(参考記事)ハイチでギャング団が2大刑務所を制圧。首都の8割がギャングの支配下に
BDW 2024年3月5日
ハイチ:暴力が続く中、人食いギャングが路上で「殺した人々を食べている」
blazingpress.com 2024/03/09
HAITI: CANNIBAL GANGS ARE ‘EATING PEOPLE THEY’VE KILLED’ ON THE STREETS AS VIOLENCE ERUPTS
ハイチの首都ポルトープランスのジャーナリストがデイリーエクスプレスUSに語ったところによると、暴力的なギャングメンバーがナタで警察官を襲撃し、ハイチは「混乱状態」にあるという。
ギャングたちは、アリエル・ヘンリー首相の辞任を要求しており、状況は大幅にエスカレートしている。
ギャングが2つの刑務所を襲撃し、多くの犯罪者が釈放されたことを受け、同国では非常事態が宣言された。現在、ハイチの首都の 80%がこれらのギャングによって支配されていると考えられている。
国内の暴力について、現地のジャーナリストたちはデイリー・エクスプレスUSに対し、暴力が「前例のない」レベルに達する中、路上で人食い行為が目撃されていると語った。
ジャーナリストたちは匿名で次のように語った。
「ハイチは現在、完全に混乱した状況に陥っています。どこでも、特に私が今いる首都では完全な混乱です」
「ハイチにはアリエル・ヘンリー首相というリーダーがいますが、首相は国外脱出しており、現在国内にいません。その間、ギャングが主要機関を徹底的に攻撃しています」
「警察署への襲撃もあります。2月28日には警察署が襲撃されました。警官たちは泣きながら助けを求め続けましたが、その後、警官がギャングたちにナタで切りつけられている画像がソーシャルメディアで共有されるのを目にしました」
「ギャングは米国からの銃で重武装していますが、ドローンなどの高度な技術も装備しています」
「暴力のレベルは前例のないものです。ギャングたちはできるだけ多くの人を殺そうとしているようです。彼らは恐怖キャンペーンに参加しており、可能な限り殺人的で暴力的であるように見せたいのです」
彼はさらにこう続けた。
「例えば、私たちは、ギャングのリーダーが殺した人々を食べる映像を見てきました。私たちは、誘拐されたときに拷問を受けている人々の映像を見てきました」
「ここでの目的は、恐怖を引き起こすだけではなく、人々を精神的に麻痺させることです。これはハイチがギャングの完全な支配下にあるというメッセージだと思われます」
インタビュー後、ジャーナリストはメッセージで次のように述べた。
「人食い行為が広まっているわけではないですが、状況悪化の兆候であることは間違いありません。それは何度か起こっているのです」
ハイチでは多くのギャングが支配権を巡って争っているが、ポルトープランスの犯罪ネットワークで最も強力な人物はおそらくジミー・シェリジエだろう。
「バーベキュー」の愛称で知られるシェリジエは元警察官でギャングのリーダーだ。
シェリジエは最近こう語った。
「私たちが行っている戦いは、現在の政府を倒すだけではない。それはシステム全体を変える戦いだ」
ヘンリー氏はハイチの首相代理だが、ギャングの鎮圧に失敗したとして批判されており、現在国民の信頼を失いつつある。氏は先週出国したが、現在も行方不明となっている。