パキスタンで燃料不足のために「発電能力の5分の1が停止」

 


パキスタンは燃料不足と技術的問題により、停電に見舞われている

zerohedge.com 2022/04/19

Pakistan Hit With Power Blackouts As It Struggles With Fuel Shortages And Technical Problems

歴史的にも稀なインフレショックが世界中に波及しており、最弱国では社会的および政治的不安定の重大​​な原因となっている。

インフレによる麻痺を経験した最新の国にパキスタンがある。

ブルームバーグは、パキスタンの一部の発電所が、記録的な液化天然ガスと石炭の高価格のために、購入に苦労しているため、国内の発電能力のほぼ 5分の1がオフラインであると報告している。

パキスタンのエネルギーコストは、2月までの過去9か月で前年比 2倍の 150億ドルになった。ウクライナでの紛争が商品不足を悪化させ、価格を記録的な高値に押し上げて以来、パキスタンは発電所に燃料を供給するためのエネルギー製品の購入に苦労してきた。

シャバズ・シャリフ新首相が財務大臣に任命したミフタ・イスマイル氏は、燃料不足のために3,500メガワット相当の電力容量がオフラインになっており、同様の量は技術的な欠陥によるものだと記している。オフラインでの総容量は7,000メガワットであり、国の総発電容量の約5分の1だ。

高インフレはすでに最近の政府の交代につながっている。これまでのところは平和的だが、しかし、パキスタンは、商品価格の高騰による財政難に直面しているにもかかわらず、短期的な政策の混乱を引き起こしている。

停電が発生し、食料や燃料の価格が高騰することで社会不安が高まるのは時間の問題かもしれない。