インド政府が、国内のパキスタン人に「48時間以内の国外への退去」を命じる。ビザの発給も完全に停止

以下で取りあげましたインド・カシミールでのテロを受けての決定のようです。

(参考記事) インド領カシミールで武装集団が「観光客」を銃撃。少なくとも26人が死亡。負傷者の多くも重体
BDW 2025年4月23日





インドはパキスタン国民に48時間以内の退去を命じ、インダス川水域条約を停止

Daily Pakistan 2025/04/23

India orders Pakistani citizens to leave within 48 hours, suspends Indus Waters Treaty

インドのメディアは、パハルガム襲撃事件後の治安問題を防ぐ予防措置として、インド在住のパキスタン国民は 48時間以内に国外退去するよう指示されたと報じている。

この発表はインド外務省報道官による記者会見の中で行われ、報道官はインダス川水利条約の停止も宣言した。さらに、パキスタン国民に発給されたすべてのビザは取り消された。

インド政府は、占領下のカシミールにある人気の観光地で前日、武装勢力が観光客に向けて発砲し、26人の観光客が死亡した事件を受けてこの決定を下した。

さらに、インドはパキスタン国民に対して SAARC (南アジア地域協力連合)の枠組みに基づいて発行されたビザを停止した。

広報担当者はさらに、パキスタンに居住するインド国民は 5月1日までにアタリ国境検問所を経由して帰国しなければならないと述べた。

インドはまた、パキスタン高等弁務官事務所の陸軍、海軍、空軍顧問全員を「好ましくない人物」と宣言し、自国の防衛武官をパキスタンから召還した。

インド駐在のパキスタン高等弁務官事務所の全職員は、パキスタンに帰国するまで 7日間の猶予を与えられた。

さらに、インドは 5月1日までにパキスタン駐在の外交官を 55人から 30人に削減すると発表した。