「食糧」カテゴリーアーカイブ

鳥インフルエンザによる日本での殺処分数は1300万羽に。卵価格は過去最高値

 

(※) ちなみに、日本の卵の自給率はほぼゼロです (ヒナがほぼすべて輸入のため)。世界的にも、殺処分数は過去最多レベルとなっていますので、今後はさらに厳しそうです。


“物価の優等生”たまごの卸売価格がまた過去最高値を更新…鳥インフルエンザによる採卵鶏の殺処分は今シーズンすでに1300万羽以上で全採卵鶏の約1割に

TBS NEWS DIG 2023/02/14

先週、最高値をつけた物価の優等生“たまご”の卸売価格がさらに上昇し、きょう最高値を更新しました。流行が続く鳥インフルエンザによる殺処分は、全国で飼育される鶏のおよそ1割に及んでいます。

JA全農たまごによりますと、たまごMサイズ1キログラムあたりの卸売価格はきょう時点で335円となり、統計をとり始めた1993年以降で過去最高値になっています。

“物価の優等生”たまごの高値は、去年の年末から続いていて、▼鶏のえさ代の高騰や、▼鳥インフルエンザによる殺処分で供給量が減少したことが要因となっています。

今シーズンは、全国ですでに1300万羽以上の採卵用の鶏が鳥インフルエンザによる殺処分の対象となっていて、全国で飼育される鶏のおよそ1割に上っています。

農水省は、たまごの供給に影響が出ないよう、生産者に対して鶏の採卵期間を延ばすなどの要請をしています。

イタリアのベーカリーやスナック菓子企業が相次いで「コオロギの粉で作られた商品」を発売

 

(※) 参考資料

本草綱目より「コオロギの粉末」の効用


虫の粉でパンを作ることを決めたイタリアのベーカリー

RT 2023/02/08

Italian bakery to make bread with insect powder

材料には加工されたコオロギが含まれるとレストランのオーナーは言う

イタリアのベーカリーは、コオロギの加工粉を使った食パンを販売する予定です。

このニュースは、欧州委員会が先月、部分的に脱脂して粉末にしたイエコオロギ (acheta domesticus) を EU 内で食品の原料として販売および販売できるとの判決を下した後に発表された。

粉末は、製品をタンパク質でより豊かにするための添加物として使用されることがある。

トリノで地元のレストラン チェーン Tellia を経営するシェフの Enrico Murdocco 氏は 2月6日、イタリアのメディアに対し、ベーキングにシチリア産の穀物を混ぜて、昆虫の「風味を和らげる」実験を行ったと語った。

コリエーレ・デッラ・セーラ紙は、彼が「クラストとフレーバーの範囲」に特に満足していると述べたと伝えた。味はヘーゼルナッツを思い起こさせると彼は言った。

Murdocco 氏は、EU の規制当局が、ベトナムからコオロギの粉を輸入し、動物の餌として販売している地元の農場が、人間の消費に合わせた粉を作ることを許可することを期待していると述べた。

「3月の初めからパンを生産したい」とシェフは説明した。

彼は、生産コストが高く、パンがカスタムメイドであるため、価格は 1キログラムあたり約 18〜20ユーロ(19〜22ドル)になると付け加えた。「ニッチな製品になることは承知しています」

加工されたコオロギは、一部の EU 諸国ですでに原料として使用されている。

南イタリアのアライフに本拠を置くファルコ社は、コオロギの粉で作ったクラッカーを販売している。

「昆虫を食べるという考えに心境的に反対されるかもしれないですが、コオロギは実際にはおいしい製品に便利に隠すことができる新しい健康食品です」と同社はウェブサイトで述べている。

外食チェーンで卵を使った商品の販売停止が相次ぐ

 


鳥インフルエンザが影響 卵が不足で一部販売休止

HOME 5CH 2023/02/11

鳥インフルエンザの流行によって卵の供給が不足しているとして、飲食チェーン店が販売休止などを行います。

すかいらーくホールディングスは16日から鶏卵を使った一部商品の販売を休止します。

対象はバーミヤンで提供している「天津飯」やガストのパンケーキです。

また、しゃぶしゃぶ専門店の「しゃぶ葉」では、すき焼きだしを頼むと無料で提供されていた卵を13日からは1個あたり55円と有料にするとしています。

丸亀製麺もトッピングの「温泉玉子」や「半熟たまご天」など8つの商品が品切れになる見込みだと発表しました。

いずれも鳥インフルエンザの流行により、原料の卵の供給が不足しているためとしています。

卵を巡っては、餌(えさ)代の高騰などを背景に卸売価格も上昇しています。

[食用コオロギの粉末を学校給食に 全国初、まず徳島で]という報道

 

(参考記事) 漢方医学大事典(本草綱目)より「コオロギの粉末」の効用 (2023/02/07)

> 妊婦は禁忌。


食用コオロギの粉末を学校給食に 全国初、まず徳島で

日本経済新聞 2022/11/28

食用コオロギを養殖するグリラス(徳島県鳴門市)は学校給食事業に参入した。

徳島県立小松島西高校(小松島市)が28日、同社から仕入れた乾燥コオロギの粉末を校内調理し、給食として提供した。

同校は今夏にコオロギ食材の調理実習などを手がけており、生徒や教師らの間で昆虫食への理解が深まっていた。コオロギの給食導入は全国で初めてという。

グリラスと小松島西高校は同日、報道陣に給食の調理や生徒の食事のようすなどを公開した。調理師を目指す食物科の生徒が、校内の食堂で昼食づくりを担当。

グリラスが納入したコオロギ粉末を使い、給食メニューの第1弾となる「カボチャコロッケ」を用意した。ひき肉に代わるたんぱく源として、コオロギ粉末をカボチャに混ぜたのが特徴だ

小松島西高では食物科の生徒が自ら給食の献立を考え、調理している。全体で500人余りいる生徒・教職員のうち、170人程度が毎日給食を利用しているという。

食物科長の多田加奈子教諭は「給食に昆虫メニューを取り入れることで、SDGs(持続可能な開発目標)やエシカル(倫理的)消費を深く考えるきっかけになれば」と期待する。

実際にカボチャコロッケを食べた生徒からは「コオロギと聞くと抵抗があるが、粉末で中に入っている分には気にならない」「何となくエビに似た風味がして、おいしかった」などの声が聞かれた。多田教諭は「メニューは未定だが、年明けにもコオロギ給食の第2弾を予定している」と言い、その後の定番化も検討する。

小松島西高は6月、食用コオロギの粉末を使った調理実習と、昆虫食に関する全校生徒向けの特別授業を行った。

調理では皮の生地にコオロギ粉末を練り込んだ肉まんを試作。授業ではグリラスの広報担当が講師となり、人口増に伴う世界的な食糧不足の問題を指摘しつつ、コオロギに代表される「高たんぱくの昆虫食」の有用性を説いた。

「こうした下地が、今回の給食導入につながった。さらに採用校を増やしたい」とグリラスの西郷琢也氏は話す。

コオロギなどの昆虫は、牛や豚などの家畜に比べて圧倒的に少ない飼料で短期間に育つ。グリラスは通常は廃棄される小麦残さのフスマなどを餌に使い、環境にやさしい循環型食材としてコオロギの定着を目指している。

グリラスは徳島大学発のスタートアップで、同大助教の渡辺崇人社長が2019年に設立した。翌20年に「無印良品」を手がける良品計画がグリラスのコオロギ粉末を使ったせんべいを商品化して話題を呼んだ。21年からは自社ブランドの「シートリア」で菓子やレトルトカレー、パンなどの販売を始めた。

現在は徳島県西部の美馬市にある廃校などを使って食用コオロギを養殖している。手作業が中心のコオロギ養殖を自動化するための研究や、殻が透明で白い粉末が作れる品種の開発などにも取り組んでいる。

[日本の企業倒産は9カ月連続増加、リーマン後で最長更新]という報道

 


倒産は9カ月連続増加、リーマン後で最長更新 14年ぶりの増加局面へ – 2023年1月企業倒産

帝国データバンク 2023/02/08

2023年1月の企業倒産は546件、負債総額は507億6900万円

2023年1月の企業倒産は546件発生した。前年に続いて低水準でのスタートとなったものの、9カ月連続で前年同月を上回った。


tdb.co.jp

増加期間はリーマン・ショック後の08年6月-09年8月(15カ月間)以来約14年ぶりの増加局面が続いている。

負債総額は507億6900万円となり、前年同月から25.3%の大幅減となるなど、企業倒産は一層の小規模化が進んだ。

ただ、今後もこうした低水準での推移が続くかは不透明だ。

倒産発生が抑制されている背景には、「私的整理ガイドライン」をはじめ、企業の再生や整理の場面で「法的整理の回避」が可能な選択肢が豊富に揃った点が、結果的にプラスとなった側面もあろう。

ただ、大多数はコロナ融資など「資金繰り破綻の延命」政策によって支えられた部分が大きい

足元では今春にピークを迎えるコロナ融資の返済に加え、原材料価格の高騰、実質賃金の減少による内需の冷え込み懸念もある。

今年3月以降、企業倒産の増勢がさらに強まる可能性は拭い切れない。

 

値上げ相次ぐ食品産業、バリューチェーン全体で「値上げは悪」からの脱却急務

ケチャップ、ソース、冷凍食品、チルド麺…2023年も値上げラッシュが止まらない。2023年中に判明した、食品主要195社の値上げ品目数は、1月末時点で累計1万2000品目に達した。値上げ幅は数%から40%超まで様々。

前年より3カ月早い4月中に1万品目を突破することが確定するなど、値上げペースが加速している。

前年同時期の値上げに比べると、23年は2倍超のペースで推移しており、「値上げラッシュ」は月を追うごとに常態化の兆しをみせている。

値上げした食品の99%は、原材料高騰など外的なコストアップが要因だ。

こうした局面では、原料調達から製造、中間流通、販売を含めた食品産業のバリューチェーン(VC)全体で価格転嫁が欠かせない。ただ、現状では最終消費者の抵抗感が強く、コストアップと価格転嫁の間で板挟みとなっている。

昨年12月時点で、100円のコストアップに対し販売価格へいくら転嫁できたか調査した結果、食品産業のVCで最も転嫁が進んでいたのは飲食料品卸売で50円だった。

他方、食品スーパーなど川下の食料品小売では37円と低く、食品製造では36円、飼料や燃料などのコストが急増している野菜、畜産など川上の農林水産では25円、物流を担う運輸・倉庫は全産業でワースト3位の20円にとどまる。

こうした状況を重く見た政府は、正当な理由がない値上げ交渉の拒否は「買いたたき」や「優越的地位の濫用」に当たるとして、強く是正を迫っている。とはいえ、特に消費者に近接する食品産業では、値上げが消費者の買い控えを招き、却って売上減につながるのではという恐怖感が根強い。「値上げは悪」という意識の緩解が先決だ。

昨年は食品製造業の倒産が3年ぶりに増加したほか、コスト増を価格に転嫁できない物価高倒産も食品産業が総じて上位を占める。

増加したコストを売価に反映し、得た利益を従業員の給与に回す、公正なVCの構築が食品産業こそ急務だ。

適正な価格転嫁を受け入れなければ、賃上げどころか食品産業、生産農家などVC全体の萎縮を招き、低い食料自給率が課題として残る日本の食糧事情をさらに悪化させる遠因にもなることに留意しなければならない。

 

従業員離職型」の人手不足倒産に「賃上げ」倒産、今後表面化する可能性も

インフレ圧力が強まるなか、例年以上に注目されるのが「賃上げ」だ。

リクルートによれば、昨年10-12月期に前職比10%以上の賃金アップとなった転職者の割合は過去最高の33.4%を記録した。

物価上昇を契機に「人材流動性」が高まり、賃金を押し上げる好循環がようやく訪れようとしている。実際に、最大40%の年収アップを表明した大手アパレル、5%超の賃上げや、パートも含めた時給アップを行う企業も表れ、優良人材を高賃金で獲得する機運が高まっている。

ただ、賃上げ可能な企業は、業績堅調な大企業や、高い市場シェアを持ち価格コントロールで優位な業界トップ企業、独自技術で高い付加価値を生み出す企業などに限られ、価格転嫁すらままならない多くの中小企業では賃上げ余力に限度がある。

高い賃金を支払う企業へ人材が移動するなか、人材確保のために賃上げしたものの収益確保が見合わず、最終的に経営困難に陥った「賃上げ」倒産も、過去にも複数発生している。従業員の退職で事業が傾いた「従業員退職型」の人手不足倒産とともに、賃上げが絡んだ倒産が今後表面化する可能性がある。

[北朝鮮・開城で餓死者続出]という報道

 


北朝鮮・開城で餓死者続出 金正恩氏が幹部ら派遣

聯合ニュース 2023/02/06

北朝鮮の中では生活水準が比較的高いとされてきた南部の開城市で、餓死する人が続出しているようだ。

金正恩国務委員長(朝鮮労働党総書記)が先月2度も幹部や側近を現地に派遣し、実情を把握するとともに人々の不安をなだめようとしたが力不足だったと、北朝鮮情報筋が6日伝えた。

北朝鮮が今月後半以降に朝鮮労働党中央委員会総会を開いて農業対策を話し合うのも、こうした状況が背景にあるとみられる。

情報筋によると、近ごろ開城では毎日数十人の餓死者が出ている。厳寒も相まって暮らしが立ち行かず、自殺者も多いとされる。

報告を受けた金正恩氏は、先月中旬にようやく幹部を開城に派遣した後、同市を対象に「2月から食糧を国定価格の半分で配給すること」と指示した。だが混乱が深まったことから、先月末に側近を現地に送り、「無償配給」に変更したという。

さらに各地方当局に対し、今月から「配給量のうち一部を返上せよ」という指示があった。開城市での無償配給によって減った食糧備蓄を補充する措置とみられる。

北朝鮮メディアが「愛国米の献納運動」に言及することも増えた。農民に献納を呼び掛けたり、地方や中央機関幹部の穀物献納のニュースを伝えたりしている。

情報筋は開城市について「党中央が直接管理する『特別市』で、『労働者も車に乗っている』と言われ、北朝鮮住民からうらやまれる都市」とした後、「開城の悲劇が北の内部に与えた衝撃は非常に大きい」と伝えた。

韓国政府当局は、北朝鮮が金正恩氏の指示で昨年末、市場を締め出して穀物の生産と流通を統制する「新糧穀政策」を打ち出して以降、食糧調達に深刻な問題が起きているとみているようだ。

政府関係者は「食糧安定に使うべき財源を核とミサイル挑発につぎ込んでおり、第2、第3の開城の悲劇が憂慮される」と述べた。

北朝鮮メディアによると、党は2月後半以降に中央委員会総会を開き、「切迫した焦眉の課題」として農業問題を取り扱うことにした。

通常は年1~2回しか開催しない中央委員会総会を、前回から2カ月ほどで再び開くことになる。それだけ北朝鮮の食料難が深刻で、喫緊の課題であることをうかがわせる。

韓国農村振興庁によると、2022年の北朝鮮の食糧収穫量は451万トンで前年に比べ約3.8%減少した。国連食糧農業機関(FAO)は昨年7月、北朝鮮を外部からの食料支援が必要な国に再指定した。

漢方医学大事典(本草綱目)より「コオロギの粉末」の効用

 


Yoimajyo

蟋蟀 (しつそつ)

出典は 「本草綱目」。別名は将軍,蚰蚰。 コオロギ 科昆虫コオロギ Gryllulus chininsis Weber の全虫である。 江蘇・上海・浙江・河北に主産する。 性味は辛・鹹・温, 微毒。 膀胱・大腸・小腸経に入る。効能は利尿消腫。 臨床応用は尿閉,水腫, 気を治す。 2~6個を煎服し,或いは1回1~2個を焦が し培って粉末にして呑服する。 妊婦は禁忌

(参考記事) EU で、1月24日から、あらゆる加工食品に「コオロギの粉末を添加する」ことが許可・実施される。すでに食卓に並んでいる模様
地球の記録 2023年1月26日

カタール政府が「ミミズやコオロギを食品として使用することを禁止」する通達

 

(※) ハラールとは、イスラム法で許された行って良い事や食べることが許されている食材や料理を指します。


「ハラールではない」 – カタールは EU で許可されているミミズやコオロギの消費を禁止

InoTV 2023/02/05

BFM TV: «не халяль» — в Катаре запретили употреблять в пищу разрешённых в ЕС червей и сверчков

カタール保健省は、「ハラール食品の技術的要件」を満たさない昆虫を食品として使用することの禁止した。以前、欧州委員会は、持続不可能な肉の生産を減らすために、ワームと国内のコオロギの消費を承認している。

カタールは、昆虫を食べることに対する宗教的禁止を再確認したとフランス BFM TV は報じた。

国の保健省は、公式声明の中で、昆虫を含む食品は「ハラール食品の技術的要件」を満たしていないと強調した。

同省は、湾岸協力会議の規則と「管轄当局の宗教的見解」が「昆虫、タンパク質、またはそれらに由来するサプリメントの消費」を禁止していると指摘している。

しかし、 BFM TV が説明しているように、イスラム教徒の神学者たちは、イスラム教で昆虫を食べることの明確な禁止理由を見出していない。ほとんどの専門家たちは、コオロギはコーランで言及されているため、ハラールで許可された食品であると想定している。

同時に、多くの神学者たちは、残りのすべての昆虫は(宗教的に見て)汚れていると考えている。

公式声明の中で、保健省は「ハラール食品の規則に食品が準拠しているかどうかは、保健省の下で認定されたイスラム組織とその認定された国際研究所によってチェックされた」ことを明らかにした。

声明によると、そのような禁止は「食品の調理における昆虫の使用を承認するいくつかの国による決定に対してのものである」とした。

カタール保健省は問題の国の名前を挙げていないが、1月に欧州委員会は、食品にミルワームの幼虫とコオロギを使用することを承認した。現在、EU では 4 種類の昆虫が許可されており、それらを含むすべての製品はラベルに明記する必要がある。

BFM TV は、世界のいくつかのコミュニティにとって、昆虫は非常に長い間安価なタンパク源であり、温室効果ガスの増加に寄与する肉やその他の食品の代替品をできるだけ早く見つける必要があるため、それらの使用は現在他の国に広がっているとした。

アメリカの「オレンジジュース先物価格」が史上最高値を更新

 


orange juice

(関連報道) フロリダ州を襲ったハリケーン「イアン」で北米最大の柑橘類の生産地が荒廃し、オレンジジュース先物価格が過去5年で最高に (2022/10/05)


オレンジジュース先物は、供給が圧迫される中で新記録の高値を記録

zerohedge.com 2023/02/02

Orange Juice Futures Hit New Record High Amid Supply Squeeze

オレンジジュース先物は、供給が限られているため、2016年の記録である 2.2585ドルを超えて、4.56%高の 2.292ドル/ポンドで新高値を記録した。

農務省は、フロリダ州の柑橘類の生産量が今年 4,450万箱になると予測しており、これは、1945年以来、同州でのオレンジの収穫量が最も少ない結果になる可能性があることを示している。

国内の不足により、国内企業はメキシコとブラジルで新たな供給を求めている。ウォールストリートジャーナルは、一部の米国のスーパーマーケットで 1ガロン (約 3.8リットル)のオレンジジュースが 6ドル (780円)を超えたと報告した。

オレンジジュースの他に、卵の価格も高騰している。人々は急速な食料インフレに見舞われている。

アメリカの鶏飼育者たちから「鶏が卵をまったく生まなくなった」との報告が相次ぐ。原因は「飼料」の可能性があると

 


鶏の飼料の何が問題になっているのか。人々は鶏が産卵をやめたと報告しており、飼料がその原因である可能性があるという

Evie 2023/01/25

アメリカの卵不足の本当の原因は?

多くの飼育者たちが、市販の鶏用飼料に問題があると報告しており、鶏が産卵することさえ妨げられていると推測している。

アメリカでの卵の価格上昇は、何百万もの家庭に影響を与えている。

カリフォルニア州の卵の価格は先月 550%上昇し、 1ダースあたり約 1.34ドル (174円)から 7.37ドル (958円)になった。国は鳥インフルエンザの発生が原因だとしているが、そう確信していない人たちもいる。

実際、何人かの飼育者たちは、飼料を変えるまで、鶏が何ヶ月も卵を産まなかったと言っている。

ある男性は、TikTokに動画をアップロードし、飼料に何か問題があるに違いないと推測した。

「私たちが購入している飼料に深刻な問題があります」と彼は言った。

「私のニワトリは 7月から卵を産んでいません。ニワトリが年をとったからなのか、それとも冬が悪かったのかもしれないと考えていましたが、しかし、TikTok で他の多くの人たちも同じ苦しみを持っていることを知りました。まったく同じ問題です。そして、多くの人たちが、餌を切り替えると、ニワトリが再び産卵し始めたと言っています」

別の TikTok の女性ユーザーも同じ問題に直面しており、彼女は答えを見つけようと決心した。

「これほど多くの人々のニワトリがまったく卵を産まないのは、市販の飼料が原因なのでしょうか?」と彼女は尋ねた。

「これは、TikTok、Facebook、あらゆる場所で同じ体験を見てきました」

彼女はその後、鶏の所有者が卵を得るために商用飼料(具体的には「プロデューサーズプライド」として知られるブランド)を、どのように捨てたかについて議論しているソーシャルメディア上の多くの投稿について話した。

他の Twitter の女性投稿者は、ヤギの餌に切り替えた後、ニワトリが卵を産むようになったことを説明した。

「これには何かがあると言わざるを得ません」と彼女は言った。

政府は、卵不足は鳥インフルエンザによるものだと言っているが、鶏の飼料が原因である可能性はあるのだろうか。

「たまごが一時的に枯渇しそうな状況」という報道

 

[関連] 日本の鳥インフルエンザ発生件数が過去最多に。今シーズンの殺処分数は近く過去最多を更新する見込み (2023/01/04)


物価の優等生「たまご」最高値を更新…卸売り1キロあたり305円 「一時的に枯渇しそうな状況」

KNB 2023/01/31

物価の優等生、たまごですら値上がりが止まりません。31日、たまごの卸売価格が1キロあたり305円をつけ、過去最高値となりました。

JA全農たまごが31日午前9時に発表した、たまごMサイズの卸売価格は、東京で1キログラムあたり305円でした。これは統計が公表されている1993年以降で最も高かった去年12月20日の300円を上回り、最高値を更新しました。

例年、たまごの価格は需要が高まる12月に上がる傾向にあり、農水省は「1月に入れば価格が落ち着いてくる」との見方を示していました。

しかし、鳥インフルエンザの感染拡大で、各地で殺処分が行われた影響から、たまごの供給量が一時的に減少し、価格高騰の要因となっているということです。

JA全農たまごは「たまごが一時的に枯渇しそうな状況。今後、鳥インフルエンザが収まるのを期待したい」としています。

[ロシアは千島沖での漁獲に関して日本政府との協議を「行わない」]というRTの報道

 


ロシアは南千島沖での漁獲に関して東京との協議を行わない

RT 2023/01/29

Россия не будет вести с Токио консультации по промыслу у Южных Курил

ロシア外務省は、南千島沖の海洋資源の開発について日本政府と協議しないと述べた。

この決定は、ウクライナに関しての日本政府によって導入された対ロシア制裁措置の関連で行われた。

ロシア外務省は、「われわれの決定に関しての、日本側からの『抗議』は一切受け付けない」と述べた。

外務省によると、通常の対話に戻るためには、日本と近隣諸国は「我が国に対して基本的な敬意を示す」必要があると述べた。

これに先立ち、日本の岸田文夫首相は、千島列島におけるロシアとの人道的交流を再開したいという意向を表明している。

同時に、日本政府はワクチンと医療機器の輸出を禁止することにより、ロシアに対する制裁を拡大した。

中国共産党が「米ぬか」や「ふすま」を食料として見直すようにと通達

(※) 中国はものすごいペースで海外から食糧を購入していますが、それでも先に問題が見えているのですかね。


中国共産党が、米ぬか、籾殻、ふすまを公共食として注目させる

大紀元時報 2023/01/27

中共开发米糠稻壳麦麸为大众食品 引关注

中国共産党国家衛生健康委員会のウェブサイトは最近、全国人民代表大会の報告を受けて、商務農業農村部、国家市場監督管理局、国家食品薬品監督管理局の具体的な内容を発表した。

報告は「米ぬかの人間の消費への回帰の促進と国民の栄養の改善に関する提案」というものだ。

中国共産党国家衛生健康委員会によると、現在、米ぬかは主に飼料の生産に使用され、食品原料としては主に米ぬか油の生産に使用されている。

しかし、人の食用として米ぬか産業を発展させ、米ぬかの栄養価を利用することは、食品ロスを減らし、効率を高め、国民の栄養と健康を高めるのに役立と国家衛生健康委員会は述べている。

2020年、農業農村部は「国家農村産業発展計画(2020年~2025年)」を策定し、籾殻、米ぬか、小麦ふすまなどの副産物の総合利用の促進を強調した。同年、米ぬか、籾殻、ふすまなどの副産物を総合的に利用して食品や食品素材を開発することを提案するガイドラインが発行された。

中国共産党の国家衛生健康委員会も、米糠の使用の促進と促進を強化すると同時に、米ぬかを「薬と食品の二重用途リスト」と「薬局方」に含めるよう要求した。

ちょうど1か月前、中国共産党の公式メディア「レファレンス・ニュース」は、日本の研究チームが米ぬかを原料として「代用肉」を開発したという日本のメディア報道を引用した。

公式メディアは、当局による米ぬか産業の振興を精力的に推進してきた。

中国共産党の保健医療委員会が発表した上記のニュースが発表されると、世間の注目を集め、議論が白熱した。

スペイン全土で異様な低温。温暖なカタルーニャ地方でも多くの地域で「最高気温が氷点下」

 

2023年1月25日のカタルーニャ地方の「最高気温」

aemet.es

(観光サイトより) バルセロナの年間平均気温は約15度。平均最高気温は約20度で、平均最低気温は約11度と、一年を通して比較的温暖な気候です。6月〜9月は平均気温が20度を超え、12月〜2月は平均気温が10度前後となります。tripnote.jp


スペインの極地凍結により、気温は -15°Cに低下。イビサ島では雪が降る

EuroWeekly 2023/01/23

Polar freeze in Spain brings temperatures of -15°C and snow in Ibiza

スペインのある地域で、マイナス 15 度の気温が記録され、バレアレス諸島のイビサ島でも雪が降った。

気象庁である AEMET が確認したように、バレアレス諸島のイビサ島は、現在スペインに影響を与えている極地の凍結のおかげで異常気象に見舞われている。

1月23日の今朝、海抜 475 メートルに位置するタライア・デ・サン・ジョセップの町の住民たが目を覚ますと一面が雪で覆われていた。この町では、夜に -1.8°Cを記ました。

AEMET によると、夜間およびこれまでに記録された最低気温はピレネー山脈だった。カル・デ・バケラのリェイダの町では、-15℃まで下がった。

また、リェイダのポート・アイネでは -14.3°C を記録した。ウエスカではセルレルが -13℃、アストゥンで -12.9℃まで下がった。

アイスランドの首都レイキャビクの12月の平均気温は過去100年で最低だった

 


アイスランドの過去 50年間で最も寒い 12月

Iceland Monitor 2023/01/05

Coldest December for 50 years

昨年の 12月は、1973年以来、アイスランド国内で最も寒い 12月であり、国の平均気温は 4.0℃だった。

12月の首都レイキャビクの寒さは 100 年以上ぶりの記録となり、アイスランド気象庁によると、首都でこれほど寒かったのは 1916 年 12 月が最後だった。

昨年は、 1年のほとんどが乾燥し、国の多くの地域で 12月の降水量は過去数十年で最低を記録した。

レイキャビクの平均気温はわずか 3分の 1に低下

レイキャビクの 12月の平均気温はマイナス 3.9℃で、1991年から 2020年の平均より 4.7℃低く、過去 10年間の平均よりも 4.9℃低かった。

レイキャビクの 12 月の平均気温が昨年より低かったのは、1878年、1886年、1880年の 3 回だけとなる。

朝鮮半島に、21世紀最大の寒波

 

韓国と北朝鮮の報道をそれぞれご紹介します。


[韓国]

ソウル体感温度氷点下26度…韓国気象庁、緊急放送まで要請

中央日報 2023/01/24

23日午後遅くからソウルをはじめとする韓国のほぼ全域に寒波特報が下された。24日は今年冬に入り最も寒いことが予想される。

韓国気象庁は23日午後9時をもってソウルと釜山(プサン)にそれぞれ寒波警報と寒波注意警報を出すなど全国各地に寒波特報を発令すると明らかにした。

23日午後から北西から冷たい空気がおりてきて24日午前までに気温が20度ほど急激に下がるだろうと気象庁は予報した。

24日午前、各地の最低気温は氷点下23度から氷点下6度の間になるものと予想される。風も強いため体感温度は気温より10度ほど低くなるものとみられる。ソウルの午前の最低気温は氷点下17度、体感温度は氷点下26度になるものと予想される。

これについて気象庁は厳しい寒さに備えることができるように各メディアに緊急放送を要請することもした。

25日午前の最低気温は氷点下25度から氷点下9度で、日中の最高気温は氷点下8度から1度の間になることが予報された。

韓悳洙(ハン・ドクス)首相は23日夜から気温が大きく落ちて24日に寒波が予想されることを受けて政府各当局に事前の備えを指示した。

韓首相は行政安全部長官や国土交通部長官をはじめとする各地方公共団体の長に「(旧正月)帰省の道中の交通安全のために鉄道などインフラ施設や工事区間など事故脆弱地点を事前に点検し、また結氷に備えて橋梁・高架道路・トンネルの出入口など危険地域の除雪剤散布など予防措置に最善を尽くすよう」注文した。

また「水道管・計器凍破などのような施設被害や農作物冷害に備えなければならない」とし「災難SMSなどを活用して気象情報と道路統制の現況を国民に適時に周知してほしい」とした。

[北朝鮮]

北朝鮮は氷点下40度も 「01年以降で最低」予報

共同通信 2023/01/23

北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは23日夜、強力な寒気の襲来で24日は首都平壌の最低気温が氷点下20度、北部の白頭山では氷点下40度まで下がるとの予報を発表した。

同テレビは21日には、大寒(今年は1月20日)前後の最低気温の全国平均は氷点下24.8度と見込まれ、これは2001年以降最も低いとの予報を伝えていた。

海苔が大凶作という報道

 


黄色に色落ち“のり”大凶作 仕入れ13万円増 すし店困惑

FNN プライムオンライン 2023/01/17

毎日、東京・豊洲市場から仕入れる新鮮なネタの江戸前寿司。

そのイクラやウニの軍艦巻きに使われるのりに、大きな異変が起きている。

寿司職人「穴が開いたのりが来るのが怖い」

寿司職人も悲鳴を上げる、穴の開いたのりとはいったい?

取材班は、日本一の養殖のり産地・佐賀県沖の有明海へ。

最盛期を迎えているはずの漁場で目撃したのは、目を疑うような異変だった。

黒いはずののりが、黄色に変色。

広がっていたのは、生育が十分に進まず、品質が低下する色落ちの被害。

のり漁師「これはだめですね。製品にならない。具合が悪くなりますね、この色…」

有明海では、プランクトンの大量発生が招いた赤潮により、のりの生育に必要な栄養が不足したとみられている。

のり漁師「最悪。43年間のり漁業をして一番最悪」、「深刻な状態、死活問題になっている。プランクトンが発生して、終息しない海の状態」

のりの不作は、海水温の上昇などにより、日本各地で起きている。

全国の生産量は、近年60億枚台で推移していたが、2022年度は50億枚を割り、過去最少となるおそれがあるという。

日本の食卓に欠かせない、のりの大凶作により、取引価格は高騰を続けている。

明治時代から続く都内の老舗すし店では、香り豊かで、うまみもたっぷりの有明海産ののりを使用。

しかし…。

おつな寿司・6代目 近藤克哉さん「一番高いときで、2割くらい仕入れの値段が上がりました。お土産でも、巻物はすごい数が出ますので、のりの値上げはすごく影響が大きい」

1カ月で2,500枚ののりを使うため、仕入れ額は13万円ほども上昇したという。

頭を悩ますのは、価格の高騰だけではない。

おつな寿司・6代目 近藤さん「のりに小さな穴が開いてるような感じになり、巻いたときに、ご飯の湿気を吸ったのりが、そこから裂けてくる。そうすると、商品として使えなくなってしまう」

不作の影響で、一部ののりに小さな穴が開き、太巻き作りに苦労しているという。恵方巻きの注文が殺到する節分の日を前に、不安は高まるばかり。

[中国、遺伝子組み換えアルファルファの輸入承認]という報道

う−む……。

[参考記事] 遺伝子編集を発端としたヒトを含めたあらゆる生物種の完全な絶滅への道筋が見えてしまった
In Deep 2021年9月29日


中国、遺伝子組み換えアルファルファの輸入承認 10年越し

ロイター 2023/01/16

中国農業省は13日、遺伝子組み換え作物8種類の輸入を承認したと発表した。このうちアルファルファは最初の輸入申請から10年余りを経ての承認となった。

世界の種子メーカーと米政府は決定を歓迎。世界最大級の農産物市場である中国の承認手続きが進まないことで、世界の遺伝子組み換え作物業界はこれまで輸出と生産を拡大しづらい状態だった。

ドイツのバイエルなどが加盟するバイオテクノロジー企業の業界団体は、「長く続いた壁の解消に向けた前向きな一歩だ」とした。

承認されたアルファルファ2種類は除草剤耐性のあるもので、米ランド・オレイクスの子会社が保有している。

アメリカのコストコとウォルマートの一部の店舗で「卵の在庫が枯渇」

 

[参考記事] 日本の鳥インフルエンザによる殺処分数が過去最大の1000万羽に達する。世界でも同様に「過去最悪の流行」が拡大中。…いつまで殺処分という非合理を続けるのか?
地球の記録 2023年1月10日


一部のコストコとウォルマートの店舗が卵を使い果たしたため、不足の恐れが急増

zerohedge.com 2023/01/11

Shortage Fears Spike As Some Costco And Walmart Stores Run Out Of Eggs

ほとんどのアメリカ人は、近年、食料品店の価格高騰を見てきた。しかし、消費者に最も衝撃を与えた可能性が高い項目の 1つは、卵 1ダースの価格が高騰していることだ。

鳥インフルエンザの爆発的な流行が、商業農場で米国の産卵鶏の個体数を激減させた。史上最悪の鳥インフルエンザの流行の拡大を防ぐために、何千万羽もの雌鶏が殺処分されたが、ウイルスが米国の卵生産を減少させ続け、小売価格は非常に高くなった。

卵の悲惨な状況について多くの地域から投稿がある。

「卵不足」を取り上げたウェブ上のニュース記事の数も急増しており、2015 年の前回の鳥インフルエンザの発生以来、最高となっている。

明らかに、アメリカの食料サプライチェーンは崩壊し続けているようだ。

日本の鳥インフルエンザ発生件数が過去最多に。今シーズンの殺処分数は近く過去最多を更新する見込み

 

(※) 今シーズンの殺処分数は、12月29日の報道の時点で、730万羽でしたが、今回ご紹介する 1月3日の報道では、775万羽となっていまして、5日間で 45万羽増加し、1日に約 10万羽の鳥が殺処分されている計算になります。日本の1シーズンでの過去最大の殺処分数は、987万羽です。

鳥インフルエンザのシーズンはこれからですので、早ければ、今月下旬にも過去最多を更新すると見られます。

殺処分というのはつくづく愚かな行為ですが、いつになれば、その行為の無意味さに気づくのか。殺処分での対応が、感染拡大にまったく意味がない理由については、2年前の記事ですが、以下などに書いています。

[記事] 世界的単位で見れば「意味がない鳥インフルエンザでの殺処分」。しかし、世界の鳥インフルエンザでの殺処分数はすでに数百万羽規模に
地球の記録 2020年12月9日


福岡、千葉で鳥インフル 過去最多、エミューも

時事 2023/01/03

福岡県は3日、古賀市のエミュー農場で致死率の高い高病原性鳥インフルエンザが発生したと発表した。千葉県でも同日、感染が判明。

今季はこれで23道県54例目となり、2020~21年シーズンの52例を上回って過去最多となった。殺処分数は約775万羽になるという。

農林水産省によると、福岡県古賀市の農場から2日、死んだエミューの数が増加していると家畜保健衛生所に通報があり、簡易検査をしたところ陽性が判明。その後の遺伝子検査で感染を確認した。

また、千葉県でも旭市の採卵鶏農場から通報があり、3日に高病原性鳥インフルを確認した。福岡で約400羽、千葉で約9600羽、計約1万羽を殺処分する。

今季、福岡で3例目、千葉で2例目の発生となる。

今回の発生を受け、採卵鶏の殺処分数は680万羽を超える。JA全農たまごの相場情報によると、卵の基準値の22年12月平均価格は前年同月比35.2%増の284円(東京、Mサイズ)と、1991年3月の335円に次ぐ高水準だった。

例年、年明け以降の価格は低下する傾向にあるが、鳥インフルの発生が今後も相次げば、影響が出る可能性がある。

日本の鳥インフルエンザによる殺処分がすでに730万羽に。過去最多を上回るおそれ

 

(※)発生した際の対策が殺処分だけなら、別に専門家とか必要ないし、見解も要らないですな。殺処分以外の方法を考えてみやがれ。


鳥インフル 発生相次ぎ過去最多のおそれ 専門家「今後も続く」

NHK 2022/12/29

今シーズン、全国各地で鳥インフルエンザの発生が異例のペースで相次ぎ、処分されるニワトリなどの数が過去最も多くなるおそれが高まっています。専門家は「まだ流行の前半戦であり、今後も発生の可能性が非常に高い時期が続く」と厳しい見通しを示しています。

今シーズン、高病原性の鳥インフルエンザが全国各地の養鶏場などで発生していて、処分の対象となったニワトリなどの数は、28日までにおよそ730万羽に及んでいます。

このペースで発生が続いた場合、過去最も多かったおととしから去年にかけてのおよそ987万羽を上回るおそれが高まっています。

異例のペースで発生が相次ぐ理由について、鳥インフルエンザに詳しい北海道大学の迫田義博教授は「今シーズンは、ウイルスに感染した渡り鳥の飛来が少なくとも9月下旬に始まり、これまでで最も早かった。さらに国内のさまざまな地点に到達したことで、例を見ないほどウイルスが持ち込まれた」と指摘しました。

そのうえで、今後の見通しについて、「飛来した渡り鳥が国内で移動するとウイルスが運ばれ続けるほか、カラスなどの国内に定着している鳥にも感染が広がり、ウイルスが維持される状況が春まで続くと考えられる。まだ流行の前半戦であり、養鶏場などでの発生の可能性は非常に高い時期が続くので、生産現場には衛生対策の徹底を継続してほしい」と呼びかけています。

専門家「流行続くリスクが高まっている」

今シーズンの鳥インフルエンザの発生は、これまでで最も早く、10月28日に最初の感染が岡山県倉敷市と北海道厚真町の養鶏場で確認されました。

農林水産省によりますと、28日までに養鶏場などで発生が確認されたのは、鹿児島県が最も多く12か所、続いて香川県と岡山県がそれぞれ4か所、それに北海道や沖縄県などあわせて22の道と県の49か所となっています。

また、今月15日に発生が確認された青森県三沢市の養鶏場では、ニワトリおよそ137万羽の処分が続けられていて、おととし12月に発生が確認された千葉県いすみ市の養鶏場のおよそ116万羽を上回り、1か所としては過去最多の処分数となる見通しです。

さらに、今シーズンに処分されるニワトリなどの数は、28日までにおよそ730万羽に及んでいて、低病原性の鳥インフルエンザが広がった2005年から2006年のおよそ578万羽を超え、1シーズンとしては過去2番目の規模となっています。

今後もこのペースで発生が続いた場合、今シーズンの処分数はこれまでで最も多かったおととしから去年にかけてのおよそ987万羽を上回る可能性があります。

北海道大学の迫田教授は「10年前と比べて、ここ数年の流行では、かなりの割合の鳥が感染しても死なずに大陸と日本を行き来して、ウイルスが受け渡されながら、再び戻ってくるサイクルがみえてきた。ウイルスの病原性が下がったことで、ウイルスが長い距離運ばれるようになり、さまざまな種類の鳥への感染を引き起こしている可能性がある」と述べ、今後も毎年のように流行が続くリスクが高まっていると指摘しています。

メキシコの各地で稀な氷点下に。メキシコシティでは史上3回目の降雪

 

(※) 過去にメキシコシティで雪が降ったのは、1940年 3月5日と 1967年1月12日の 2度だけだそうです。


北極前線がメキシコ北部と中央部に雪をもたらす

Mexico News Daily 2022/12/27

Arctic front brings snow to northern and central Mexico


12月25日以来、メキシコシティの標高の高い地域での降雪が見られた。

北極前線が北からメキシコ全体に押し寄せ、中部と北部の州では気温が氷点下になり、メキシコシティの一部では、まれな降雪があった。

メキシコ当局はオレンジと黄色の気象警報を発令した。

中部の州では気温が摂氏マイナス 5度からマイナス 10度、チワワ、コアウイラ、ドゥランゴ、ヌエボ レオンの山岳地帯ではマイナス 15度まで低下する可能性があると警告した。

12月28日には 3回目の冬の嵐が見られると予想されている。国の北部で雪とみぞれを発生させる可能性があると、メキシコ国立気象局の気象学者は述べる。

この新しい寒冷前線は、アメリカの多くの地域で大混乱を引き起こしている。

12月27日のメキシコの気温 (濃い青〜紫は、氷点下)

 

アメリカでは、50人以上の死亡が報告されており、メキシコではまだ死者は報告されていないが、市民社会組織は、米国国境沿いの仮設キャンプにいる移民を含む、メキシコの最も貧しいコミュニティの状況について懸念を表明している。

メキシコ南部と東部の州でも、時速 80km に達する大雨と風という異常気象が発生する可能性がある。