中国政府が、遺伝子組み換え農作物を積極導入する方針を発表

 

[参考記事] 遺伝子編集を発端としたヒトを含めたあらゆる生物種の完全な絶滅への道筋が見えてしまった
In Deep 2021年9月29日


【中国】大豆など、遺伝子組み換え種を積極導入へ

NNA 2023/02/23

中国農業農村省は21日、今年の農業振興に向けた意見を発表した。大豆やトウモロコシの生産拡大に力を入れる方針で、こられの農作物について遺伝子組み換え品種の導入を一層進める考えを示した。

中央政府は13日に発表した今年の「1号文件」(同年の重要な政策課題を記した新年最初の文書)で、農業の発展を促す方針を表明。農業農村省は1号文件の指針に沿って、今年の農業政策の方向性を打ち出した。

同省はとりわけ、大豆やトウモロコシといった油糧作物の生産拡大に注力する方針。「遺伝子組み換えのトウモロコシ・大豆の産業化に向けた応用試験範囲を一層拡大する」とし、遺伝子組み換え品種の栽培を増やしていく考えを示した。油分が多いほか、生育速度が速く、塩害に強い品種の開発に力を入れる。

油糧作物の目標作付面積を各省に割り当てたり、大豆やトウモロコシの生産者に対する手当を見直したりして、これらの農作物の生産拡大を促す計画も示した。

今年の全国の食糧生産量については、政府が以前から設定する6億5,000万トンとの基準を今年も満たす考え。全国の作付面積は118万平方キロメートル以上とする。