カリフォルニア州にある世界最大のバッテリー貯蔵施設で大きな火災が発生

カリフォルニア州、続きますね…。





カリフォルニア州リチウム電池工場の火災による煙が大気汚染への懸念を呼ぶ

AP 2025/01/18

Smoke from fire at California lithium battery plant raises concerns about air quality

北カリフォルニアにある世界最大のバッテリー貯蔵施設で 1月17日に火災が発生し、有毒な煙が大気中に放出された後、くすぶり続け、最大 1,500人が避難した。この火災は、まだ歴史の浅いバッテリー貯蔵業界にも衝撃を与えた。

モスランディングのヴィストラ・エナジー・リチウム電池工場で発生した火災は、16日に大きな炎と大量の煙を発生したが、17日までに大幅に鎮火したとモントレー郡北郡消防保護区のジョエル・メンドーサ消防署長は述べた。ヴィストラ・エナジー社はテキサス州に拠点を置いている。

負傷者の報告はないが、住民は有害なガスが大気中に放出されることを懸念している。

サンフランシスコの南約 160キロにあるバッテリー貯蔵施設の火災による影響は始まったばかりだった。

「これは単なる火災ではなく、業界に対する警鐘だ。持続可能なエネルギーを推進していくためには、安全なバッテリーシステムを導入する必要がある」とモントレー郡監督官グレン・チャーチ氏は 17日朝の記者会見で述べた。

バッテリーストレージは、太陽が照っていないときや風が吹いていないときにクリーンな電気を送電網に供給するために不可欠であると考えられており、ここ数年でようやく大量に使用されるようになった。

しかし、バッテリーはほぼすべてリチウムでできており、「熱暴走」する傾向がある。つまり、発火して非常に高温で燃え、有毒ガスを放出する可能性があるのだ。

モントレー郡緊急事態管理局長ケルシー・スキャンロン氏は記者団に対し、火災により大気中にフッ化水素が放出されたことは懸念すべきことだと語った。

アメリカ疾病管理予防センターは、フッ化水素ガスは目、口、喉、肺、鼻を刺激する可能性があり、ガスに過度にさらされると生命に関わる可能性があると述べている。

住民らは 17日早朝に開かれたモントレー郡監督委員会の緊急会議で空気の質に対する懸念を表明した。

この火災の原因は不明だ。鎮火後、調査が開始される。