ハードコアパンクバンドGAUZEのラストアルバムの最初の曲の歌詞を改めて聴いて

ガーゼ(GAUZE)は、初めて聴いてから 40年くらいになるのですかね。2022年に活動停止となりましたけれど、私にとっては、日本のバンドで継続的に聴いた数少ないハードコアパンクバンドではあります。

最後のアルバムが、2021年に出ていまして、その最初の曲の歌詞を聴いて「いつまでも優しい人たちだなあ」と、しみじみと感動した次第ですが、その歌詞です。ガーゼのメンバーも(みんなかどうかはわからないですが)肉体を使った仕事をしながら 40年以上バンドをしていたわけで、この「ムラカミ」という、おそらくは同じ仕事場にいたであろう人への思いを非常に感じます。

常に弱い人たち、あるいは自らを卑下している人たちに強いメッセージを送り続けていたバンドでした。もちろん、ハードコアパンクバンドとしての立場でも日本の頂点でもありました。以下の映像は、以前適度に作ったものです。

GAUZE – ムラカミという男 (2021年)

作業着姿のムラカミは
どこから見ても日本人じゃねえ

10年前に深センから
東川口にやってきたらしい

東京タワーの見える長屋に
一人で住んでると言っていた

23時間工場に居るから
多分それは嘘だろう

小汚ねえけどムラカミは
小汚ねえけど必死に生きてる

休憩部屋に椅子を並べ
3時間だけ眠ってる

便所と飯以外ずっと
最低時給で働いている

労基が何だか知らねえが
細けえ事に口出すな

品川あたりの見掛け倒しより

小汚ねえけどムラカミは
小汚ねえけど必死に生きてる

だけど金は持ってねえ
ほとんどどこかに送ってる

故郷に家族が居るらしいが
片言だから良く分からねえ

労基が何だか知らねえが
細けえ事に口出すな

品川あたりの見掛け倒しより

小汚ねえけどムラカミは
小汚ねえけど必死に生きてる

ムラカミに幸あれ

奴の覚悟に口出すな!