[調剤薬局倒産は過去最多を更新]という報道

 

(※) 参考記事 冬の病の季節に向かう中で「日本から医薬品が過去最悪レベルで消えている」ことを知る (In Deep)


調剤薬局倒産は過去最多を更新、東京商工リサーチ 11月までの負債総額は約29億円で過去最大

医療介護 CB News 2021/12/27

東京商工リサーチ(TSR)は24日、2021年1-11月の「調剤薬局」の倒産が26件となり、04年の集計開始から年間最多だった17年の17件を大幅に上回ったと発表した。

負債総額も、11月までの累計は過去最大の28億9,600万円(前年同期8億4,600万円)となり、負債10億円以上が1件(前年同期ゼロ)発生したほか、中規模の多発が負債を押し上げたとしている。

TSRは、オミクロン株などの感染が再拡大すると、受診控えの再来も危惧され、「22年も調剤薬局の倒産は高止まりが現実味を帯びている」との見方だ。

一方で、アインホールディングスの21年5-10月の中間連結決算は、処方箋の枚数が回復し、売上高は前年同期比5.2%増の1,529億7,200万円と増収を確保するなど、調剤大手の売上高は回復を見せていて、「調剤薬局がひと息つく可能性も出てきたが、小・零細規模の苦境は構造的に解消が難しい」と、TSRは指摘している。