中国政府が主要経済指標の発表を停止





中国における貿易戦争の影響は謎に包まれている。北京は主要経済指標の発表を停止した

legalinsurrection.com 2025/05/06

Trade War Fallout in China a Mystery; Beijing Stopped Reporting Key Economic Data

先週、中国外務省は「決してひざまずくな!」と題するビデオを公開した。

中国当局者によると、「いじめっ子(米国)に屈するのは、喉の渇きを癒すために毒を飲むようなもので、危機を深めるだけだ」という。

中国全土で「生産停止と雇用削減」による労働者の不安が高まっているという報告や、ゴールドマン・サックスが最大 1600万人の中国人がまもなく失業する可能性があると警告しているにもかかわらず、中国は米国との貿易戦争に自信を見せ続けている。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙は 、中国政府が 2022年に重要な経済データの公表を控え始めたと報じた。それは同国の経済が「過剰債務、不動産市場の崩壊、その他の問題の重圧の下で」停滞し始めた頃とほぼ同時期だった。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、中国共産党はもはや失業率、企業信頼感指数、土地売買、外国投資データ、火葬など「数百のデータポイント」に関するデータを提供していない。

明らかに、こうした情報の欠如により、貿易戦争が経済に与える影響を定量化することがますます困難になっている。

もちろん、政府が発表するデータでさえ、懐疑的に見るべきだ。なぜなら、プロパガンダは 1世紀以上にわたり中国当局の好む手段だからだ。例えば、北京は 2024年の GDP 成長率を 5%、2023年は 5.2%と発表しているが、一部のエコノミストは、実際の結果を「最大 2~ 3%」誇張していると考えている。

先月、フォックス・ビジネス・ニュースの司会者マリア・バルティロモ氏との議論の中で、中国専門家のゴードン・チャン氏は、実際の成長率はゼロに近いと示唆した。

中国の透明性の欠如により、アナリストたちは中国の経済状況を把握するために、映画興行収入、夜間照明の強度に関する衛星データ、セメント工場の稼働率、大手電力会社の発電量といった代替指標を検討せざるを得なくなっている。

中には、中国の IT 大手百度(バイドゥ)などの民間企業が運営する地図サービスからの位置データを解析し、経済活動を推し量るアナリストもいる。

ある経済学者はウォール・ストリート・ジャーナルに対し、「中国のサービス部門の健全性を評価するには、突然店を閉めて利用者の会費を持って逃げ出すジムや美容院のオーナーに関するニュース記事の数を数えている」と語った。