先日、AIがすべての人間の音楽をカバーできるか? という可能性を Grok にきいて記事にしたのですが、特にスクラッチ音楽(ヒップホップのひとつのジャンル)に関して、AI は「できない」と言っていて、その理由として、以下を挙げていました。
・レコードを直接手で操作する感触
・クロスフェーダー(ミキサーのこと)やターンテーブルの物理的な動き
・ライブでの即興的なビートジャグリングやテクニックの組み合わせ
・観客との一体感や「失敗すら含めた人間らしさ」
この質問で挙げたロブ・スウィフトさんという音楽家は、まさにこの感じをすべて体現していまして(そして、このロブ・スウィフトさんの音は私が 30年近く前にはじめて出会ったヒップホップでもありました)、「人間と音楽」というものを今でも考えさせてくれるというのは、すごいなあと。
以下は、私が知るさらに前の 1994年 (32年前)の動画のようです。私がロブ・スウィフトさんを知ったのはこの約 5年後です。
先ほどの AI が言う「ビートジャグリング」というのは、表現としては正確ではないですが、以下の動画で、二枚のレコードをシンクロさせているのかしていないのかわからないような感じで、同調させていることです。
Rob Swift 1994
AI の言う「観客との一体感や、失敗すら含めた人間らしさ」等が体現されていると思います。失敗は人間にしかできないことなんですから。
なお、ここで象徴的に使われているのは、LL・クール・Jという人の「ロック・ザ・ベルズ」という 1985年の曲です。ほぼ 40年前の曲です。まだヒップホップという言葉も一般社会で認知されていたかどうかという時代です。
LL Cool J – Rock The Bells (1985)