「ワクチンニュース」カテゴリーアーカイブ

福井の病院のクラスター感染者10人に7人がワクチン接種済み

 

「ブレークスルー感染」 病院クラスター10人中7人が該当 症状軽く、福井県「ワクチンの効果」

福井新聞 2021/09/09

福井県越前町の病院関連で9月7日、新たに8人の新型コロナウイルス感染が分かり、県はクラスター(感染者集団)が発生したとの認識を示した。同日までに確認された感染者10人のうち、7人はワクチン接種完了後に陽性となる「ブレークスルー感染」だった。一方、7人はいずれも無症状または軽症にとどまっており、福井県は「重症化を防ぐワクチンの効果が表れている」とした。

この病院関連の感染者の多くは70~90代。県によると、高齢の感染者は重症化しやすく、治療も長引く傾向があるが、2回接種済みの場合、おおむね入院2週間以内で退院しているという。

今回は4人部屋の二つの病室で感染が広がった。県によると、ベッド間はカーテンで区切られていて、患者同士がコミュニケーションできる状況だった。県は感染予防の徹底を求めている。


 

(※)…「ワクチンの効果」。何が何やら。

> 2回接種済みの場合、おおむね入院2週間以内で退院している

十分重いやん。

米ノババックスが、コロナとインフルエンザの「混合ワクチン」の臨床試験を開始

 

コロナとインフル…混合ワクチンの臨床試験

日テレNEWS 2021/09/09

ひとつのワクチンで新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの両方に効果が期待される「混合ワクチン」の臨床試験が始まりました。

アメリカのバイオ医薬品メーカー『ノババックス』は8日、新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの「混合ワクチン」の初期段階の臨床試験を始めたと発表しました。

臨床試験は、オーストラリアで50歳から70歳までの健康な大人640人が参加して行われています。

混合ワクチンの安全性や免疫反応を調べ、予防効果などの詳しい臨床試験の結果が来年前半に判明する見通しだということです。

ノババックスは、「生命を脅かす2つの疾患に強い免疫反応を、同時に誘発する可能性のあるワクチンの初めての臨床試験で、医療システムの効率化が期待される」としています。

グラクソ・スミスクラインの抗体医薬ソトロビマブが「特例承認」へ

 

軽症・中等症向け抗体医薬「ソトロビマブ」、月末にも特例承認の可否判断へ

読売新聞 2021/09/09

英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)が製造販売承認を申請していた新型コロナウイルス感染症の治療薬「ソトロビマブ」について、厚生労働省は、今月末にも特例承認の可否を判断する方針を固めた。

専門部会で審議し、了承されれば速やかに特例承認する。軽症・中等症患者向けの、抗体を使った点滴薬。承認されれば、軽症者に使える抗体医薬としては、抗体カクテル療法と呼ばれる中外製薬の「ロナプリーブ」に続き、2例目になる。

GSKによると、ソトロビマブは、ウイルスの変異しにくい部分に作用するため、変異株でも効果が落ちにくいとしている。

オーストラリアでワクチン接種証明とQRコードを一元化へ

 

NSW、ワクチン証明とQRコード一元化へ

NNA 2021/09/09

オーストラリア・ニューサウスウェールズ(NSW)州政府はこのほど、QRコードを使っての入店と新型コロナウイルスのワクチン接種証明を同時に可能とするスマートフォン向けアプリを開発していると明らかにした。同州の7日の新規市中感染者は1,220人、死者は8人だった。

NSW州のベレジクリアン首相は、10月14日からシドニーの一部で飲食店がワクチン接種完了者を対象に営業再開するとの臆測が出ていることについて、「こうした試みは保健当局のアドバイス次第。入店時のチェックインやワクチン証明の一元化などまず試験運用を行うべきことが多数ある」と述べるにとどめた。

同州のバリラロ副首相は、感染拡大地域の夜間外出制限について、これによる感染抑制効果は見られず精神的に市民に悪影響となるとし、地方部での導入には反対する姿勢を示している。

変異種ミュー株には中和抗体の効果は「ほぼない」ことが東大の研究で判明

ミュー株に中和抗体「ほぼ効果ない」最新研究で判明

テレ朝news 2021/09/08

南米で主流となっている『ミュー株』について、東京大学医科学研究所は、体内で感染や重症化を防ぐ“中和抗体”の効果がほぼないとする分析結果を発表しました。

東京大学医科学研究所・佐藤佳准教授:「感染して治った方とファイザーのワクチンを打った方の血清を使って検討したが、どちらも中和抗体が効きづらい結果だった。一番、効かないといわれていたベータ株よりもミューの方が効かない」

佐藤准教授によりますと、新型コロナウイルスの従来株や変異株に対する中和抗体の働きを調べたところ、ミュー株については、他の変異株と比べ、最も効果が低かったということです。一方で、佐藤准教授は「ワクチンによって中和抗体以外にも『免疫の記憶』や『細胞性免疫』などが高まるため、ワクチンが全く効かないという意味ではない」としています。ミュー株をめぐっては、国内でこれまでに2人の感染が空港検疫で確認されています。

ファイザー社ワクチンの抗体は、半年で84%減 (永久に打てばOK)

 

ファイザー製 抗体半年で84%減か 追加接種も指摘

テレ朝news 2021/09/08

ファイザー製の新型コロナワクチンの接種を完了した半年後に抗体の量が8割以上、減少していたという研究結果が発表されました。

アメリカのブラウン大学などはファイザー製のワクチンの接種を済ませた介護施設の居住者と医療関係者の合わせて212人を対象にして、先月までに血液中の抗体の量を調査しました。

その結果、接種を終えた2週間後に比べて半年後の抗体の量がすべての対象者について84%以上、減少していたということです。

最も若い医療関係者は26歳でしたが、介護施設の高齢者と同様に半年後の抗体の量が減っていました。

他の研究者による検証、いわゆる査読の前の研究ですが、ファイザーのワクチンについて3度目の追加接種が必要だと指摘しています。

韓国のワクチン副作用報告は計 20万件に。死亡事例は 830件

 

(※)韓国のほうが日本よりまともに上に数字があがっているというあたり何とも複雑です。


ワクチン副反応2日間で新たに8165件 死者18人増=韓国

Yonhap News 2021/09/08

韓国政府の新型コロナウイルス予防接種対応推進団は8日、新型コロナワクチンの接種による副反応とみられる事例が6、7日の2日間に新たに8165件報告されたと発表した。このうち死亡が18件だった。ワクチン接種と死亡の因果関係はまだ分かっていない。

接種による副反応とみられる事例のうち、重いアレルギー反応のアナフィラキシーとみられる事例は新たに41件報告された。特に注目すべき有害事象、集中治療室への入院、障害、後遺症などを含む事例の報告は223件あった。このほかは注射した部位の痛みや腫れ、筋肉痛、頭痛などの比較的軽い症状だった。

1回目に英アストラゼネカ製のワクチンを接種し、2回目に米ファイザー製を接種した人の副反応は265件増え、計5441件となった。

韓国でワクチン接種が始まった2月26日以降、副反応とみられる事例の報告は計20万724件となった。今月8日午前0時時点の1回目、2回目の接種累計4884万1064件の0.42%に当たる。

累計接種件数に対する副反応の報告率は米ヤンセンファーマ製ワクチンが0.61%、米モデルナ製が0.59%、アストラゼネカ製が0.48%、ファイザー製が0.34%。

これまでに国内で報告されたワクチン接種後の死者は計576人となっている。ファイザー製ワクチンの接種者が308人、アストラゼネカ製が251人、ヤンセンファーマ製が10人、モデルナ製が7人。これらは副反応の報告時に死亡と報告されたケースで、他の副反応が報告された後に容体が悪化して死亡したケースを含めると、死者は計830人となる。

これまでの全ての副反応の報告のうち、95.7%に当たる19万2112件は比較的軽い症状だった。

予防接種対応推進団は副反応の報告件数を毎週月・水・土曜日に発表している。