2021年の「ハンタウイルスの侵入を標的とする新規抗ウイルス化合物の同定」という論文で、こちらにあります。
内容はいろいろと難しいですが、簡単に書きますと「ハンタウイルスの侵入を阻止する」5つの天然化合物が同定され、そのうち、以下の 2つの化合物については、ハンタウイルス以外にも、複数のウイルスを阻害することが実験で確かめられたとあります。
まず、「エメチンニ塩酸塩」は、ハンタウイルス以外にも、エボラウイルス、ラッサウイルスなど、複数の危険なウイルスを阻害し、「テトランドリン」は、アンデスウイルス (現在のクルーズ船から感染が広がっているハンタウイルス)、エボラウイルス、ラッサウイルスに対して強力な効果を示したそう。
で、これらがどんな生薬かというと、調べてみますと、以下のようなものでした。
・エメチンニ塩酸塩 → トコン(吐根)という生薬に含まれている成分で、トコンとは、アカネ科の多年草だそう。
トコンの花と果実

Wikipedia
・テトランドリン → シマハスノハカズラなどツヅラフジ科の植物の根に含まれる天然のアルカロイドだそうです。
ハスノハカズラの果実

Wikipedia
テトランドリンは、清肺湯(せいはいとう)という漢方薬に含まれていると書かれている日本語の記事があります。
市販の漢方薬として、ツムラ清肺湯エキス顆粒とか、小林製薬のダスモックという製品がある模様。