日本の債券先物が急落し、サーキット・ブレーカーが発動

 


債券15時 先物が急落、下げ幅2円超える 14年9月以来の安値

日本経済新聞 2022/06/15

15日の債券市場で先物相場は大幅に4日続落した。中心限月の9月物は前日比2円1銭安の145円58銭と安値引けとなった。2014年9月以来の安値で、下げ幅は13年4月以来の大きさとなった。日銀は長短金利操作(イールドカーブ・コントロール=YCC)のもと国内金利の上昇を抑える姿勢を示しているが、それでも政策修正の思惑がくすぶり、先物に売りが膨らんだ。

先物相場の急落を受け、大阪取引所は一時的に売買を停止する措置である「ダイナミック・サーキット・ブレーカー(即時約定可能値幅制度)」を発動し、債券先物の取引を一時中断した。