ロシアでクマによる襲撃事件が多発。今年だけで20人が死亡

アメリカ西部でも、今年はクマの目撃や襲撃が異例の多さだそうで(報道)、どこでも増えている…というより、人間への襲撃事案が多くなっているようです。


ロシアのシベリア地方でクマによる襲撃事件が多発する中、1か月で7人目のクマによる死亡者が出る

CTV NEWS 2026/09/25

Seventh person killed by bear in Russian region in a month as spate of attacks grows

ロシアのシベリア地方で、庭でクマに襲われて女性が死亡した。今月、同地域でクマによる死亡事故はこれで 7件目となる。ロシア全土でクマによる死亡事故が相次いでいる中、専門家らは、気候変動と人間の不手際が原因だと指摘している。

モスクワから東へ約 3000キロ離れたシベリアのクラスノヤルスク地方の捜査官が公開したビデオには、彼らが森林地帯を歩き、襲撃を行ったヒグマの死骸を調べている様子が映っていた。

国営タス通信によると、51歳の女性がヴォズネセンカ村で、飼い動物を飼育していた庭の囲いにクマが侵入しようとしているのを目撃し、クマに襲われて死亡したという。

ロシアのメディアが引用した専門家によると、今年ロシア国内の少なくとも 11の地域でクマが人間を襲い、少なくとも 20人を殺害したが、今年は春の訪れが早く乾燥していたため、9月にはクマの餌となるベリー類が不足しており、クマは食料を求めてより遠くまで移動せざるを得なくなっているという。

クマの個体数が急激に増加した

冬の期間が短くなり、気温が温暖になったことなどが要因となり、クマの個体数は 1990年の 13万頭から倍以上に増加した。

環境省のデータによると、ロシアに生息する 30万8000頭のヒグマのうち、約2万7000頭が生息するクラスノヤルスク地方の捜査当局は、地元環境省を刑事事件として捜査を開始したと発表した。捜査当局は、同省の過失により、9月だけで同地域で 6人(庭で倒れた女性を含め、現在は 7人)が死亡したとしている。

同省は、クマの個体数を監視・管理し、人々の生命が危険にさらされる場合には迅速に対応する責任が、同省およびその他の機関にあると述べた。

「監視データによると、クラスノヤルスク地方のヒグマの個体数は 2.5倍に増加し、2万6000頭を超えている。住民からは、同地方の 15以上の地区、およびクラスノヤルスク市、ジェレズノゴルスク市、ゼレノゴルスク市において、ヒグマが居住地の境界内に侵入したとの報告が 120件以上寄せられている」と彼らは述べた。

捜査当局は、森林への立ち入りを避け、ロシアで人気の娯楽であるキノコやベリー摘みなどの森林での活動計画を延期するよう人々に警告した。

「大型の捕食動物に遭遇した場合、生き残る可能性はほぼゼロだ」と声明は述べている。

今月、クラスノヤルスク地方でクマに襲われて死亡した人の中には、39歳の男性木こりと、キノコ狩りに出ていた女性2人が含まれている。