世界で最も多くの死者を出した氷河の崩壊による災害

ネパール-チベットの氷河崩壊による洪水のすさまじい被害を見たとき「過去に氷河崩壊でここまでの規模の被害はなかったのでは」と思っていましたが、それより犠牲者の多い同様の催芽ははあったのですね。米ロイターの記事で知りました。





世界で最も多くの死者を出した氷河災害

reuters.com 2026/08/27

The world’s deadliest glacier disasters

ネパールと隣接するチベットのヒマラヤ国境地帯で水曜日(8月26日)、氷河の崩落により大規模な鉄砲水が発生し、多数が死亡、あるいは行方不明となっている。当局はさらなる犠牲者が出ることを懸念している。

以下に、歴史上最も多くの死者を出した氷河災害のいくつかを紹介したい。

1941年 – ペルー、ワラス

ペルー北部アンデス山脈の高地にあるワラス市は、氷河湖決壊洪水によって市街地の 3分の1が破壊され、推定 5000人が死亡した。これは、歴史上最も死者数の多い氷河湖決壊洪水の一つとして知られている。

1962年 – ペルー、ランラヒルカ

ペルー最高峰のワスカラン山から巨大な氷塊が崩れ落ち、わずか 7分間で 1000万立方メートルもの岩、氷、雪が山腹を滑り落ちた。これにより、ランラヒルカ村と近隣の集落が 12メートルもの泥と瓦礫の下に埋没し、推定 4000人が死亡した。

1970年 – ペルー、ユンガイ

マグニチュード7.9の地震によりワスカラン山の北壁が不安定になり、史上最悪の氷河災害が発生した。氷河の氷と岩の塊が時速 335キロもの速度でユンガイとランラヒルカの町に向かって突進し、両町を泥水で埋め尽くした。

この雪崩により推定 2万5000人が死亡し、地震による死者総数は 5万人を超えた。

1981年 – チベット、チレンマ県

中国とネパールの国境から 14キロ離​​れた氷河湖、チレンマ湖に、張り出した氷塊が落下し、巨大な波が氷堆積ダムを越えて押し寄せた。この衝撃で、約 2000万立方メートルの水、氷、そして瓦礫がネパールへと流れ込んだ。

この事故によりネパールでは推定 200人が死亡し、橋、道路、水力発電所、その他のインフラに最大 400万ドルの損害が発生した。

2021年 – インド、チャモリ

インドで 2番目に高い山であるナンダ・デヴィ山の近くにあるロンティ峰から大きな氷塊が崩れ落ち、岩石、塵、氷の破壊的な激流が谷底 1500メートルまで流れ下った。

それはインド北部ウッタラカンド州で大規模な鉄砲水を引き起こし、200人以上が死亡、村々が破壊され、2つの水力発電所が流された。