ソフトバンクによるOpenAI向け60億ドルの信用融資獲得の試みが行き詰まる
japantimes.co.jp 2026/06/10
SoftBank’s attempt to get $6 billion OpenAI margin loan stalls

関係者によると、ソフトバンクグループが OpenAI 株を担保とした信用取引で少なくとも 60億ドル (約 9600億円)を調達するため、潜在的な債権者と協議を進めていたが、交渉は行き詰まっているという。これは、同グループが当初の目標額を100億ドルから引き下げてからわずか数週間後のことだ。
関係者によると、同社は様々な資金調達方法を検討しているという。関係者らは私的な事柄について話すため、匿名を希望した。また、後日、証拠金貸付を実施する可能性もあると付け加えた。
証拠金融資に関する協議がなぜ停滞したのかは不明だ。
借り手と債権者は様々な理由で資金調達に関する協議を一時停止したり再開したりすることがあり、ソフトバンクは計画の詳細を明らかにしていない、と関係者は述べた。事情に詳しい関係者によると、ソフトバンクはこの事態が発生する前に約 50億ドルの融資を確保していたが、それが口頭での約束だったのか書面での約束だったのかは不明だという。
ソフトバンクはコメントを控えた。同社の株価は水曜日 (6月10日)に一時 9.7%下落した。
ここ数カ月、ソフトバンクが OpenAI に 600億ドル (約 9兆6000億円)以上を投資することについて、市場では幅広い議論が巻き起こっている。これは、ライバル企業である Anthropic が最近大きな成果を上げたことを受け、一部の投資家が OpenAI の事業に疑問を抱いているためだ。ソフトバンク社内でも、この投資について不安を感じている幹部がいた。
以前、証拠金融資の提案を受けた潜在的な債権者の中には、OpenAIの ような非上場企業の評価額を算出することの難しさを懸念する声があった。関係者によると、ソフトバンクは5月、一部の潜在的な貸し手からの躊躇を受け、融資の当初目標額を 40%縮小したという。
より一般的に言えば、ソフトバンクには資金調達の選択肢がいくつかあるが、実際にそれらを利用するかどうかは不明である。それらの選択肢には、追加の社債発行や、保有する上場資産を担保とした借入などが含まれる。
同社が保有する株式には、AIブームの中で今年に入ってからそれぞれ197%と192%上昇したアーム・ホールディングスとインテルの株式が含まれる。