「コメの備蓄はあと15日分しかない…」というプレジデントの記事

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書かれているのは『世界で最初に飢えるのは日本』の著者である鈴木 宣弘氏です。




コメの備蓄はあと15日分しかない…高市政権の食料危機なのに備蓄を減らす”無策”が「令和飢饉」をもたらす

president.jp 2026/05/01

米備蓄は「あと15日分」

昨年の米騒動でも明らかになったように、米備蓄はむしろ少なすぎる。

日本の米備蓄は100万トンと決まっているが、昨年の米騒動で備蓄米を放出したため、現在は約30万トンまで減少している。これは日本の米消費量の約15日分でしかない。放出した備蓄米を最大15万トン買い戻すという報道もあったが、焼け石に水でしかない。

この状況でホルムズ海峡が封鎖され、原油・肥料の輸入が止まり、国内の米生産は打撃を受けているわけだ。

これは危機的状況であり、この状況が続けば、日本人は本当に飢えかねない。

それなのに、政府には、「米の国家備蓄に金をかけるのはもったいないから民間備蓄を増やす」という考えしかない。

国民の命を守るという視点がなく、ただただ農業予算を削りたいという発想で頭がいっぱいになっている。増やすべき米備蓄をむしろ減らそうとしているのは、危機的状況に逆行する愚策と言うほかない。

(中略)

国による「セルフ兵糧攻め」

こんな政策を続ければ、政府の愚策により国民が飢える結果になりかねない。それでは「セルフ兵糧攻め」だ。

今必要なのは、農家にもっと作ってもらい、備蓄も増やし、国産を増やして輸入を減らす政策だ。米の生産量に余裕があれば、小麦やトウモロコシの輸入が止まった場合に需要を代替することもできる。

中国は約1.5年分を備蓄している。一方、日本の米備蓄100万トンは国内消費量の1.5カ月分に過ぎない。

もし日本で1年分の米を備蓄するには、あと700万トンは備蓄しなければならないのだ。そのコストは「もったいない」のではなく、いざという時に命を守る安全保障・国防のコストだ。

アメリカから在庫処分のような武器を大量に買うのに巨額を使うくらいなら、まずこうしたところにきちんとお金をかけるべきである。それこそが本当の国防だろう。