「ワクチンニュース」カテゴリーアーカイブ

ファイザーワクチンには「23個」のプリオン産生遺伝子配列が存在する

 

ヤコブ病などを発症させる異常型プリオンタンパク質を産生する遺伝子配列をモチーフというらしいですが、それが 1252のアミノ酸配列中に 23個も存在するのだそうです。

以下は投稿されていた図です。

23個のプリオンモチーフ

mbi




16ヵ月にわたり「異なる3つの系統のコロナウイルスを体内に保持」していた免疫不全患者の症例

 

この論文で事例として取り上げられている患者は、免疫不全の人でした。ワクチンによる後天性免疫不全の場合にも当てはまるものだと思います。


免疫抑制患者の慢性新型コロナウイルス感染症は時間の経過とともに系統の変化を示す:症例報告

BMC 2024/01/04

Chronic COVID-19 infection in an immunosuppressed patient shows changes in lineage over time: a case report

概要

事例紹介

この免疫不全患者は慢性的な新型コロナウイルス感染症を患っていた。患者にはホジキンリンパ腫の病歴があり、化学療法と幹細胞移植による治療を受けていた。

治療の過程で、患者から採取した 11個の呼吸器サンプルが全ゲノム配列決定とそれに続く系統特定によって分析された。

患者内に存在するウイルスの長期にわたる全ゲノム配列決定により、患者がさまざまな時点で 3つの異なる系統のウイルスを保有していることが明らかになった。患者は最初に B.1.1.176 系統に感染し、その後 BA.1 に同時感染していた

患者が B.1.1.176 と BA.1 の両方に同時感染した場合、シークエンシングリード量に基づいて、患者内でウイルス集団がほぼ同じ割合で検出された。

さらにサンプリングを行ったところ、最後の 2つの時点で患者内に存在する系統は BA.2.9 であることが判明した。患者は最終的に呼吸不全を発症し、死亡した。

結論

このケーススタディは、COVID-19 に複数回感染した免疫不全患者に起こり得る変化の一例を示している

さらに、この症例は、COVID-19 の 2つの系統の同時同時感染が、標準的な方法による系統の割り当てが不明瞭になる可能性があることを示しており、これにはさらなる調査が必要だ。

COVID-19 の慢性感染および再感染の症例を分析する場合には、存在するウイルスの系統を適切に特定するように注意する必要がある。




現在、ヨーロッパで流行しているのは、2009年にパンデミックとされた「インフルエンザA(H1N1)pdm09 そのもの」の模様

以下は、厚生労働省のページからです。

新型インフルエンザA(H1N1)pdm09対策関連情報

このサイトは、2009年に発生した新型インフルエンザA(H1N1)pdm09に関する情報提供のために厚生労働省が制作し、新型インフルエンザ発生時の参考資料として当面掲載しているものです。 厚生労働省

この「インフルエンザA(H1N1)pdm09」というのが、豚インフルエンザの新型として、当時、パンデミック宣言されたのでした。

そして以下が、現在のオーストリアのインフルエンザ流行の状況です。

2023年第52週までのインフルエンザの流行状況

virologie.meduniwien.ac.at

以下が、この株の「現在の」占有率。

こちらの投稿によると、現在のインフルエンザワクチンには、このインフルエンザA(H1N1)pdm09 株が「含まれている」のだそうです。

なんとなくイヤな気配が漂います。

なお、上のオーストリアの保健当局のページによれば、第51週(2023年の年末)のヨーロッパ全体の状況について以下のように書かれていました。

> ヨーロッパではインフルエンザウイルスの活動が増加し続けています。ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、エストニア、ベルギー、オランダ、スペインでは、すでにインフルエンザウイルスの広範な活動が報告されています。他の多くのヨーロッパ諸国(オーストリアを含む)では、インフルエンザウイルスの検出数と地域的な発生が増加しています。 virologie.meduniwien.ac.at

 




カリフォルニア州で「コロナとインフルエンザや他のウイルスの同時感染」が蔓延し、医療が逼迫

この「同時感染」というのは、もはや常態となってしまいました。ウイルス干渉の法則が完全に人類社会から駆逐されたようです。そうなってから、そろそろ2年です。

(参考記事)ヒトの免疫が壊れ始めた:米国で「複数のウイルスに同時感染して入院する子どもたちが激増」しているという報告に見る「ウイルスの干渉」法則さえ崩壊した現在
In Deep 2022年6月22日

(記事より)後天性免疫不全は、時間の経過と共に増えていくと思われますので、今後の秋から冬は非常に厳しい局面をむかえる可能性が高いように感じます。


新型コロナとインフルエンザに同時罹患:二重の感染症がカリフォルニアに大打撃を与えている

LA Times 2024/01/02

Sick with COVID and the flu: Double infections hit California hard

カリフォルニアの病院は COVID とインフルエンザの患者が増えて混雑しており、中には両方のウイルスに同時に罹患している人たちもいる

すでに多忙な呼吸器ウイルスの季節において、同時に発生する病気はさらなる重荷となっている。病院はパンデミックの緊急段階ほど混雑していないものの、ますます混雑しており、ロサンゼルス郡は最近、アメリカ疾病管理予防センターが概説した COVID による入院の「中等度」カテゴリーに入った。

「これらの患者の中には複数のウイルスの検査で陽性反応が出ている人もいます。インフルエンザと新型コロナウイルス。そして、RSウイルスの流行が見られています」と南カリフォルニア・カイザー・パーマネンテの感染症専門家デイジー・ドッド博士は語った。

ウイルスの同時感染には、コロナウイルスや、RSウイルスを伴うインフルエンザも同時に含まれる可能性がある。ライノウイルスなどの風邪ウイルスが混じることもある。

病気の二重苦に見舞われているのは、小さな子どもたちと高齢者だけではなく、若い人たちや、中年の成人たちも苦しんでいる。ドッド氏は、発熱が 1週間以上続いたと報告する患者も何人か見たと述べた。

「今では誰もが、治らない激しい咳に悩まされているようです」とドッド氏は言う。医療が必要な患者の多くは「間違いなく悲惨です」と氏は述べた。

専門家たちによると、この冬に多数のウイルスの同時感染を見ている理由を説明するのは難しいという



イタリアの緊急治療室が呼吸器感染症の急増でパンク状態。数千人が入室待ち

 


緊急治療室に人々が殺到し、「数千人が入院を待っている」

ansa.it 2024/01/02

Pronto soccorso sotto assedio, ‘in migliaia attendono il ricovero’

イタリアの救急外来の状況が悪化している。クリスマス休暇の最後の数日間、救急外来は「包囲下にあり」、入院が必要な患者の待ち時間が憂慮すべきほど増加している。

イタリア救急医学会のファビオ・デ・イアコ会長は状況の概要を説明し、「ラツィオ州だけでも、現在救急外来への入院を待っている患者が 1100人を超えており、ピエモンテ州では 500人を超えているのです」としている。一方、「ロンバルディア州では過密状態のため通常の入院は中止されました」と述べた。

「国家レベルで、すべての救急治療室に非常に強い圧力がかかっていることが記録されており、さまざまな地域で、病院や医療会社による過密に対する計画が発動されています」

「この計画は、追加のベッドを見つけることを目的としていますが、病院が設立されて以来、 ベッドは慢性的に不足しており、実際に私たちにできることは、外科など他の専門分野からベッドを移動することだけです。明らかに、この問題はこの方法では解決できません」

特にこのクリスマス休暇中、イアコ会長は「我々はサービスを保証しようと努めているが、極めて困難な状況に陥っています」と警告する。「クリスマスも新年も休めなかった医師がたくさんいるのです」

12月には前月と比較して、「新型コロナウイルスによる救急要請は少なくとも 50%増加し 118件となったが、何よりも呼吸器合併症を伴うインフルエンザの要請が多かった」とイタリアシステム118協会のマリオ・バルザネッリ氏は報告した。

「専門家は、強い呼吸需要を伴うインフルエンザの症例が増加していると説明しています。つまり、合併症を伴うインフルエンザの型が増加しているのです」

救助要請の増加は、「この地域の救急医療拠点の多くがスタッフ不足で閉鎖していることも原因です。人々は118番に助けを求めていますが、人材が足りません。これが憂慮すべき混雑状況を引き起こしています」と同氏は指摘する。

このため、救急車が病院に到着しても、スペースがないため、患者は何時間も病院外の緊急車両の担架に乗せられたままとなり、これが事実上医療の停止につながっている。