「食糧」カテゴリーアーカイブ

西オーストラリアで6月としての観測史上最低の気温が各地で記録される

 


6月の記録的な寒さで西オーストラリアが震える

weatherzone.com.au 2023/06/28

Record cold June temperatures chill SA outback

6月27日、オーストラリア北西の分厚い雲帯が州全域に大雨と寒い気温をもたらしたため、オーストラリア奥地の一部は、6月の日中として観測史上最も寒い気温が記録された。

オーストラリアでは北西部は冬の季節だが、今週の雲帯は例年よりも厚く、大きく、湿気を多く含んでいる。

今週初めに西オーストラリア州キンバリー地域の一部に6月の月間平均雨量の7倍の雨を降らせた後、6月27日には雲が南東部を飲み込み、西オーストラリア州に寒さをもたらした。

6月27日の西オーストラリア州の一部の地域では気温がほとんど上がらない一日となった。

ポートオーガスタでは、気温は昼夜を通じて 9~10℃前後で推移し、28日の午前9時までの 24時間では 10.4℃までしか上がらなかった。この日はポートオーガスタで 6月としては、 1957年に遡る記録上で最も寒い日となった。

マリーは 27日も雨が降り続く中、気温は 8~11℃前後だった。27日には気温が11.1℃にまでしか上がらず、28日の午前9時までの24時間の公式最高気温は 11.9℃だった。これはマリーの 6月の日最高気温としては 1956年以来最も低く、また 1998年以来のどの月でも最も寒い日となった。

ポートオーガスタとマリーの 6月の平均最高気温は約 18~ 19°C で、この日はこの時期の平均より約 8°C 低かったことになる。

カナダの山火事の煙が西ヨーロッパ全域に到達

 

6月29日の煙の状況の予測

Ben Noll Weather

以下のように報じられていて、日照には影響しそうです。

> カナダからの山火事の煙は、今後数日で西ヨーロッパ、ポルトガル、スペインからフランス、アイルランド、イングランド南部に広がるでしょう…

> この大部分は大気中の高いところに上昇し、独特の日の出と日の入りを引き起こすが、大気の質には影響しない。

2022-2023年のアメリカのミツバチの死亡数が史上二番目の規模に

 

「蛾」というのも重要になってくるかもしれないですね。

(参考記事) 「蛾はミツバチよりも効率的な夜間の花粉媒介者である」ことを突きとめた英国の研究


米国のミツバチ、記録上2番目に多い死者数のシーズンに苦しむ

zerohedge.com 2023/06/28

US Honeybees Suffer Second Deadliest Season On Record

本日発表された数字によると、米国の養蜂家たちは2022年から2023年にかけてミツバチのコロニーの推定 48%を失ったことが明らかになった。

統計サイト Statista のマーティン・アームストロング氏が報告しているように、管理された巣箱の状態を追跡する年次調査によると、これは 2020年から 2021年の 51%に次いで史上 2番目に高い死亡率だ。

ミツバチは、100 種類以上の異なる作物に受粉をもたらし、私たちの食糧供給にとって極めて重要なものだ。

農業科学分野の有力な研究機関と大学の全国的共同研究機関の報告によると、商業養蜂家によって年間報告されたコロニーの死の最も顕著な原因は、ミツバチを攻撃して捕食する寄生ダニである「バロア・デストラクター」であった。

夏には、「女王の問題」が2番目に多い理由として挙げられ、次いで「悪天候」だった。

同出版物によると、「アメリカ国内のミツバチのコロニーの総数は過去 20 年間比較的安定しているが(農務省によれば、約 260 万コロニー)、損失率は依然として高い」とのこと。

このため、養蜂家たちは毎年新しいコロニーを作らなければならないという「重大なプレッシャー」にさらされている。

[スペイン南部で44度の熱波]という報道。食糧生産が…

 

スペインは、春からものすごい干ばつなんです。以下の記事にあります。そして、英国とかはこのスペインの野菜に、かなり依存しているのです。まだ6月でこれだと、いろいろと詰んだかもしれないですね。

[記事] スペインで過去最悪級の干ばつ(まだ春なのに)。「数ヶ月断水」している地域も
地球の記録 2023年4月21日

現在のヨーロッパの干ばつ指数です。スペインとアフリカ北部は極端な状況のようです。

edo.jrc.ec.europa.eu


スペイン南部で44度の熱波 首都マドリードも猛暑に

共同 2023/06/27

スペインからの報道によると、同国は26日、今夏初の熱波に見舞われ、気象庁はセルビアやコルドバなどが位置する南部の一部地域で最高気温が44度に達した可能性があると明らかにした。熱波は今後数日間続くとみられ、首都マドリードでも42度に達する可能性があるという。

熱波は近年スペインで頻発しており、政府は26日、猛暑が市民の健康に及ぼす影響などを調査する新たな部署を設立する方針を明らかにした。

マドリードではこの日、公園の水場で涼む子どもらの姿が見られた。スペインの気象庁によると、6月の熱波は2011年以降、6回記録されているが、それ以前の35年間では5回だけだった。

オーストラリア各地で過去数十年の記録を破る寒さが続いている

 


オーストラリア南東部の氷の朝、キャンベラの気温はマイナス7度以下に低下

theguardian.com 2023/06/21

Icy morning in south-east Australia sees Canberra mercury dip below -7C

キャンベラは1986年以来最も寒い6月の朝を記録し、シドニーは2010年以来最も寒い6月の朝を記録しており、この記録的に低い気温の状態は今後も続くと予想されている。

シドニーとキャンベラではここ10年以上で最も寒い 6月の朝を経験し、6月21日には多くのオーストラリア人が記録的な寒さの中で目覚めた。

気象学者ベン・ドメンシーノ氏によると、キャンベラのこの日の最低気温 -7.2℃は 2018年以来の最低気温で、6月としては 1986年以来の最低気温となった。

ドメンシーノ氏によると、シドニー中心業務地区の最低気温 5.2度は、同市の6月の朝としては 2010年以来最も寒かったという。気象局によると、体感気温は氷点下で、シドニーでは -1.4℃、キャンベラでは -10℃まで下がった。

ニューカッスルは午前 7時過ぎに気温 4.3℃を記録し、過去23年間で最も寒い朝となった。メルボルンは 4.2℃まで下がり、昨年9月以来の最低気温となった。

首都以外では、いくつかの場所で過去 5年間で最低気温を記録した。

「バサースト (-7.5 ℃)、マッジー (-6.9 ℃)、オレンジ (-6.6 ℃)、ダボ (-4.7 ℃)、キャンベルタウン (-1.6 ℃)、カジノ (-0.2 ℃)、ゲインダ (0.3 ℃) はすべてここ5年で一番寒い朝でした」とドメンシーノ氏は語った。

「ペリッシャーバレーの -10.1℃は、2019年以来オーストラリアの 6月の最低気温でした。トカルの -0.3℃は、1970年に遡る記録における 6月の最低気温でした」

ドメンシーノ氏は、気温がこの時期としては平均より10℃も下がったと語った。

気象局は、北東部で激しい霜が降りる可能性があるとして、6月21日午前中にビクトリア州の全地区に霜警報を発令した。