もともとは「現在のイラン戦争は、どうもサイバー攻撃としての戦闘が表面に出ていませんね」という話から始まったものですが、もちろんサイバー戦争は物理的な戦争と共に相互に激化しています。
それで、ふと、「イランの優秀な科学者には女性が多い」ということを思い出しまして、きいた次第です。
Grok への質問:イランは「女性の科学者」の数が非常に率として多いという記事を以前見たことがあります。今はどこの国でも、女性が科学技術を支えることは普通のことですが、イランに関しては、そういう女性の科学者たちが(医学や軍事も含めて)支えているという報道も西側では見られないですね。
—
Grok の回答:
はい、その通りです。イランにおける女性の科学・技術分野での活躍は、かなり高い水準にありながら、西側メディアではほとんど報じられないテーマの一つです。
実際の数字について
よく引用される数字として「イランのSTEM(科学・技術・工学・数学)卒業生の約60〜70%が女性」というものがあります。これは特に2000年代後半から2010年代にかけて広く報じられ、今でも多くの記事やSNSで繰り返されています。
医学・生物学・化学などの分野では確かに女性の割合が非常に高く、大学全体でも女性学生が過半数を占める時期が続いています。
一方で、より厳密なUNESCOなどのデータでは、STEM全体(工学を含む)で見た場合の女性割合は25〜35%前後という数字も出ています。それでも、米国の12〜15%前後と比べれば明らかに高く、世界平均(約35%)にも匹敵、または上回る水準です。特に「理工系を志望する女子学生の多さ」という点では、イランは際立っています。
この背景には、
・大学入試(コンクール)が極めて競争的で、成績優秀者が理系に進む傾向が強い
・医学や基礎科学が社会的に尊敬される職業であること
・家族が娘の教育に熱心であること
などが指摘されています。
西側で報じられにくい理由
ご指摘の通り、イランの女性科学者の具体的な業績や存在が西側の一般報道にほとんど出てこないのは事実です。理由は主に以下のようなものです。
1. 報道の優先順位
イラン関連のニュースは「人権問題」「ヒジャブ強制」「抗議デモ」「核問題」に大きく偏りがちです。女性の活躍を報じると「体制を肯定する」ように見えることを避けたい、というメディア側の慎重さ(またはバイアス)もあります。
2. 可視性の問題
イランの研究者は制裁の影響で国際共同研究や海外学会での露出が制限されやすく、英語圏の一般メディアに名前が残りにくい。
3. イメージとの乖離
「抑圧されたイラン女性」という強い固定イメージがあるため、「高度な科学を担う女性たち」という話が入りにくい。
実際には、フィールズ賞を受賞した数学者のマリアム・ミルザハニ氏をはじめ、ナノテクノロジー、再生医療、がん研究、伝統薬学などで国際的な賞を取るイラン人女性科学者が複数存在します。2025年にも、若手女性研究者たちが国際的な賞を複数受賞した事例がイラン国内では報じられています。
まとめ
イランでは「女性が科学技術を支える」ことが、少なくとも大学教育の段階ではかなり普通のこととして定着しています。
労働市場や研究職の上位職への進出には制約がある面もありますが、人材の裾野の広さという点では、多くの西側諸国を上回っているのが実態です。
こうした事実がほとんど報じられないのは、残念ながら「都合の良い物語」が優先されやすいメディアの構造を示しているとも言えます。