ディーゼル油の主要な輸出国はロシアだったのですが、ウクライナによるロシアのインフラへの攻撃が続く中で、ロシアは、「ディーゼルの輸出を停止」しています。これで、アメリカのディーゼルもひっ迫し始めると、世界的なエネルギーの問題にもつながりそうです。
世界的なディーゼル燃料不足が深刻化、米国からのディーゼル油輸出量が記録的な水準に達し、供給不足に苦しむ欧州へ殺到
zerohedge.com 2026/08/07
Global Diesel Crunch Deepens As Record US Distillate Exports Race To Supply-Starved Europe
世界的な供給逼迫を受け、先週、米国の留出油 (ガソリン、灯油、軽油)輸出量が過去最高を記録した。湾岸地域および周辺の海上交通の要衝における混乱に加え、ロシアのエネルギーインフラの一部を麻痺させたウクライナによる一方的なドローン攻撃は、アメリカ湾沿岸の米国の製油所や輸出ターミナルにとって大きな追い風となっている。
週の初めに、ゴールドマン・サックスのグローバル商品調査共同責任者であるサマンサ・ダート氏はブルームバーグTVに対し、「ロシア情勢は、我々にとって非常に懸念される点の一つだ」と述べた。
ダート氏は、「石油関連に関しては、ディーゼル油が現在最も脆弱な石油製品だと考えています。冬場の季節的な需要増だけでなく、供給面でも問題があります。戦争が起きているだけでなく、ロシアの製油所で起きていることも問題です。ロシアは通常、ディーゼル油の主要輸出国ですが、現在は輸出を制限しています」と警告した。
先月、ゴールドマン・サックスのアナリスト、ダーン・ストルイベン氏は「ディーゼル燃料は供給逼迫の中心にある」と警告した。
世界的な供給量が減少する中、アメリカ湾岸の米国エネルギー輸出業者が勝者として浮上し、先週は過去最高の 190万バレルを海外の顧客に出荷した。
出荷量は 5週連続で 1日150万バレルを超えており、最近の貨物は北西ヨーロッパの港湾に向かっている。
この地域は、ホルムズ海峡を経由した湾岸地域の製油所の操業停止や、ウクライナによるロシアの製油能力への攻撃によって引き起こされた世界的なディーゼル不足の中心地だ。
ディーゼル油輸出の急増に伴うトレードオフとして、米国の軽油在庫は 1996年以来の最低水準にまで減少しており、秋の需要急増期に向けて国内市場の逼迫リスクが高まっている。