「戦争でガザの子どもたちの言語障害が著しく増加している」という国連報告





ガザ戦争で子どもの言語障害が増加:国連

middleeastmonitor.com 2024/09/23

Gaza war increasing speech disorders among children: UN

国連は、イスラエルの戦争が続くことで生じる恐怖と不安により、ガザ地区の子どもたちの間で言語障害が著しく増加していると警告した。

国連は昨日ウェブサイトで発表した声明で、容赦ない爆撃と広範囲にわたる破壊が深刻な精神的ストレスを引き起こし、子どもたちの発話能力に影響を与えていると説明した。

国連は、デイル・アル・バラのアル・ザワイダ西部にある避難民のための仮設キャンプで働く言語療法士のアミナ・アル・ダフドゥー氏の言葉を引用し、「キャンプの子ども 10人中 6人が現在、言語障害に苦しんでいる」と警告した。

「吃音が最も増加している問題です」と彼女は付け加えた。

アル・ダドゥーフ氏は、このキャンプだけで 50人以上の子どもたちを治療しており、他のキャンプでも彼女のサービスの需要が高まっていると述べた。

国連は、言語障害は子どもに限ったことではなく、ガザ地区のあらゆる年齢の人々に影響を及ぼし、戦争が終わればさらに顕著になる可能性があると強調した。

同組織はまた、同地域の 100万人以上の子どもたちに対する心理社会的支援が緊急に必要であると強調した。

同組織は、戦争がガザの子どもたちの精神的、身体的健康に深刻な影響を与えていることを強調し、その影響が全世代に及ぶ長期的影響をもたらすと警告した。