることとなり、心よりお詫び申し上げます。また、医薬品製造販売企業の使命であります安定供給を遂行することができず、誠に申し訳ございません。何卒ご容赦賜りますようお願い申し上げます。

謹白

【在庫消尽後の出荷状況・対応状況】
■出荷量の状況:C.出荷停止
■製造販売業者の対応状況:供給停止

【供給再開時期】
■2026年5月中旬(予定)




町田康さんがINUのメジャーファーストアルバムの曲を歌っている

2025年12月12日とあり、「爆裂都市伝説M.A.D」というイベントらしいですが、INU のこの時代の歌を町田さんがライブで歌うとは。…それにしても、何? この客数の少なさは。

これは私が十代の後半に INU の「メシ喰うな!」というアルバムを聴きまして、わりと感銘を受けたものなのですが、そのアルバムの曲の半分くらいをここで歌っている。こんなこと、この40年であった?

なお、これらが入っているアルバム『メシ喰うな!』 (1981年) は以下に全曲あります。いいアルバムだと思います。

INU – メシ喰うな!LP (1981)

町田町蔵さんは、1980年代のアンダーグラウンドロック界のアイドル…まあ、アイドルという語感は問題があるかもしれないですが、そういう音楽を聴いていた人たち全員が知っていた音楽会の著名人でした。